電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

武器を持つイキモノ

2008年05月08日 | 写真でヒトコト
チベット・ラサ ヤクのモニュメント

動物や昆虫には、武器を持っているものがいる。
角、牙、爪、毒など・・・
又 身体の大きさ、重さ、個体数そのものが武器となることもある。

何万年もかけて進化をしてきた過程で武器を持つという選択をし、
生存競争を勝ち取った種だけが、現在 私たちの前にその武器を持った姿を見せている。

これから未来、彼らが武器を捨てるのか、さらに強化・洗練させていくのかわからないが、
今の彼らには武器が必要なのだ。

生き残るために。


[写真;チベット・ラサ市内にあるモニュメント]

チベット少女の微笑み

2008年05月02日 | 世界の子供
チベット・カイラス 赤い頬の女の子

カイラスのコルラを終え、ヘトヘト状態でたどり着いた麓の町タルチェン。
じゃんけんで負け、皆より先に食堂に行きメニューを注文しておくという使命を負わされた僕は「世紀末の町」(前回の記事参照)を歩いていた。

そして町の中央部の橋で、色鮮やかな赤い服を着た少女に出会う。

カメラを向けると、恥ずかしがって「公安」と書かれた青い看板の後ろに隠れた。
ニコニコしながら看板から、赤い頬をした顔を出したり引っ込めたり・・・か・・・かわいい。
その様子に自分の顔もほころんだ頃、スッと身体を出した瞬間すかさずシャッターを切る。

デジカメのモニタを見せると、写った自分に恥ずかしげ。
逃げるように橋から降り、僕のほうを振り返り大人びたアルカイックスマイルを見せて町へ消えていった。

疲れを忘れさせる瞬間だった。



[2005年7月 チベット・タルチェン]