東南アジアは、たった1ヶ月しか旅してないが、いろいろな詐欺(またはそれに準じるもの)に遭遇した。
これをそうじて「クレクレ詐欺」と呼んでみる。
体験談とともに(日記と被っているけどご了承を)大きく4つに分類してみた。
●「初心者詐欺」
・・・これは、現地のことを何も知らない初心者をだます詐欺。これは値段だったり地理的なことだったり。
これは現地の相場を知っておいたり、地図を持っているだけでかなり防げる。
ジャカルタの空港で、バスに乗ればよかったのに、つい個人タクシーの勧誘の声に誘われ、空港→ジャカルタ中心部へのタクシーを通常の3倍ぼられた。これは、運転手との交渉で彼が値段にThousand(1000リエル)を省略して言っていた。自分のしょうもない勘違いして騙された(完全に舞い上がっていた、自分も悪い)。
6月23日
でも最初にコレをやられたので以後は基本的に詐欺には引っかかっていない。それ以降は、近づいてくる現地人には、いつもこんな顔(" ̄д ̄)で疑ってかかることになる。
アユタヤの駅近くで話し掛けてきたP.Uゲストハウスのおばさん。P.Sゲストハウスのことを尋ねると「あそこは潰れた」とウソを言う(本当は移転しただけ)。
7月8日
アユタヤでP.S.ゲストハウスを探していると、バイクタクシーのおやじが割り込み「Too far、1km!」と言った。20メートル先にゲストハウス発見
7月8日
スコータイのバスターミナルで、「Garden G.H」の紙(ラミネート加工されている)を持っていたので信用したら、従業員ではなかった。しかもタダだといっていたのに20B(約54円)を要求。後にここ「Garden G.H」はドライバーにコミッション(仲介料)を払っていることが判明。
7月10日
証拠は無いが、看板などに宿泊料が書いていないアジアの宿は、客によって値段を変える。料金表がプラスチックのケースに入っていて差し出される場合があるが、こんなもの何枚も用意できる。都合よく「今は乾季だから」とか「旅行シーズン」だからという理由で値上げしたりもする。
(友達の話)
女の子の一人旅、バンコクの日本人が受け付けている旅行会社で買ったホーチミン→シェムリアップの飛行機でシェムリアップに到着した時、ある男に声を掛けられ、「(バンコクの旅行会社の日本人の名前)が心配していた。彼に言われて迎えに来た、ホテルまでの料金はタダ」と声をかけられ、ホテルに連れて行く。そして、ホテルの宿泊料をボラれたことは言うまでも無い。
ネットとかの他の人の旅行記なんかを見てみると、空港→シェムリアップ中心部へはバイタクで1ドルのようだ。移動代タダにつられると、結局 別のところでボラれる。ちなみにこの友達が連れて行かれたホテルは、僕が最初に泊まった「FUNAN ANGKOR PALACE」である・・・。
(良くある体験談)
トゥクトゥクやバジャイなど数人が乗れる乗り物における詐欺。例えば、2人行動していて目的地までの値段交渉をして、100B(バーツ)となったとする。そして、目的地に着いた時に、1人あたり100Bだ、と言う。こっちはてっきり2人で100Bと思っていたのに・・・ という詐欺。こういう場合、最初の交渉で自分を指差し「50B」、友達指差し「50B OK?」とすれば大丈夫。
インフレな国は、お札にゼロが沢山あるので、買い物した時のおつりでゼロを1個ごまかされる。別に悪気がなくて 単純に計算が弱くてお釣りを間違える場合もあるけど・・・。
●「親切・善意詐欺」
・・・親切でしてくれたと思った後・善意と思ってした後や当初 当然無料と思っていた後など、お金を払わされること。
バイヨン寺院で、仏陀像のあるところでお坊さんっぽい人が線香を差し伸べてくるのでそれを受け取り、お祈りすると、何枚かお金の置いてある箱を指差し、寄付をせがむ。
この寄付で欧米人なんかは1ドル札を置いたりしている。こんな少ない労力であっという間にお金が集まる。(参考として・・・カンボジアのバイクタクシーは1日チャーターで5ドルほど)頭丸めて善人顔するだけでお金儲けできるなんて・・・。
確かプレ・ループだったかな、遺跡の高い階段を上り、頂上に着くと、ある男が立ち上がり手招きする。そして指を指すので、見てみると、遠くの森の影からアンコールワットが見える。そしてまた少し移動して手招きする。ここでピンときて自分は立ち去ったが、あのまま「ガイド」を親切に受けていると最後に「金クレ(ガイド料)」と言われるのだろう。
シェムリアップの一ノ瀬泰造の墓で、まったりとした時間を過ごした後、(小川直也似の)男に強制的に「1ドル払え」と言われる。一同( ゜д゜)ポカーン・・・
7月18日
●「誘導詐欺」
・・・流暢な英語や日本語で言葉巧みに、お店などに誘導していくこと
インドネシアのジョグジャで、「カフェの男」に誘導される。そこは絵画屋さん(バティック工房というのかな?)で、絵の説明を丁寧にされ、お茶まで出される。今この絵を書く実演をするから見ていけと言うが断った。実演をされて長い間「親切」を受けると(日本人は特に)情に流され絵を買ってしまう。「親切詐欺」との合わせ技
6月26日
インドネシアのジョグジャの王宮を見ていると、無料のガイドと称し王宮の外に連れ出した後、自分のギャラリーに誘導する。
6月28日
詐欺とはいわないが、ボロブドゥール遺跡のツアーの後、「銀細工工房」に連れて行く。最初からスケジュールに入っていたからいいけど、ここに結構たっぷり時間を取る、こんなことなら遺跡の見学時間をもっと欲しかった。
6月27日
これも詐欺とはいわないが、バンコク→シェムリアップ間で、バスなど乗り物のチェンジと称して、待合所やレストランでやたらと時間をかける。これは高くてもそこの料理や水を買わなくてはいけない状況にもっていく。
(友達の話)
バンコクで乗ったトゥクトゥクのドライバーに連れられていった旅行会社に、ホテル代・ツアー代・列車代などいろいろセットにされた金額を信じ買ってしまう。
まず自分が要求していないのにドライバーが連れて行く店やホテルにはコミッション(仲介料)が入るようになっている。それだけボルということだ。
●「脅迫詐欺」
・・・これはボラていることが分かっていても、それに従わざるおえない状況に持っていかれること。
これは、mlsenyouさんのブログ
橙色の豚で体験談が載っています。(僕もその場にいたらタツノリ同様叫んだ後おとなしく払うでしょう。)
ピックアップトラックに乗り、かなり進んだ後、料金徴収。最初の提示金額よりアップしている。まわりに逃げ場は無く、のちに来るトラックを捕まえても、足元みられてボラレルだろう。だからここで払うしかしょうがない。またアップ金額が数100円程度という「まあいいか」と思う値段設定が巧妙。迷っていても他の乗客が払いはじめてしまえば既成事実化してしまう。ホテルなどの(犯人が)特定されるもの(評判が悪くなりすぎると客が来なくなる)と違い、こういうトランスポートはやりたい放題だ。嫌な思いをされても、(大抵 旅人は二度と同じルートは通らないわけだし)結果的に儲ける事ができればそれでいいのである。
●最後に
こういうのは、前もって、体験談や現地相場などを知っていれば多くの場合、防ぐことができるので、参考にしてもらえると幸いです。(自分も 他の人の詐欺体験談聞きたい・・・。)
現地の相場については「地球の歩き方」に結構いろんな値段が書いてあるので、前もってチェックしておく(しかし入場料なんかは、常に変動があるので参考までに)。
ちょっとボラれていると分かっていても所詮10~300円程度のことなので、払うか払わないかはそのときの気分と体調による。でも悪質なのは断固拒否するか相手にしない。