暫く前に降った雪が殆ど消えて、今年は雪の無いクリスマスかな、と思っていたら今朝5センチほど積もっていて、ホワイトクリスマスとなりました。
午前中から晴れていたので午後には殆ど解けてしまいましたが。
12月13日、前日から別用で行っていた東京の帰りに「ムンク展」(東京都美術館)、そして12月22日に渋谷の文化村で「ロマンチックロシア展」を見て
来ました。
ムンク展は、かなり混んでいてチケット売り場も相当の人が並んでいました。ムンクについては、正直あの有名な「叫び」以外にどんな絵を描いたの
か殆ど知識がなかったので、「叫び」よりも前の時代の作品や肖像画、晩年の作品などたくさん見ることが出来て、たいへん良かったです。
ロマンチックロシア展はトレチャコフ美術館所蔵の作品展で、ロシアの風景、肖像など、とても美しく、優しく時に力強い作品の数々を見ることがで
き、どこまでも果てしない大地を、透き通る光や風が満たした作品は、その中に入り込んでみたいと思う程でした。また四季の中でも特に「春」は、
北信濃にも似た情景があり、冬の厳寒(勿論ロシアの方が厳しいが)を耐えた後の息吹の季節は、ロシアも日本も同じなのだな、とも感じました。
ポスターにもなっている「忘れえぬ女(ひと)」、本当に眼が釘づけになってしまいます。馬車に乗りいまその場から去ってしまう名残惜しさも、
この女性の美しさをさらに際立たせています。
どちらの展示会も1月まで開催されているので、まだご覧になっていない方はいかがでしょうか。