前回の書き込みから1か月が過ぎてしまいました。。 その間にあれほど降った今年の雪もだいぶ融けて、やっと春が来そうな雰囲気になりました

3月20日、庭にはまだ雪がどっさり。。 けれどその後の暖かさで、一気に融けはじめました。3月22日、庭に今春はじめての福寿草が咲きました

3月21日、夕暮れを過ぎた西の空、オリオンとおおいぬは足早に西の空へ沈もうとしていました。華やかな冬の星座がいなくなり夜空は少し寂しくなるけれど、代わりに東の空にはしし座やおおぐま座などの春の使者が昇ってきています
DATA 2025/3/21 20h41m SONYα7cⅡ FE16-35mm F4 (32mm F4) 8sec ISO3200 ProSOFTON(A)
三週間前の2月末、豪雪の北信濃を脱出して南国、沖縄海洋博公園に行ってきました (今年は本当に脱出か引っ越ししたくなるくらい雪がたくさん降り、除雪作業はほぼ毎日でした)
2月25日 海洋博公園の沖に沈む夕日。向こうは伊江島
前泊地の羽田から那覇へ約3時間の空路。海洋博公園のある本部町までの移動手段を決めずに那覇空港に降りたったのですが、やんばる急行のバスが1時間半後にあったので、昼食をとってからそれに乗車、料金は2千円でした。自動車道を含めて約100kmの道のりでこの料金はかなりお安いと思います。 今回ANAとホテルがセットになったプランを利用したのですが、こちらもびっくりするくらいリーズナブルでした。オンシーズンではないことも理由の一つだと思います。 ただ北信濃から羽田までの電車(新幹線)と前泊の料金と手間は必要で、特に田舎育ちの私は、東京から品川へ移動してさらに込み合う京急に乗り換えて羽田近辺まで向かうのは何度通ってもなかなか慣れません。。

厳冬の北信濃とは別世界の海洋博公園、花がいっぱい、花一株づつみな人が手で植えて育てているのです。そう考えるとほんとうに凄いし一段ときれい

昨年3月にはじめて公園内の美ら海水族館を訪れてから1年目、ジンベエさん、マンタさんにまた逢えました

人気者の「この子」にもまた逢えました。今回美ら海水族館が用意してくれているアプリとデータを使って、名前がわかりました

この子は「ねずみふぐ」 意外な名前でした
今回は海洋博公園がある本部町に宿泊したため、夕暮れ時まで公園内に滞在することができ、おかげで前回よりもたくさんの体験ができました
その一つ、夕方5時半から始まる、巨大水槽のバックヤード(水槽上部)を見学できる「黒潮体験」

大きなジンベエザメが小さく見えるほどの巨大な水槽、普段は見ることができない上からの姿はすごい

まるで巨大なプラントのようです。水槽の中を鳥が滑空するようにマンタがゆったりと泳いでいました
イルカショー

翼があったらそのまま伊江島で飛んでいけそうな、イルカのハイジャンプ。水中からこの高さまで飛び出せる並外れた跳躍力、ジャンプとともに湧き上がる歓声もすごいですが、写真でみると改めてその高さに驚きです
広大な敷地の海洋博公園には、美ら海水族館のほかにもいくつか施設があり、今回そちらも見学しました

熱帯ドリームセンター

美しい花の道を通り、その先にも花、そして多くの熱帯の植物とここちよいBGM、まさに夢のようです


屋外展示では、乾燥地帯を模した環境での植物群も見ることができます
沖縄への観光ツアーなどでは、海洋博公園の滞在時間は長くても2時間程度のものが多く(もちろん他の景勝地や史跡の見学も組み込まれているので当然なのですが) 美ら海水族館を足早に見学してお土産を買って終わり、という人が非常に多いのではないかと思います。おそらくこの熱帯の花々は見ないで帰ってしまうのではないでしょうか、とってももったいないです
公園内にはこのほかにも「海洋文化館」があり、こちらでは海洋民族がどのように海を渡ったのか、その方法・技術・文化などが驚くべき精巧な模型と説明で紹介されていて、こちらもすごく見ごたえがあります。
それとこの海洋文化館内のプラネタリウムでは、昨年1月より今年2月28日まで「KAGAYA 銀河鉄道の夜」が上映されていて、訪れた2月27日はあと1日前という幸運に恵まれ、鑑賞することができました。
銀河鉄道の夜はもちろん宮沢賢治の傑作ですが、それを具現化映像化したKAGAYA氏の作品は、そのスケールと美しさで感涙するほどでした。銀河を進む列車が南の端にさしかかるころ、いままで生きるためにさんざん小さな虫を殺めてきたサソリ(南天のさそり座)がイタチに追われて井戸に落ち、自らの命が失われようとするときに「なぜ自分の体をイタチにくれてやらなかったのか」と悔いて祈る描写は、壮大な映像とともに生涯忘れえぬほどの感動を与えてくれました。日本の他の施設でも上映をされているようでしたら、ぜひご覧ください。おススメです (海洋文化館内の展示物とプラネタリウムは、撮影が禁止されているため写真はありません)
2月末まで、美ら海水族館は午後5時30分が入館締め切り、そして6時30分閉館です
閉館まであと10分、外に出るとあたりは暗くなり始めていました。沖縄は北信濃よりかなり西にあるので、夕暮はゆっくりとやってきます

入口のモニュメントがいつのまにかライトアップされていました。こんな珍しい風景が見れるのも夕方まで滞在できたお陰。感謝です

昼間たくさんの人でにぎわっている通路も、殆ど人影はなく静かに暮れていく

夕暮の伊江島
豪雪の北信濃を抜けて、遥々来た沖縄海洋博公園、道端にはブーゲンビリアやハイビスカスが咲いていました。 暖房の消えた寒い我が家に残してきた鉢植えのブーゲンビリアとハイビスカス、それに昨年国際通りで買った種から育てている月桃がどうしているか気がかりでしたが、帰宅してみるとそれほど室温は下がっていなかったようで、みな元気いっぱいでした