電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年2月11日(土) ひたすらの列車移動

2011年02月11日 | '06南米旅行記
ペルー・クスコ ペンション八幡
6:00AM起床。目覚ましの前に起きた。隣のじいさんはトイレに起きたりしていたようだ。挨拶をしても無視される。まったく・・・。
シャワーを浴び、部屋に戻るとまたじいさんが寝ていたので、荷物を部屋の外に出しながらパッキング。

7:00AM頃、宿を出発。
歩いて市場に行き、いつもの入口角のおばさんからパンを買おうかと思っていたが今日は同じパンを兄ちゃんが売っていた。奥のパン屋で1sol分(6つくらい)と外の兄ちゃんから一つ(20sol)購入。タクシーを捕まえワンチャック駅へ(2sol)。

チケットオフィスに入ると10人くらい並んでいた。
このままだと8:00AM発のプーノ行きの列車に間に合わないので、順番を見張っている背の高いスーツの兄ちゃんにその旨を伝えると順番を抜かして、まだデスクについていない兄ちゃんを説得したあと、すぐにチケットを買わせてくれた。ありがたい。17USD。

もしチケットを買えなければ、バスで行っても良かったがこれは電車で行けということだ。バスは6時間ほど、電車で行くと10時間かかる。値段も電車のほうが高い。しかし旅情を味わうには断然電車だ。

ペルー・ペルー鉄道
チケットを買い、荷物を預け、すぐにホームへ。

ペルー・ペルー鉄道

ペルー・ペルー鉄道
車内は向かい合わせの席に真ん中にテーブルがある。ちゃんとクロスまでかけてあって、その上には小さな花瓶まである。なかなか洒落ている。乗客もまばら。
自分ひとりで4人分を自由に使え、ゆったり出来た。

ペルー・ペルー鉄道
8:00AM発。車窓からの眺めはやはり面白い。
毎日のことのはずなのに沿線の住民、特に子供がうれしそうに列車を眺めたりしている。手を振ってくれる子供も結構いてほほえましい。

ペルー・ペルー鉄道

ペルー・ペルー鉄道
列車の通過でびびる牛や羊、アルパカまでも見れる。犬が追っかけてきたり。何人かが耳を手で押さえている、車内で感じるよりも外はうるさいようだ。

ペルー・ペルー鉄道
12:40PM、ラ・ラヤ駅に10分ほど停車。
ここは標高4335mで世界の鉄道(定期列車)での最高峰。列車を選んだのもこの名誉(?)を味わいたかったから。案の定 停車したところにはおみやげ物屋がたくさん。民族衣装を着ていない子供を撮影していると近くの大人(親?)が「プロピーナ(チップのこと)」と言ってくる。なんでもお金お金で悲しくなってくる。

ペルー・ペルー鉄道

ペルー・ペルー鉄道
晴れていれば遠くの雪山がきれいに見えるので残念。うろうろして列車を撮ったり、店を冷やかしたりしていると、でかい汽笛を鳴らされせかされる。出発の時間だ。

ペルー・ペルー鉄道
晴れたり小雨が降ったりの繰り返しだが、美しい景色に見とれた。途中車内で青年4人による音楽隊がやってきて車両の後ろの方だけが盛り上がっていた。コンドルは飛んでいくだったっけ?の曲のアレンジがなかなか良かった。
小説を読んだりガイドブックを読むなどして過ごす。

ペルー・ペルー鉄道
夕暮れのチチカカ湖が見える、進行方向左側に座っている自分はこの景色を堪能できた。

ペルー・ペルー鉄道 プーノ駅
6:10PMプーノの駅に到着。荷物を係員が降ろす。全ておろすまで乗客を近寄らせない。番号札がついているので係員が一つ一つ手渡しなんだなぁ・・・結構ペルー人ってしっかりしているなと思ったら、荷物を全部ホームに並べた後、「じゃあ、取って良し」の合図。結局、自分で取るんじゃん。

ホームを出るとホテルの客引きが集まっていた。
ペンション八幡の情報ノートに書かれて評判だった「MANCO CAPAC INN」に行く予定だったので、それを探すとそのパンフレットを持った女がいたので、指名。

歩いてホテルへ。今日から1,2週間プーノで祭りがあるらしく街がすごく賑やか。
駅から5分ほど歩いたところにそのホテルがあった。評判だともっと家庭的な雰囲気のところかと思っていたが、なんだか普通。
案の定、客引きの女はホテルの人間ではなくツアー会社の女だ。まあ、簡単な英語が出来るのでいつものように利用させてもらって通訳。

最初、祭りで部屋がフルなので40solの部屋が一つしかないなどと行っていたが、話していると20solまで下がった。バス・トイレ共同の部屋(ベッドは二つ)の104号室を覗かせてもらう。まぁ良くも無く悪くも無く・・・。評判が高かったので期待していたが・・・特に取り立てて褒めるようなホテルではないような気がした。

その女からツアーを申し込むのでもう少し宿泊費を粘って、二泊で35sol。フェスティバルが明日スタジアムで開かれ夜は外の道でカーニバルのようになるとの話なので、迷っていた島宿泊を止め、日帰りツアーにすることに。
ウロス島・タキーレ島一日ツアー30sol、プーノ→コパカバーナ バス移動16solで決着。

ペルー・ペプーノ 南米料理ロモサルダード
夕食で安くておいしいレストランはないか、彼女に聞いたINTERNATIONALレストランへ。さっきフロントで会った日本人とそのお母さんがいて同席させてもらった。

彼はコロンビアで2年働いておりスペイン語はペラペラ。数年前に7ヶ月南米を旅したらしくいろいろ話を聞けた。今はおかあさんとペルー観光をしているらしい。この店でロモサルダード(8sol)を注文。かなり美味いし量も多い。朝買った大量のパンを結局列車の中で全部食べてしまっていて(実は夜食用に余らすつもりだった)お腹は空いてなかったのだが美味かったのでほとんど食べれた。

雨が激しくなってきて、外の道でやっていたパレードも撤収していたようだった。

宿に帰り日記を書くなどして過ごし2:00AM頃就寝。



※1sol=35円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。



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