電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

Innocent Insects

2005年02月23日 | 雑感
たぶんムカデです。足があるのでWormではない
タイの遺跡で見かけたムカデ
カンボジアの遺跡でも見つけた

虫は 旅をしない。
恐らく 興味もないだろう。
一時間に数センチ 数メートルしか移動しない

だけど
長い年月と世代を超え旅をした。


地球(テラ)へ

2005年02月18日 | その他
バイヨン顔どアップ ちょっと馬鹿にした笑いに見えるけど今回は、旅と関係ない記事です。

gooのスタッフブログを覗くと、

gooブログ(無料版)30MB→3GB
gooブログアドバンス(有料版)300MB→1TB(テラバイト)

と容量が大幅増量したそうです。テラバイトって信じられないですね・・・。
ちなみに 今 自分はアドバンスなんですが、無料体験中だったし、自分のブログがどれくらい検索で引っ掛かってくれるかなどなど、大体傾向がわかったので、また無料版に戻す予定です。

 このブログを始めようと思ったとき、このgooとエキサイト迷いましたが、写真をいっぱい貼りたかったのでエキサイトにしようと決めました。というのは、当時gooの「ブログの使い方」を見ると 画像は一つの記事に1枚しか貼れません というようなことが書いてあったし、現実 gooのいろいろなブログを覗いても(当時 自分が見た限りでは)皆 1枚しか貼っていなかったから、gooではマズイなぁと。
 オーストラリアの旅日記から書こうと思っていたけど、あまりに膨大なのでとりあえず1ヶ月と旅の期間が短い東南アジアだけの分を先に仕上げてしまおう、それで本命のエキサイトはオーストラリア版用にして、gooでとりあえず公開し、あとでエキサイト版に追加しようと・・・。
 
 初めは、1日の日記でも記事を3~5つ分割して書いてましたが、途中で写真を何枚も貼り付けられることを教えてもらい、現在のスタイルになったものです。

 ちなみに今 「ブログの使い方」を覗くと、いつのまにか説明が誤解が少ないように訂正されてます。HTMLタグの一覧も追加されています。さすがgoo。でもまったくHTMLの知識が無い人がこの一覧をみてもわかんないんじゃないかなぁ・・・例えば<img width="写真の大きさ450など" alt="写真の名前やコメントなど">(←<>は半角にして下さい)
と例を示さないと分からないと思います。(↑これでも不親切か・・・)

画像貼り付けに関しては、以前、えっけんさんに紹介してもらった、Oui! monsieur! ~むっしゅの戯言~とほほのWWW入門が参考になります。

 容量節約の為と閲覧者の負荷を減らす(といってもダイヤルアップでは辛いと思いますが)為、Photoshopで写真1枚の容量を下げ(画質を落とし、大きさも当然縮小 大きく見せたい写真は横幅450 それ以外は250)でちびちび貼って現在8.1MBです。一応、次に海外旅行に行く時、用に容量を余計に節約したのですが、余裕が無いので 次の旅行の時は他のブログに移ろうと考えていましたが、もうその必要もなくなりました。
 容量が余裕がでたので、時間がある時、過去の記事に写真を追加していこうかな。

 gooのスタッフブログには、ちゃんとスタッフの名前が入って責任感がある感じするし、結構頻繁にいろいろなところを改善してくれているので好感触です。最近、微妙にトラブルがありますが、別に我慢できるレベルです。
「孫の代まで付き合えるブログサービス」がgooブログの合言葉らしいです。孫の代まで自分がブログをやっているとは思えませんが(わからんけど)、もう他に移ることはないでしょうね。

 ちなみに記事タイトルは 10の12乗を表す「tera-」と大地などを意味する「terra」(ラテン語が語源?)をかけたもの。どうでもいいですが・・・。

枠という制限

2005年02月12日 | 雑感
以前紹介した写真ですが・・・
物事には「制限」があるからおもしろい。

それは時に、レギュレーション・ルール・掟などと呼ばれる。

サッカーは、手を使えない、唯一手を使うことを許されているキーパーもある特定のエリア内でのこと。
ボクシングは、足で攻撃できない。
マンガは、紙という媒体上、全て静止画(アニメの様に動いていないという意味)であり音も出せない。基本的に白と黒のみで表現しなければいけない。
ガシャポンは商品をカプセルの中に入る大きさにしなくてはいけない。
シャア・アズナブルは、目立つモビルスーツしか乗ってはいけない・・・etc.


前置きは置いといて

自分は 日本の昔の木造建築の「開口部から見る庭の景色」が好きである。
「無彩色」の「閉鎖空間である室内」から見る風景に 「四季の色」と「開放感」を感じるから。
「枠」という制限があることで 浮き出てくるもの、感じるものがある。

 旅に出る前は、「枠」のある景色は日本のものと決めつけていたが、アジアで時々それに近い景色に出くわした。
 バンテアイ・クディの門の内側からみたスラ・スランの景色がそれ。強い日差しで開口部が黒くなり、向こう側の青空や緑の彩度を際立たせている。無性に「向こう側」へ行きたくなる。

 組積造である石の建築では、開口部の幅を確保できない性質上、どれも縦長の開口部となる。しかも対象物までの距離が遠い為、地面・建造物・空を同時に眺めるかたちとなる。
 しかし、日本のそれは、独特のものだ。開口部を大きくとれるため景色は横長となり、また京の町屋の庭などのように対象物があまりにも近い。日本建築は座して低い位置から景色を見ることがほとんどだが、それでも地面はおろか空さえも見えない場合が多い。

 大学在学中、特別に京都の茶室などを研究している教授の講義を聴いたことがある。
 そのとき、教授は「私は 竜安寺石庭なんて全然いいと思わない」と言っているのを聞き、驚いたことがある。理由は、日本の伝統的(本来の)な建築というのは庭を建物に対し「北」に位置するように設計する、それに対し、竜安寺のそれは「南」にあるのでダメだ、というのである。
 ここで現代人の自分達の感覚からすれば、「えっ、庭は南がいいでしょ」と思う。多くのヨーロッパの庭園は「南」だし、現代の日本の住宅において、庭は「南」にあった方がいいというのがほぼ常識化している。
 太陽は南側を通って物体に光そのもの、植物には生命エネルギーを与える。だから物体に対し北側が「陽」南側が「陰」となる。植物に対して言えば南側が「生」北側が「死」となる。簡単に言ってしまえば南側が「表」北側が「裏」となる。
 竜安寺石庭は、「裏」をありがたがって眺めるための装置になってしまっているが、本来、日本建築というのは、庭を北に配し、「表」を楽しむ為にできているのである。

 それに加え、現在の和室などは、柱や梁が白木(何も塗っていない肌色の木)が使われているが、本来の日本建築に使われている木材は漆を塗り こげ茶(もしくは黒)色になっている。
 また室内の壁は地味な無彩色の材料で作られている。これらのことは、室内を暗くし(色の存在を消す)、外部の景色を際立たせる為に働く。

古来の日本人は「枠」という制限を意図的に操っていたのだ。

遠いカンボジアのバンテアイ・クディを見て、思い出した。

ジャカルタネコ事情?

2005年02月09日 | 雑感
ジャカルタネコ
 初めての東南アジア、ジャカルタ。
 
 けたたましいバイクやバジャイの爆音、観光客を見るとやたらと声をかけてくる商人やバイタクオヤジ達。喧騒な道路の脇に粗末な材料でつくった家に住む人々。ゴミもいたるところに散乱している。どこへ行っても落ち着かない。

 そんな街中で 頻繁にネコを見かけた。
 
 写真は、モナスの公園にいたネコ。

 しかし、どのネコをみても子猫だ。大人のネコがいない。それともコレがインドネシアのネコの標準サイズなのか?大人サイズのネコは食料に?まさかねぇ・・・

油断できないカンボジアのコンビニ

2005年02月05日 | 雑感
毎日宝って 何が? カンボジア シェムリアップのタケオゲストハウスよりあるいて1,2分のところにコンビニがある。カンボジアにまさかコンビニがあるなんて と驚いた。入ってみると 結構 品数が充実している。

 そこで見つけたのが左の写真の商品。
 
 イチゴのジュースのようだが・・・。見る人が見れば分かってしまうが、日本のアニメ「ガンダムW(ウィング)」の主人公ヒイロ・ユイである。本物とは着ている服が違うし、ゴーグルなんてしてないんだが、これで別のキャラクターだと言いたいんだろうか。
 この時は気付かなかったが、「毎日宝」って カンボジア人が読めるんだろうか・・・。平気でキャラをコピーする、漢字 ということから中国産ということが判断できる。


 オールドマーケットは行ったのだが、この「セブンイレブン もどき」(ブログ 地球のどこか片隅で)のコンビニには気付かなかった。本当に油断も隙もありませんね。

この辺りも アジアの面白さ なのカナ。

クレクレ詐欺

2005年02月01日 | 雑感
 東南アジアは、たった1ヶ月しか旅してないが、いろいろな詐欺(またはそれに準じるもの)に遭遇した。
これをそうじて「クレクレ詐欺」と呼んでみる。
 
 体験談とともに(日記と被っているけどご了承を)大きく4つに分類してみた。



●「初心者詐欺」
・・・これは、現地のことを何も知らない初心者をだます詐欺。これは値段だったり地理的なことだったり。
 これは現地の相場を知っておいたり、地図を持っているだけでかなり防げる。

 ジャカルタの空港で、バスに乗ればよかったのに、つい個人タクシーの勧誘の声に誘われ、空港→ジャカルタ中心部へのタクシーを通常の3倍ぼられた。これは、運転手との交渉で彼が値段にThousand(1000リエル)を省略して言っていた。自分のしょうもない勘違いして騙された(完全に舞い上がっていた、自分も悪い)。6月23日
 でも最初にコレをやられたので以後は基本的に詐欺には引っかかっていない。それ以降は、近づいてくる現地人には、いつもこんな顔(" ̄д ̄)で疑ってかかることになる。

 アユタヤの駅近くで話し掛けてきたP.Uゲストハウスのおばさん。P.Sゲストハウスのことを尋ねると「あそこは潰れた」とウソを言う(本当は移転しただけ)。7月8日

 アユタヤでP.S.ゲストハウスを探していると、バイクタクシーのおやじが割り込み「Too far、1km!」と言った。20メートル先にゲストハウス発見7月8日

 スコータイのバスターミナルで、「Garden G.H」の紙(ラミネート加工されている)を持っていたので信用したら、従業員ではなかった。しかもタダだといっていたのに20B(約54円)を要求。後にここ「Garden G.H」はドライバーにコミッション(仲介料)を払っていることが判明。7月10日
 
 証拠は無いが、看板などに宿泊料が書いていないアジアの宿は、客によって値段を変える。料金表がプラスチックのケースに入っていて差し出される場合があるが、こんなもの何枚も用意できる。都合よく「今は乾季だから」とか「旅行シーズン」だからという理由で値上げしたりもする。

(友達の話)
 女の子の一人旅、バンコクの日本人が受け付けている旅行会社で買ったホーチミン→シェムリアップの飛行機でシェムリアップに到着した時、ある男に声を掛けられ、「(バンコクの旅行会社の日本人の名前)が心配していた。彼に言われて迎えに来た、ホテルまでの料金はタダ」と声をかけられ、ホテルに連れて行く。そして、ホテルの宿泊料をボラれたことは言うまでも無い。
 ネットとかの他の人の旅行記なんかを見てみると、空港→シェムリアップ中心部へはバイタクで1ドルのようだ。移動代タダにつられると、結局 別のところでボラれる。ちなみにこの友達が連れて行かれたホテルは、僕が最初に泊まった「FUNAN ANGKOR PALACE」である・・・。

(良くある体験談)
 トゥクトゥクやバジャイなど数人が乗れる乗り物における詐欺。例えば、2人行動していて目的地までの値段交渉をして、100B(バーツ)となったとする。そして、目的地に着いた時に、1人あたり100Bだ、と言う。こっちはてっきり2人で100Bと思っていたのに・・・ という詐欺。こういう場合、最初の交渉で自分を指差し「50B」、友達指差し「50B OK?」とすれば大丈夫。

 インフレな国は、お札にゼロが沢山あるので、買い物した時のおつりでゼロを1個ごまかされる。別に悪気がなくて 単純に計算が弱くてお釣りを間違える場合もあるけど・・・。




●「親切・善意詐欺」
・・・親切でしてくれたと思った後・善意と思ってした後や当初 当然無料と思っていた後など、お金を払わされること。

 バイヨン寺院で、仏陀像のあるところでお坊さんっぽい人が線香を差し伸べてくるのでそれを受け取り、お祈りすると、何枚かお金の置いてある箱を指差し、寄付をせがむ。
 この寄付で欧米人なんかは1ドル札を置いたりしている。こんな少ない労力であっという間にお金が集まる。(参考として・・・カンボジアのバイクタクシーは1日チャーターで5ドルほど)頭丸めて善人顔するだけでお金儲けできるなんて・・・。

 確かプレ・ループだったかな、遺跡の高い階段を上り、頂上に着くと、ある男が立ち上がり手招きする。そして指を指すので、見てみると、遠くの森の影からアンコールワットが見える。そしてまた少し移動して手招きする。ここでピンときて自分は立ち去ったが、あのまま「ガイド」を親切に受けていると最後に「金クレ(ガイド料)」と言われるのだろう。

シェムリアップの一ノ瀬泰造の墓で、まったりとした時間を過ごした後、(小川直也似の)男に強制的に「1ドル払え」と言われる。一同( ゜д゜)ポカーン・・・7月18日



●「誘導詐欺」
・・・流暢な英語や日本語で言葉巧みに、お店などに誘導していくこと

 インドネシアのジョグジャで、「カフェの男」に誘導される。そこは絵画屋さん(バティック工房というのかな?)で、絵の説明を丁寧にされ、お茶まで出される。今この絵を書く実演をするから見ていけと言うが断った。実演をされて長い間「親切」を受けると(日本人は特に)情に流され絵を買ってしまう。「親切詐欺」との合わせ技6月26日

 インドネシアのジョグジャの王宮を見ていると、無料のガイドと称し王宮の外に連れ出した後、自分のギャラリーに誘導する。6月28日

 詐欺とはいわないが、ボロブドゥール遺跡のツアーの後、「銀細工工房」に連れて行く。最初からスケジュールに入っていたからいいけど、ここに結構たっぷり時間を取る、こんなことなら遺跡の見学時間をもっと欲しかった。6月27日

 これも詐欺とはいわないが、バンコク→シェムリアップ間で、バスなど乗り物のチェンジと称して、待合所やレストランでやたらと時間をかける。これは高くてもそこの料理や水を買わなくてはいけない状況にもっていく。

(友達の話)
 バンコクで乗ったトゥクトゥクのドライバーに連れられていった旅行会社に、ホテル代・ツアー代・列車代などいろいろセットにされた金額を信じ買ってしまう。
 まず自分が要求していないのにドライバーが連れて行く店やホテルにはコミッション(仲介料)が入るようになっている。それだけボルということだ。




●「脅迫詐欺」
・・・これはボラていることが分かっていても、それに従わざるおえない状況に持っていかれること。

 これは、mlsenyouさんのブログ橙色の豚で体験談が載っています。(僕もその場にいたらタツノリ同様叫んだ後おとなしく払うでしょう。)
 ピックアップトラックに乗り、かなり進んだ後、料金徴収。最初の提示金額よりアップしている。まわりに逃げ場は無く、のちに来るトラックを捕まえても、足元みられてボラレルだろう。だからここで払うしかしょうがない。またアップ金額が数100円程度という「まあいいか」と思う値段設定が巧妙。迷っていても他の乗客が払いはじめてしまえば既成事実化してしまう。ホテルなどの(犯人が)特定されるもの(評判が悪くなりすぎると客が来なくなる)と違い、こういうトランスポートはやりたい放題だ。嫌な思いをされても、(大抵 旅人は二度と同じルートは通らないわけだし)結果的に儲ける事ができればそれでいいのである。




●最後に
 こういうのは、前もって、体験談や現地相場などを知っていれば多くの場合、防ぐことができるので、参考にしてもらえると幸いです。(自分も 他の人の詐欺体験談聞きたい・・・。)

 現地の相場については「地球の歩き方」に結構いろんな値段が書いてあるので、前もってチェックしておく(しかし入場料なんかは、常に変動があるので参考までに)。
 ちょっとボラれていると分かっていても所詮10~300円程度のことなので、払うか払わないかはそのときの気分と体調による。でも悪質なのは断固拒否するか相手にしない。