7:00AMに待ち合わせをしている。同室の一人がまだ寝ているので暗いまま廊下に荷物を出してパッキング。
ロビーに行きチェックアウト。えりりんさんが少し遅れて到着。
7:10AM頃、出発。昨日 利用したLosHeroes駅近くのCentropuertoのバス停へ。
7:25AM発があるはずだが、最初に停まっているバスに確認するが別のバスが来るのでそれに乗れと言われる。
待っていると、すぐにバスがバス停に入ってきた。それに乗って1100Cペソを払い、乗客が自分達しかいない状態で発車。
30分ほどで空港に到着。3人ばらばらにチェックイン。
自分は散々今まで翼の上の席だったので、翼の上でない場所の窓側の席のオーダーを試みる。
「分かった、スペシャルな席よ」と冗談半分で言われたが、実際に搭乗したら、翼の付け根・・・。ばかやろう、分かってないじゃないか。
しぶしぶ座る。隣の席には結局誰も座らなかった。
9:45AMにフライト。
しばらくして機内食が運ばれてくるが、自分の席は機内のほぼ中間。最前列からと自分の後ろの席の並びからサービス開始。後ろのおばさんが食べ終わった頃、ようやく自分の機内食。なんか最近ついてないなぁこういうの。
食べ終わってから機内で初めてノートパソコンを広げる。なかなか快適で筆が進むが、悲しいかなバッテリーが二時間程度しかもたない(本当はもう30分くらい持つが、昨日充電しきっていなかった)。
しかも、昨日のプンタアレーナスからのフライトで読んでいた「何でも見てやろう」の文庫本を機内に置き忘れてしまった。空しか見るものがない。といっても雲をぼーと眺めるのは、結構好きだからいいや。
機内のモニタで世界地図で飛行機の現在位置が記され、イスラデパスクアの文字が出たときさすがにドキドキしてきた。
およそ5時間のフライト。現地時間は本土のチリより2時間遅い。デジカメの時計を2時間バックさせ、1:20AMに空港に到着。
タラップが前方と後方の二つがあったようだが、中途半端な位置なので外に出るのが遅れる。
タラップを降り、えりりんさんを探すがなにか日本人の男と一緒にいて飛行機をバックに記念撮影などをしていた。ワインなどが入っていて重たい荷物を彼女が持っているのでもちに行こうかと思ったが、二人の仲を割ってはいるのも癪なので、軽く目を合わすだけで一人で建物の中へ。
バックを回収。ネットなどの情報ではここに宿のブースがずらっと並ぶということを聞いていたが意外に選択肢が少ない。いくつか聞きディスカウント交渉するが7000ペソが最安(今 思うと勝手にレンタカー屋と思っていたカウンターも宿のカウンターだった。そちらは値段を確認していない)。情報ノートなどでは10USDが最安と聞いていたので納得行かない。
ほとんどの観光客がいなくなる状態まで残ってしまう。
結局目つきが悪く感じが悪いおばさんの宿で一応車で連れて行ってもらって見てから決定するということに。
さっきえりりんさんと一緒にいた男も一緒に来るらしい。
おばさんが止めた車で宿に行くことに。ちゃんとこの車がフリーかどうか確認し乗り込む。
宿に到着。別に問題はない。価格とおばちゃんの横柄な態度が気に食わないがここに決める。というか女の子二人はもうどこでもいい様子だし、男はえりりんさんと一緒の宿のつもりなのだろう。
シングルを主張するが空き部屋は二つしかないという理由(本当かどうか知らないが)で、男同士・女同士 同室に。
今日中にレンタカー屋を見つけ契約をしなかればいけないが、それぞれのペースがあり、なかなか外に出かけられない。
2:50PM頃、ようやく4人そろって出発。
町に向かって歩く。少し歩いたところで第一モアイ発見。「地球の歩き方」の地図にも載っていないので、まさかこんな近くでモアイに出会えるとは思わなかった。これから数日たくさんのモアイを見ることになるのは分かっているわけだが、イマイチな形状なモアイだがみんなで興奮して写真を取り捲る。
レンタカー屋の場所が分からないが、とりあえず歩いて郵便局の前くらいにきたところで、タクシーがゆっくりとそばを通り、こちらを見ながら「RENT A CAR」と書かれた紙を見せてくる。
話しかけると一台2500チリペソだという。
探すのが面倒なので彼の車に乗り事務所へ行ってみることに。
町から相当離れる。
この時はどこかは分からなかったが空港の西南の場所。ついたところは一件普通の家。家の隣に青と黒いスズキ・ジムニーが二つ。
話していると黒い方の車が良いらしい。数日借りると安くなるが皆と話し合い、一日だけレンタルすることに。
もう一人の男はトシという、そこの家にいた5歳くらいの女の子とじゃれあって全然一緒に交渉する気がない。一台25000Cペソ。もっと値段交渉を粘れば少しは安くなるかもしれなかったが4人で割るので減額しても大して影響ないし、やめ。
免許は自分しか持っていない。トシは免許は持っているがバイクしか乗っていないらしい。明日、朝日を見るため早朝の暗い中、町から反対側のアフロンガリキまで自分が運転することになるのだが、8年ぶり(?)のマニュアル車、不安だ。
今日の9:00PMに借りて、24時間レンタルとなる。
車でホテルまで送って貰う。
4:20PM、宿に戻り、みんなでまったりしていると、宿のおばちゃんが庭にいた男に指示してスイカを出してくれた。切ってくれたのはうれしいが切り方が適当・・・。結局刺さったまんまのナイフで自分が切り分け皆で食べる。甘くておいしかった。
外は雨が降ってきた。イースター島は雨が少ないと聞いていたのに、もしここの島にいる短い間に雨の日が続くと思ったら不安になってきた。
5:20PM、雨がやんだので再び4人で外に出て、教会近くの民芸品売場へ。絵葉書を二枚購入(合計1USD)。エントランスのところで他の3人が会話。聞くとお腹が空いたのでレストランで軽食をとりたいとのこと。物価の高いイースターで何も買うつもりはなかったし、他の人のペースに縛られるのが嫌だったのでここで別行動に。
3人と別れて、町から近いモアイ、アフ・タハイへ向かう。歩き始めてすぐにスコール。木の下で3分ほど雨宿り。
墓地を通り、5:30PMアフ・タハイに到着。5体のモアイと「地球の歩き方」に書かれているのだが、不恰好な3体・顔が半分斜めに欠けたもの・胴体だけのモアイの全部で5体、その向かって左端には土台(?)だけが残っている。もともと6体だったのだろう。夕日とまではいかないが完全に逆光、シルエットを見せるような写真を撮る。
すぐそばに顔がはっきりしないアフ・パイ・フリ、プカオ(茶色い帽子状のもの)を乗せ目をはめ込まれたアフ・コテリクがある。
撮っていると突然スコール。モアイから50メートルほど離れた場所にある石垣に四角い入口があるのでそこに雨宿りしようと駆け寄る。しかし近づいてみると意外に小さい・・・。身をかがめて雨宿り。
これでは辛いのですぐに近くの岩が庇状に突き出しているところへ避難。
5分ほど待ち、雨がやんだので外に出てモアイのそばで再び撮影。ふと振り返ると見事に半円形の虹が広がっていた。雨にぬれてまで来た甲斐があったなぁ。辺りには自分以外に3人しかいなかった。すごく得した気分。
しばらくして虹は消え、モアイを撮りまくる。モアイしかないし、レンズも一本しかないわけで、次第に構図が単調になってくる。影だけを撮ったりいろいろ工夫してみたり。
これから夕日が始まるので一端宿に帰ろうとしたときに、ジュンちゃんが到着。カメラを忘れてさぁなどと言うので彼女を説得し、一緒に宿まで行こうということに。しかし、考えが甘かった、宿から近いと思ったが意外に遠い。
ふとヒッチハイクが出来ないかと思ったところに後ろにエンジン音が。手を上げると子供連れの夫婦の車で停まってくれた。ラッキー。二人で大喜びして乗り込む。
後部座席にいた二人の女の子がかわいくて、ボニート(←確認 かわいい)とグラシアスの繰り返し。
最後に宿の前で降ろしてもらい、二人同時に「ムーチョ・グラシアス!」。
宿でカメラを回収。自分はデジカメのデータをノーパソへ。すぐに出て、早歩きで再びアフ・タハイへ、8:35PM到着。しかし、夕日は厚い雲に覆われほとんど見えず、サンセット写真は不発に終わった。といっても34枚も撮ったけど。到着したらえりりんさんとトシがいたがすぐに帰って行った。今日レンタカーが9:00PM引渡しなので、それをてっきり取りに行ってくれているものだと思ったら、後でそうではないことが判明する。ジュンちゃんと歩いて宿に向かっていると、ちょうどレンタカーの契約した男ALEXがTaxiに乗ってすれ違う。宿に行きしばらく待ったが誰もいないので帰るところだったようだ。うーん、あの二人は何をやっているんだ・・・?
ジュンちゃんと二人で彼の車に乗り、事務所へ。契約書を書き、事務所の場所やガソリンのことなどを確認。車に乗る。ひさびさのマニュアル。しかもギアが入りづらい。というかクラッチを思いっきり踏み込まなきゃいけないということに気づくまであたふたあたふた。ジュンちゃんのナビゲーションにしたがい、何度もエンストを繰り返し、真っ暗の中走って宿へ。たった1.5kmほどの道のり・・・途中、あまりに進まなすぎるのでかえって笑えてきた。妙なテンションでむちゃくちゃ神経使ってクタクタで到着。
宿に帰ると二人がのんきにシャワー。レンタカーのことなどお構いなしご様子。ふーん・・・。
夕飯は皆でシェア。もともとえりりんさんと二人で回る予定でサンティアゴで買い物(えりりんさんに頼んだ)したので食材が心配だ。ジュンちゃんは米が少し、トシは全く食材はもっていない。自分の個人のストックをあわせてギリギリというところか。トシ以外の三人で手際よく料理。たまねぎ・ジャガイモの入ったトマトソースのパスタ。完成したのは10:50PM。
赤ワインでいただく。
食べ終わった頃に宿のそばに住んでいる(働いている?)男が裸でペインティングをした格好でトイレに入ってきた。突然、撮影会状態。宿の庭を挟んだそばに来るように言われ行ってみると、他にも同様の格好をした男達が。ここは楽器などを置いてある倉庫兼練習場?のようだ。なんだか状況がわからないが楽しめた。
先ほどのパスタを作っている間、明日のレンタカーで一周のための昼ご飯用として自分が日本から持ってきて、まだ一度だけ玉子丼にして食べた以外つかわずに温存していた米を全部使い洗って水につけておいた。このイースター島4泊の間の夕食のうち一食はご飯ものと考えていたが、予想に反して4人で行動する結果と成ったのでここですべての米を投入。
夜、えりりんとトシが外のテーブルで話し込み、自分はノーパソで日記を書き、もう寝ようかという頃、ジュンちゃんがそういえばご飯炊いてない・・・ということに気が付く。もう寝てしまおうかなどと考えたが、炊くことに決める。なぜかキッチンの電気がつかなくて暗い中、自分のミニ懐中電灯で湯気の出方などをチェックしながら火加減を調節。透明なふたがあったのでばっちり炊き上げることに成功。途中、建物の中に入ってきたえりりんに米を炊いて今蒸らしていることを伝えるが、あぁそうだったねという反応だけ。ジュンちゃんは役目を終えて就寝。
しばらく待っていたがえりりんとトシがくる気配がないので、外に行きおにぎりを握っておいてねと言い残し寝る。
役割分担な訳だが、何か自分は嫌な役回りだなコレ、すこし気分が悪いが就寝。
※1チリペソ=0.2円として計算
※1AP(アルゼンチンペソ)=39円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。
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