電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年2月12日(日) 晴天のウロス島・タキーレ島

2011年02月12日 | '06南米旅行記
ペルー・マンコカパックイン
7:00AMピックアップの車が来る。ミニバンに乗りチチカカ湖へ。

ペルー・プーノ チチカカ湖

ペルー・プーノ チチカカ湖
ウロス島へのボートに乗り換え7:40AM頃 岸を出発。

ペルー・プーノ チチカカ湖

ペルー・チチカカ湖 ウロス島
8:00AM ウロス島が見えてきた、島といっても通常の島ではなく トトラと呼ばれる葦を積み重ねた浮島だ。
大小あわせて40ほどある島の中のひとつ。船が近づくとこちらのボートに乗っているガイドが何か島の女性に向かって合図をおくる。すると民族衣装を着た女性達が5人ほどが踊りを披露する。ボートが島に近づくと停泊するために手伝ってくれる。

ペルー・チチカカ湖 ウロス島
上陸。足元は最初すごくふわふわして歩きにくいかなぁと感じたがすぐに慣れた。思っていたより一つの島は小さいようだ。
すぐにガイドが客を中央に集め、チチカカ湖の地図が書かれたボードを使って説明。スペイン語と英語で交互に話す。島に空いた穴に長い紐がついた重り(アンカー?)を沈め、「コレが日本(南米に対して地球の反対側)まで届くんだ」と一言・・・おそらく自慢の持ちギャグなんだろう。
乾燥させる前の葦の根元の方の皮を剥き一人ずつに配る。この旅に出る前にみた伊藤英明のペルーの番組でも食べているのを見ていた。かじってみるが美味くもなんともない。
10分ほどの説明から開放され、島内を歩く。

ペルー・チチカカ湖 ウロス島

ペルー・チチカカ湖 ウロス島
人が住んでいるといってもここは観光用の島なのだろう、アクセサリーなど売る家が4,5件。写真を撮ってもチップを要求されないのは悪い気はしない。おそらくボートで上陸するだけでツアー会社からお金が流れいて、その現金収入で充分暮らせるんだろうなぁなどと穿ってみる。

ペルー・チチカカ湖 ウロス島トトラの舟

ペルー・チチカカ湖 ウロス島トトラ舟
ガイドが次の島に行くのでトトラの舟に乗れという。全員乗るのかと思ったら、3名だけ島に残った状態で出発。しばらく気持ちよく乗っていたのだが、次の浮島に近づく頃、料金徴収。他のツアー客に聞くと、任意(チップ)ではなく必須(チケットのようなもの)とのこと(値段は忘れた)。額はたいしたことないが微妙にだまされた気分。島に残った3人とガイドはボートで先に行った。

ペルー・チチカカ湖 ウロス島二階建てトトラ舟

ペルー・チチカカ湖 ウロス島
15分ほどで浮島に到着。今度はさっきより二倍ほどの大きさで歩きがいがある。トトラの舟に乗った別のツアー客もぞくぞくと上陸してくる。
ここで日本人女性に写真撮影を頼まれる。彼女はナリタさんといって実は本当は僕達と同じツアーだったのだがホテルの手違いで最初のボートに乗れず、自分で岸からボートのチケットを買いこの島に渡り、今から合流らしい。

この日の一日 長いボートの移動の間など、ずっと話して過ごすことが出来た。
20分ほど過ごしボートに乗り、タキーレ島に向かう。

舟の屋上で心地よい風を感じながらの移動。ガイドが観光客二人か三人くらいづつに、この湖とか島について丁寧に説明して周る。全員に説明し終わるまでかなりの時間を要している、なかなか頑張り屋だ。予想以上に長い移動船室に戻り ウトウト眠る。アレがタキーレ島だと言われ、見えた後でもなかなか近づかない。

ペルー・チチカカ湖 ウロス島
結局ウロス島を出てから2時間20分かかり、11:35AM タキーレ島に到着。
辺りはすばらしい天気。ペルーはほとんど曇りの日を過ごしてきたのでこの島での快晴は本当にうれしい。

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島
しばらく歩いていくところにある広場まで、特に何もない道を歩いているだけなのだが、島の美しさにイチイチ感動。天気が悪いと、こうは思わなかっただろう。道の横に子供とおじいちゃんがで民族衣装を着てアクセサリーを売っている。子供の写真を撮ると、うしろからおじいちゃんがすかさず大人が手をだして「プロピーナ(チップ)」と要求。うーん・・・しょうがないので子供に飴をあげる。おじいちゃんは不服そうでお金を要求するが無視。

その後 道の横に大人と子供がセットで座っている親子が何組かいたが、子供を撮りたかったのだが、どうもお金との対価で写真を撮るのは あまりいい気がしないからほとんど撮らず。

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島
12:20PM頃、広場に到着。ここで少し自由時間。
今日はプーノの町のスタジアムでペルーやボリビア中からきているインディヘナの人々が派手な衣装を着て踊るダンスの大会があるようで、店の人もその様子が気になるらしくラジオで観戦。

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島
その祭りの日にあわせてだろう、今日もこの広場でなにか式典(?)のようなものがあるようで、島の村長らしき人がスピーチ。

こちらはレストランでメニューを注文し(7sol)、昼食。なぜかガイドが注文をとったり、料理を運んできたりよく働く。ナリタさんの話だと、チップ目当てだろうとのこと。やたらドリンクを勧める、おそらくこの売り上げからマージンをもらっているのだろうと判断、別に持参のペットボトルがあるがコーラを注文。

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島
1:50PM、広場を離れ、丘を降りる。

ペルー・チチカカ湖 タキーレ島
2:30PM、上陸したところとはおそらく反対側の港に出て、そこに停泊しているボートに乗り込む。乗り込んだすぐに出発。実はあまり期待しておらず、各地の情報ノートで評判が良かったから行くことにしたチチカカ湖、天気にも恵まれ、なかなか良かった。

最初は舟の屋上でボーとするがしばらくして船室へ。

5:15PM、プーノの港に到着。「東京ミクロ精機株式会社」と日本語で書かれたミニバンに乗り町へ送ってもらう。
宿まで行こうとしたが、スタジアムのダンス大会を終えた参加者が町中をパレードしている。途中で降ろしてもらいパレードを見ることに。

ペルー・プーノお祭り

ペルー・プーノお祭り

ペルー・プーノお祭り
派手だったり・重そうだったり・セクシーだったりいろいろな格好をした人たちが軽快な音楽で踊り歩く。熊のような悪魔のような格好をした人は暑いからだろうか頭の部分を取って踊っている。ダンス隊の後ろに必ず音楽隊という構成。色などはさまざまだが、なんとなく統一感があるデザインだ。

ペルー・プーノ
(↑アンティクーチョを売るおばさんの頭から虹が!)
こういうときはスリが多いとのことだが、写真を撮らないわけにはいかない。しばらく鑑賞した後、自分はデジカメのメモリがなくなってきたので、ナリタさんはバッテリーが少ないのでという理由で 一端それぞれのホテルに戻り、再度合流してパレードを一緒に見ることを約束。

ホテルに戻り、デジカメデータをノートパソコンに移す。
その間、ホテルでオケを借り、すばやく靴下とパンツを洗濯。昨日の客引きにボリビア国境までのバスチケットを頼んでおいたので、ホテルを出るときにそれをゲット。

ペルー・プーノお祭り
ナリタさんのホテルに向かうが人ごみでなかなか進まない。約束の時間を30分ほど過ぎてしまった。彼女のホテルの二階にあるレストランからパレードを少し鑑賞。延々パレードは続くのでとりあえず夕食。

昨日行ったINTERNATIONALレストランへ。相当迷ったが肉のスープを注文(8sol)。ナリタさんは僕が昨日食べたロモサルダード。
彼女は、かつてスチュワーデスで今はハンガリー(だったっけ?)で通訳や旅行関係の仕事をしていて、今は休暇で旅行中らしい。なんか今回の南米の旅で会う人 海外で働いているひとが多いなぁ。世界100カ国以上旅している旅の達人だ。一時間程度そこで過ごす。

ペルー・プーノお祭り
外へ出て、離れたところから聞こえてくる一番盛り上がってそうな音楽を頼りに探すパレードを目指す。

ペルー・プーノお祭り
広場の前にスタンドが作ってあって多くの人で盛り上がっていた。そこでしばらく鑑賞。音楽がそれぞれの一団で微妙に異なるが、どの音楽も楽しげ。ある一団のパレードの後方には観光客の一団が飛び入りで見よう見まねで踊りながらついていく。なかなか楽しい時間を過ごせた。

10:00PM、パレードが去って行ったので終わったと思い(実はまだ続いていた)、ナリタさんのホテルに向かう。入口に入る瞬間、なぜかすぐ近くでビール瓶を叩き割る人がいて(酔っ払い?)ジーパンに泡が大量にかかる・・・。最後の最後でついてねぇ・・・。そこでお別れ。一緒にこういう楽しい時間を過ごせてよかった。

宿に帰るが、道の前をまだパレードが通っていった。朝からこの人たち踊りっぱなしか・・・凄すぎ。




※1sol=35円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。


[関連記事]
アイデア兆番子供
海老反りおばさん
ウロス島・タキーレ島の子供達アイデア