7:20AM起床。
朝食としてパンとヨーグルト。荷物をまとめてリビングでツアーバスのピックアップを待つ。リビングでミノワさん(男性)とヤマダさん(女性、結局最後まで名前を聞かなかったので便宜上ここでは山田さんとしておく)が今日のツアーで一緒だと判明。
9:00AM頃、ピックアップのバスが到着。
ガイドのおっさんが陽気でいい感じ。10人くらいが乗れるミニバン。
出発して、スペイン語と英語で説明。路上で狐がでたりコンドルが歩いていたりするだけで、わざわざ車を止めてくれる。遠くに虹が出ていたときも、わざわざ丘のあるところで車を止め、写真撮影の時間をとってくれる。
日本人二人とは宿で一言声を交わす程度だったのでこの間いろいろ会話。二人ともトレッキング好きのようで、ミノワさんはパイネは2週間ほど、フィッツロイでは9日間テント泊したらしい。ヤマダさんは外国の山を結構トレッキングしている。旅好きというより山好きとのこと。
10:50AM、ペリトモレノ氷河が遠くに見える場所に到着。
バス内で30Aペソのロス・グラシアレス国立公園の入場料を支払い、バスを降りる。
ここでペリトモレノ氷河の1時間クルーズを申し込むのだが、はじめ自分は金の節約のために参加する予定ではなかった。ドライバーにボートに乗らない旨を伝えると、え?!乗らないの!??みたいなリアクション。てっきり展望デッキまですぐにいける場所で別行動だと思っていたが、少し距離がある。そこまで連れて行ってくれと頼もうとするが、ツアーの客は自分以外に全員ボートのチケットを買っている。ボートに乗らないと損かなぁと思い始め、結局チケットを購入することに。
そこから歩いてすぐのところにフェリーがあり乗り込むとすぐに出航。
乗った時は外が見えるようにと窓際を確保したが、すぐに皆 席を離れ外へ出て行く。ミノワさんとヤマダさんは一階で眺める。
自分は階段を上がり二階へ。目の前に大きな氷河が広がる・・・が・・・遠い。もう少し近くに寄って欲しかった。後でFUJI旅館に泊まっている人の話だと、かつて船の下から沈んでいた氷河が突然浮いてきて船が沈没したことがあるとか、展望台ももっと下の海岸そばまで歩くことが出来たのだが氷河の崩落の時の破片に当たったとかそのときの津波でさらわれたとかで、30数人の人が亡くなったらしい(本当かどうか未確認)。そういう話を聞くと離れるのもしょうがないかなぁとも思うが、あまりにも遠い。後で展望台に行くがそれよりも遠いというのは、いまいち納得いかない。もちろん展望台とは別角度なのだが、まぁ38Aペソ払う価値はないかな。
12:30PM、一時間のクルーズが終わり、陸に上がりバスへ。少し走って展望台の近くの駐車場へ。
ここから3:30PMの集合までの3時間自由行動。ミノワさんとヤマダさんの二人と一緒に展望台へ。いくつか展望台があって、ゆっくり見ながら近くの展望台へ降りていく。小さな欠片(実際は大きいのだろうがそう見える)が落ちただけで、落雷のような轟音が鳴り響く。フェリーの時にも崩落が見えたが音はエンジン音のせいでよく聞こえなかったが、こちらはその迫力を実感できる。
お昼でおなかが空いたので三人で弁当タイム。ミノワさんは宿で作ってもらった焼肉弁当(12Aペソだったかな)。ヤマダさんは宿のおにぎり(8Aペソ)。自分は昨日買っておいたアップルパイと甘いスティック状のパン。ヤマダさんがおにぎりの一つを僕のスティックパン一本と交換。
背後から、ある日本人が声をかけてきた。ウユニ塩湖のツアーが終わってサンペデロデアタカマへの抜けるバスにいた日本人三人組の一人だ。二人とはその後別行動で今は一人で旅を続けているらしい。こんなところで会うとは。氷河を眺めながら、いろいろ旅の話を聞く。
彼はボリビアのラパスでいわゆる「ケチャップ強盗」にあったらしい、実際はジュースをかけられワラワラと人が寄ってきて、彼はその事例を知っていて防御をしたつもりが気づいたら腰につけていた小銭入れがなくなっていたとのこと。
チリのバルパライソでは、彼の友達と二人で、観光客がいかないようなマイナーなアセンソールに乗り、その上の崖のようなところで地元の4人組の男に囲まれ、友達がお金を脅し取られたとのこと。ボリビアではでかいカメラを振り回し一人で町を歩き回っていたが何も起こらなかったのは運が良かったのだろう。やはりバルパライソは4人で行動して正解だったな。
彼と別れ、さらに下方に行く。氷河の上空には薄い雲が張り付いているが、その反対側は晴天だ。これが逆だったらなぁ。一番上の展望台に戻ると、ヤマダさんが座って暇をもてあましていた。二人で会話して過ごす。時間が来たのでバスに戻る。
3:40PM頃、出発。三人横に並んで席に座るのだが、自分は進行方向右端、山田さんが真ん中、ミノワさんが左端という並び。自分は車に乗ってすぐさま寝てしまい、ほとんど移動の2時間の間寝っぱなしだった。しかし帰りは日差しが左側から差込み、日が直接あたったミノワさんは(窓も開けれない仕様)サウナ状態で非常に辛かったらしい。そういえば朝は並びが左右反対で朝もミノワさんは辛かったらしい。それを乗っているときにはモンクの一つもいわないなんて、いい人だなぁ。
宿に帰り、写真をパソコンに落とす。すぐにシャワーを浴びたかったのだが、何人かが連続でシャワーを使う。部屋の隣がバスルームになっているのだが、そこからヤマダさんの声で水が止まったというセリフが聞こえてきた。聞くと、一階のトイレがあるらしく(知らなかった)そこのトイレが流しっぱなしだったらしく、それが重なり断水したとのこと。復旧は夜の11時くらいになるらしい・・・。うーん、今日シャワーを早めに入ってラパスの時から洗っていないタオルを洗うつもりだったのに(パタゴニアは日が長いので、夕方干しても乾くので)。仕方がないので今日のシャワーを諦め、洗濯。と思って洗濯場で洗っていたら、今断水しているので・・・下の外の水道は出る(別のタンクなのか?)のでそこで洗ってとのこと。確かに、シャワーやトイレがダメなら洗濯もだめだわなぁ・・・。外で洗う。
宿のオーナー(と思っていた男性)が、スーパーに車で買いだしに行くので、用事があれば来ますかとお誘いしてくれたので、ついていく事に。
ちょうど昨日、あるカップルがステーキを焼いていたのを見て、昨日から無性に肉が食べたかったので、この機会だから今日はステーキを買うことに。車でスーパーに行く。メンテキージャ(←つづり?)という表示がなくて変えなかったバターだが、「MANTECA」もバターだと教えて貰い購入。肉も切り身で売っていないので、肉売場のおっさんに言って買うことになる。肉の部分にも種類があってPALETTA(←つづり?)が一番おいしいとのこと。200gくらいでよかったのだが、あまり少ないと売ってくれないという忠告があったので500gを注文(1kg約10ペソ)。オーナー(と思っていた男性)がスペイン語で伝えてくれた。何かおっさんに聞かれ、ステーキ用と答えていた。うーん、一人で来ていたらどの肉を買ってよいか迷って結局買えなかったかも知れない。今回付いてきて良かった。
帰りに車の中で話していたら、オーナーさんではなくて、手伝いで働いている人だと判明。宿泊客だと思っていためがねをかけたおじさんがオーナーさん。ブエノスアイレスの日本旅館と同じオーナーさんらしい。ここのカラファテは去年(3年前だったかな、あやふや)からやり始めて、夏だけの営業らしい。
たっぷりのバターを使って肉を半分だけ焼く。ついでに明日のウプサラスツアーのための弁当に100g分くらい肉を細切れに。たまねぎとパスタ用の粉チーズでハンバーガーを二つ分作った。200g分で80円くらいしかしない。安いなぁ。しかもやわらかくて非常にうまかった。パスタ用にとビーニャで購入したニンニクも大活躍だなぁ。2.5Aペソくらいの箱ワインと一緒に食べる。旅をして自炊生活に入ると肉をあまり買う機会がないので非常に幸せ。
食べ終わったのが9:00PM頃。日が長いので相変わらず時間感覚がおかしくなるなぁ。
部屋に戻り、ノートパソコンで日記を書こうとしたのだが、ワインの酔いのせいですぐに寝てしまった。
12:30AM頃目が覚める。同室の人が寝るためにごそごそした音で起きたようだ。歯を磨いて再び寝ようと布団に入るが、部屋が暑いもあってかなかなか寝付けなかった。
※1AP(アルゼンチンペソ)=39円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。
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