電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年2月2日(木) ペルー、初バス移動

2011年02月02日 | '06南米旅行記
ペルー・リマ ペンション当山
今日は、まったり8:30AM頃 起きる。
シャワーを浴び、朝食をとりにリビングに行くと、さっき着いたばかりの人と昨日の夜クスコから戻ってきた日本人がいた。クスコへ行った人は高山病がひどかったらしい。

日記を書いて過ごしたり、オオシマさんとシオノさんにパソコンでアジアの写真をみせたりして過ごしていたら、充分時間があると思っていた時間が足りなくなってきた。ここのペンション当山にある情報ノートを少ししか読めなかった。
というか昨日の夜読んでおけよ、と反省。

今日オオシマさんが帰国するので二人は豪華に昼食ということらしい。
時間もないので、スーパーの前まで一緒に行きお別れ。

スーパーでパンを3つ(1sol=35円)購入。
ATMでお金引き出し再チャレンジ。昨日引き出せた100ドルも引き出せなくなっている。
やはり、CITIBANK割り当て分のお金が尽きたんだ・・・。対処を頼む為に兄にメールしたがチェックしてないのだろうな。

宿に戻り、ペペさんに頼んで自宅に国際電話(3分話して10sol)。
今、日本は深夜の4時頃。寝起きの母の声。やはり迷惑そうだ。郵便局で手続きをしてもらえるように頼む。

1:10PM・・・ぜんぜん余裕がなくなってしまった。
ペペさんのお母さんが玄関まで出てきてくれて見送りしてくれる。タクシーを止める。オルメーニョまで8solと言われたが昨日は5solだったというと6solになった。

結構渋滞していて心配したが1:40PM、オルメーニョのオフィスに到着。
本当は1:30PMにこなきゃいけなかったがどうせバスは遅れるだろう。

待合場に日本人のカップルがいたので同じナスカ行きかと安心したが、クスコ行きだった。
聞くと1:00PMにクスコに行く予定でチケットを買っていたが出発間際にチケットを確認したら、クスコ行きじゃなくてピスコ行きだった、ということで4:00PMのクスコ行きに変更したらしい。クスコとピスコかぁ・・・距離がかなり違うから値段が安すぎたはずなんだが、ネタ的には面白いぞ。

この待合場やバスの外観の写真などを撮りたかったが、この路線はよく盗難の話を聞いていたのでカメラをだすのはやめた。
出発予定の2:00PMになっても出発の気配がない。確認すると2:30PMとのこと。なんか遅れていることに申し訳ないという態度がない、常習的なんだろうな。

バスはなかなかきれい。外国人旅行者っぽい人が二人だけ。あとは地元民。なにか子供連れが多い。
海が見えるようにと進行方向右側の窓側に席を取ったはずなのに通路側。隣は子供が座ったがバスが発車してすぐ親のところにいったので悠々と座ることができた。

ペルー バスからの眺め
すぐに荒涼とした土地になる。ちらちらと海が見えるのが良いが、海岸そばなのに土地が妙に乾いた感じでなにか変な風景だ。
車内にはテレビがついていて内容はギャングかなにかの話だが、途中エロいシーンが出てきた。通路を挟んだ反対側に座っていた子供二人のお父さんがあわてて子供に絵本を渡していたのがほほえましかった。
車内にトイレもついていた(使わなかったけど)し、少し高かったけどこのクラスで良かったかな。

昨日チケット購入時にはナスカ到着が10:00PMという話だったが、9:10PMナスカに到着。
9:30PMに目覚まし(30分遅れたのも考慮して)がなるようにセットしていたのだが、寝てなくてよかった。

バスを降りるとすぐに、ターミナルのフェンス越しに「友達~」とホテルの勧誘が。ホテルの勧誘らしき人間が10人くらいフェンスに張り付き自分の動きを目で追う。
とりあえず落ち着くためにオフィスの建物へ。
そこのガラス窓に一人、ホテルの写真をこちらに見せているおばさんがいたので近づくと、ダダ~と、他の連中が集まってきて絵的に非常におもしろかった。

そのなかで「Hostal NASCA」のカードをもっているおばさんを発見。ガラス越しに指名。
フェンスを出るとそれでもワラワラと襲い掛かる。なにか後ろでかばんを触られている。誰かが「泥棒!」なんて言っている。
さらに「Hostal NASCA」のおばさんが手を引っ張っていくときにも「こいつは泥棒」とか誰か言っている。全く、雰囲気が悪い。自分の他に旅行者がおらず狙い撃ちだ。

少しはなれたところに車があり、乗り込む。おばさんのほかに別のホテルのプラカードを持っていた姉ちゃんも乗り込む。少し車が走り出した頃、「明日セスナ乗る?」と質問、あぁ・・・このパターンは、今までの旅であったのと同様、彼女はホテルの人間ではなくてエージェントね。

ペルー ホステル ナスカ外観
宿についたらおじいちゃんが出てくる。姉ちゃんと交渉しても逐一おじいちゃんに確認している、やはりここのホテルの人間じゃない。
聞くとバスルーム付の30solの部屋しかないとのこと。たった一泊なので10solの部屋でいいのだが・・・。運転してきた女の子が英語で通訳してくれる。最初「地球の歩き方」に20solと書いてあったと思い込んでいたので20solまで下げろと粘るが、頑なにダメ。
おじいちゃんに抱きついてお願いしたら27sol(840円)になった。

そのまま女の子から明日のセスナの勧誘があったので彼女の車で3ブロック先の旅行会社へ。
はじめセスナ代で50ドル、お墓ツアーが10ドルなんていわれた。30分くらい粘りに粘って、Tax込みで合計47ドルに値切った。
ここはホテルをかねているようで、途中どこからか帰ってきたヨーロピアンの女性にいくらでいったか聞くとセスナだけでTAX別で45ドルといっていた。「地球の歩き方」にはオフシーズンはセスナ35ドルと書いてあったので本当ならもう少しいけるかもしれないが、まあいいや。

こういう交渉がなんだか楽しい。あぁ、旅してるなぁと妙に実感する瞬間だ。

ペルー・ナスカ Hostal NASCA
宿に帰り、日記を書き、シャワーを浴びて就寝。


※1sol=35円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。