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ブログはじめました/2011/12/10

八重山諸島 その1  ウミガメと泳ぐ・夜は星空・西表島カヌー  2023年10月18日・20日  /記事2023年11月4日

2023-11-04 12:10:12 | 八重山諸島

2週間以上前になりますが、八重山諸島に行ってきました。 今年は私用や仕事で様々なことがあり(あり過ぎ)だいぶ疲れが溜まってきていたので、思い切ってリフレッシュ。八重山諸島は2021年12月に初めて行ってから、今回で3回目となりました。

自由に行動できる日が2日間確保できたので、そのうちの1日の午前中に「ウミガメと泳ぐ」、夜に「星空観察」を入れました。残り1日は現地に行くまで予定を入れず、天気予報を見ながらツアーデスクと相談して西表島でのカヌー体験を選びました。

別記事「八重山諸島 その2  島々の風景など」もご覧ください

---10月18日 ウミガメと泳ぐ---

シュノーケリングでウミガメを観察するイベントです。かつて30年近く前にスキューバやシュノーケリングの経験はあるのですが、体力・技術ともとても当時のようにはいきません。が、選んだショップさんは初心者を前提として安全に十分な配慮が成され、またたいへん親切で安心して楽しむことができました。 GoProを使って記念の写真も沢山撮ってくれました

インストラクター兼ガイドさんが撮影 (10月18日)

10mほどの深度の珊瑚の上で休んでいるウミガメ、(インストラクターさん撮影) 私も昔このくらいの深度まで素潜りが出来たのですが、今はとても無理。チャレンジも無謀(汗

以下は初使いの水中カメラ(オリンパスTG-6)で私が撮影した4K動画からのキャプチャーです。スキューバをやっていたころ使っていたニコノス4Aとストロボのセットより格段にコンパクトで軽いです。 30年ぶりの水中撮影で、体が安定しない水面からのスナップなので、陸上で画像を確認するまで写りに自信が無かったのですが、期待以上の性能を発揮してくれていました。こんなに簡単に撮れるんだ。価格も普通のコンパクトカメラと大差なし。オリンパスの技術恐るべし

ウミガメさん、呼吸のために浮上開始。観察と撮影の絶好のチャンス

方向転換

なんと優雅で美しいのでしょうか、泳ぐというよりも水中を舞うといったほうがよいです

---10月18日 石垣島の星空---

撮影データ: 2023年10月18日 20時28分 Zuiko8mm F1.8(1.8) OM-5 15sec  ISO1600 固定撮影

10月18日夜、星空観察会に参加しました。 宿泊場所まで送迎をしてくれました。 観望場所は名蔵ダム駐車場です。車で向かう途中多少星が見えるもののかなり曇っていて、期待は出来なかったけれど、現地に到着すると完ぺきではないにしろ十分美しい星空でした。この観察会はシートを敷いて寝転んで、星空マイスターの解説を聞きながら星々を眺めるのが目的なので、参加するにあたり星景写真を撮影することについて、カメラのモニタは消灯する・他の方の観望の迷惑にならないようにするなどの基本的な条件を予め伝えて撮影の了解をいただいています。 星空の解説にはレーザーポインタが必要であるためそれも私は了解で、露出時間は解説の合間の15秒以下で済ませています。季節は秋なので天の川は西に傾き始めていますが、まだまだ見ごろ。 八重山諸島上空は偏西風の影響が少ないため、星があまり瞬かずしっとりとしているのも魅力です。 解説の方が、石垣島と星空の話をいくつかして下さいました。 その一つが、本州では農作業時期の目安として古くから山の残雪の形などで種まきの時期を決める風習などがありますが、ここ石垣島では季節の移ろいは少ないため、代わりに星の位置(天の真上を通過するすばる(プレアデス星団)で判断していたそうです

撮影データ: 2023年10月19日 24時11分 Zuiko8mm F1.8(1.8) OM-5 30sec  ISO800 赤道儀撮影(POLARIE)

10月19日、 こちらは観望会ではなく海岸で撮影したものです。赤道儀を使用し感度を低くして星の動きを追尾しています。左下赤い光がいくつか見える方向が竹富島です。背面にはホテルがあり、また画面左方向には石垣島市街地がありますが、その影響があまり出ていない暗い星空でびっくりします。 石垣島全体が人工光が絶対的に少なく、星空観望に最適であることが感じ取れます。画面右隅には西に沈もうとしてる天の川がみえます。八重山諸島は、私が住んでいる長野県(北信濃)よりも緯度で13度、経度で14度ほど南西寄りなので、北極星はたいへん低い位置にあり、また日本標準時での日の入りはかなり遅く、夕方6時過ぎまで十分明るくて一日を有効に使えた気がしました

---10月20日 西表島マングローブをカヌーで----------------

旅行最終日前日の10月20日午後、石垣港を出発し西表島に向かう

出港後しばらくすると竹富島(左側)の脇を通り過ぎる

西表島(左側の大きな島)と小浜島(やや右側、平らで小さな島)

西表島に到着。今回の滞在期間中、島間移動はツアー指定の安栄観光船を利用しましたが、この日は八重山観光船でした。 船名「あやぱに」(綾羽)とは、八重山方言で「美しい羽」を意味し、カンムリワシの羽根のことを指すそうです(Wikipediaより)

港に迎えに来てくれたガイドさんの車で仲間川のほとりへ。 カヌーの漕ぎ方と基本的な操作(方向転換・停止方法など)を教わってすぐに川へ。目の前に広がる西表の大自然(写真はEさん、2人乗りカヌーの後方にいるガイドさん撮影)

午後ということもあり、船は非常に少ない、というか遠くに釣りのボート2槽と私たちのカヌー2つしかいない。左右の岸は広大なマングローブ。漕ぐ手を止めると聞こえるのは、たくさんのセミの鳴き声、風の音、小さな水しぶき。 ここは紛れもなく世界自然遺産の真っただ中、なんという贅沢でしょうか

途中観光船に出会いました。西表島を訪れた多くの人が観光船に乗って船長からマングローブの解説を聞きます。私たちもこの3日前にあの船に乗りました

仲間川から小さな支流(脇の湿地)に入る。 干潮まであと1時間でかなり潮が引いている。ヒルギの根元にはたくさんのカニがいました。ご存じの方も多いと思いますが、マングローブは植物の名前ではなく、汽水域に生息する植物(オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギなど)の総称です

先を行くのは私のカヌー

脇の湿地をゆっくり一回りしたら再び仲間川へ

遠目には一人前の漕ぎ手に見える私(汗  潮が引いているので、水深は50センチほど。浅いところでは座礁してしまいます

およそ文明社会の便利なものは、ここ仲間川では全く光を失います。 素晴らしい体験でした

---西表のおおねこ---

カヌーを終えてから石垣港行き船の出航までにまだ時間があったのですが、ガイドさんが島内を案内してくれました。波照間島が見える南側のサトウキビ畑、西表島産の野菜がならぶスーパーマーケット、そして「巨大なイリオモテヤマネコ」

ヤマネコパーク。 ちょっと見大きさが分からないですが巨大なやまねこ、しかも大きいだけでなく細部まで綺麗でリアル

私と比べるとその大きさが分かります。このねこさん滑り台です。凄いな、さすが西表島。 このサイズのイリオモテヤマネコが実在したらたいへんなことに

カヌーを体験し、巨大なやまねこを鑑賞した西表島を離れる。ありがとう、いりおもて

午後の間ずっと天候は良かったけれど出航するころには既に曇り、石垣港に到着した時には雨降りでした。天候には恵まれることが多いのですが、今回も味方してくれました


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2 コメント

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あこがれ (月兎耳)
2023-11-08 04:59:29
ふだん海と縁遠い暮らしをしているので、潮の香りや力強い日差し、湿った風など、記憶を総動員して美しい写真と文章を堪能させていただきました。ああ、憧れの南国。
ウミガメは、遠い昔にハワイかどこかでシュノーケリングをした時に見た感動がよみがえりました。本当に泳ぐというより無重力の宇宙に浮かんでいるみたいですね。ついていったら竜宮城へいざなってくれたりして
。。
マングローブの林も豊かで美しいこと。地球のもつ自然のバラエティのことを思うとき、旅に出たくなります。
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南国 (usagi-hoshi)
2023-11-08 21:57:40
ハイビスカスやブーゲンビリアがいつも咲いている南国は、北国の人たちにとってやはり憧れですね。
ウミガメ、竜宮城の話はすっかり忘れていましたが、なるほど連れて行ってくれるかもしれません(但し戻った時は何十年も経っているかも

カヌーは岸辺にしっかりと寄れるので、マングローブの根の形や樹葉の茂る様子などよく分かりました。
気候は日が照っていると真夏の暑さですが、湿気はさほど無く過ごしやすかったです。
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