大昔、虎穴に入らずんば虎児を得ずと狐が親虎の留守を虎視眈々と狙い、虎の子を盗み出しました。
虎の子はすくすく成長し、威風堂々たる体格となりましたが、ある日狐がうっかり虎の尾を踏む、という失敗をしてしまいました。
狐の運ぶ餌では空腹が満たされない虎は、狐を飲み込んでしまいました。狐は「そもそも分不相応なものを手に入れようとしたのが間違いだった。これは張り子の虎じゃないんだもんな。でもこいつの生命になるのも悪くない。これで俺は正真正銘虎の胃を借る狐となるわけだ」と狐は納得しました。
もちろん正しくは虎の威を借る狐です。
今年も笑いを大切に、楽しい一年となりますよう、お祈り申し上げます。
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