別れはある日突然に・・・ ～ 愛着のあるパソコンのクラッシュ ～

　日付が2011年3月31日（木）に変わって数分たった時、数時間前までは普通に動いていた私のパソコン（デスクトップ型）が動かなくなりました。電源のボタンを押してもうんともすんとも言いません。パソコンが起動しません。こんな症状は2003年９月に我が家にこのパソコンが来てから初めてです。

　電源ケーブルを他の物と換えても症状に変化がないので、パソコンのカバーを開けて中を見たのですが見た目には異常はありません。こうなると私の手には負えない状況です。修理業者の方に頼むしかないですね。

　その後、インターネットを閲覧できるプレステ３を使って私の家の比較的近くに事務所があるパソコン修理会社のホームページを見つけて、朝になってから電話をして修理依頼をかけました。その会社は出張修理を行なっているので夜に来てもらう事になりました。
　出張修理費用に関しては、電話で簡単に話したレベルだと10,000円から20,000円の間だそうです（部品代は別）。これならば今の私の生活の予算内です。

　そして夜、スーツを着た２人の真面目そうな作業員の方が我が家に来ました。１ルームの狭い私の部屋に３人がパソコンを囲んで座る光景は「狭苦しい!!。」の一言です。来て頂いた２人に申し訳なかったですね。

　作業金額の説明を受けた後に早速パソコンを見てもらったのですが、色々試した後に作業員の方の口から出たのは、

　「メインボードか電源ユニットの故障だと思います。」
　「このパソコンは古いので交換部品を手配するのは難しいと思います。」
　「部品があったとしても、新しいパソコンを買った方が安くつくと思いますよ。」

と言うコメントでした。私もコンピュータ業界に20年近くいたのである程度の予想はしていたのですが、その嫌な予想が的中してしまったようです。とほほな気分です。

　その後、色々な話をしてハードディスクの中身だけを救ってもらう事にしました。データさえ生きていれば新しいパソコンを購入した時に移行できますからね。
　幸いにもディスクは故障していなかったので、２時間かけて80ＧＢの内蔵ディスクから作業員の方が持参していた320ＧＢのＵＳＢ接続の外付けディスク（新品）に専用ツールを使ってデータを移行してもらいました。その２時間はひたすら作業が終わるのを待つだけなので、３人で色々な話（情報交換）をして盛り上がりました。

　こうして、私の家から、７年近く使っていた愛着のあるパソコンが去って行きました。別れは突然でしたね（使えなくなったパソコンと備品は全て修理会社の方に引き取って頂き廃棄処分をお願いしました）。
　そして、私の家に残ったのは「こんなに小さいの？。」と思わず口にしてしまう新参者の320ＧＢのハードディスクだけです。今はお金がないので買えませんが、新しいパソコンが我が家に来た時には接続してデータや環境を復旧させたいと思います。

　ちなみに、今回全ての作業が終わって修理会社の方にお支払いした金額は47,250円です。今回のこの金額は、作業終了後に多額の金額を請求する火災警報器やガス警報器や消火器の詐欺事件とは違って、「この金額になりますけど、どうなさいますか？。」と作業途中に聞かれて私がＯＫを出しているので取引としては問題はありません（我が家の４月の家計には大問題ですが・・・）。出張費、作業費、320ＧＢのディスクの費用、データ移行作業費、等の合計金額です。


　以上、７年近く使っていたパソコンとの別れの話でした。

　自宅にパソコンがない生活は不便極まりないので、昨日、パソコンショップに行って中古のノートパソコンを10,000円で買って来ました（2002年製くらいのシャープのメビウス）。新しいパソコンを買うまではこのマシンが中継ぎです。動作が少し遅いのですがインターネットとメールを使用する分にはこのマシンで十分です（古いマシンなので最新の環境にするためにWindows updateの作業をするだけで６時間くらいかかってしまいました）。

　その中継ぎの初仕事がこの記事を書く事だったのですが、ノートパソコンの小さなキーボードに慣れていないのでいつもよりも記事を書くのに時間がかかってしまいました。この中継ぎマシンには新しいパソコンが来るまではなんとかクラッシュせずに頑張ってもらいたいですね。