安 曇 野 天 然 温 泉 宿   心やすらぐ森の宿・ノーサイド  

天然温泉付きの宿を営みながら、田園生活・スローライフを満喫する私達

食品の安全性って?

2007-11-25 18:04:54 | 食・レシピ

 「食品の安全性」という言葉が、毎日のようにメディアに氾濫していますが、ひとつゆっくり整理して考えてみたいと思います。
 食の安全は大きく2つに分かれています。
ひとつには、「腐敗・細菌感染」です。現在大騒ぎしているのは主にこの問題です。保存食品の賞味期限とはあくまでおいしく食べられる保証期限であって、刺身と違い、翌日突然、腐敗するという訳ではありません。しかし、風味は確実に落ちてきますので、せっかくの食べ物はできるだけおいしいうちにいただいたほうが良いのは言うまでもありません。
 いくら日持ちがするからといって、風味の落ちた物の期限を偽装するのは論外です。それをするくらいなら、製造販売する人が自分たちで、期限切れ食品の風味をチェックするべきでしょう。
 しかし、世の中には「江戸時代からのおでんつゆ・鰻のたれ」などを売り物にするお店もあります。つまり正しく加工していれば、古いほうが価値のある食品にもなるのです。
 もう一つの問題は、これだけ賞味期限の問題が大きくなると、廃棄コストのリスクを避けるため、保存料を添加して、日持ちを良くするという動きが強まる傾向がでてくる可能性があります。
 こちらは別の意味で、私たちの身体の安全を脅かすことになります。添加物は人によってはアレルギーを引き起こしたり、病気の時、抗生物質が効きにくくなったりする作用が働くことがあります。
 この問題は、単に製造者をバッシングするだけでなく、消費者と生産者が交流を持ち、それぞれの事情とニーズを率直に話し合い、接点を求めるべきではないでしょうか?

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おいしさと安全のむずかしさ

2007-11-02 09:46:15 | 食・レシピ

最近、食品業界の偽装が話題になっています。
もちろん偽装は問題外です。しかし、おいしさを安全に保ちつつ、いつでも手にはいる状態にするには、無駄とコストがかかるのは避けられません。無駄は環境問題にも関わりますし、コストは消費者に回るか、さもなくば会社が立ちゆかなくなって結局おいしいものが失われるかのどちらかです。
一番安全なのは、小さくて良心的なお店に予約注文することです。私はお菓子などのお仕えものは、地元の名店で、あまり手を広げていないお店をよく利用します。
 よい機会なので、食の安全、環境、コストのバランスを消費者として考えてみたいものです。

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