Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

トルチェッロ島(イタリア)

2008-07-31 21:20:16 | 人ごとイタリア通信

    

  友人たちは、ベネツィアからベネツィアングラスで有名な
  ムラノ島、レースの島ブラーノ島の先にある
  トルチェッロ島へ。

  ベネツィアのラグーナでは一番最初に
  人が住み始めた島で一時はとても栄えたんだとか。
  現在は、数十人しか住んでいないんだそうです。
  
  

  サンタ・マリア・アッスンダ聖堂とサンタ・フォスカ教会。
  人々に置き去りにされてしまった
  歴史のおとし子のような哀愁さえ感じます。

  

 

  でもとても趣きのある佇まいで素敵です。

  

  何の木でしょう?
  花がいっぱい咲いて、いい香りがしてきそうです。

映画「アイム・ノット・ゼア」

2008-07-30 20:24:42 | 映画
  35 アイム・ノット・ゼア

   現役のトップミュージシャンであり、吟遊詩人である
   ボブ・ディランの人生を描いた新しいタイプの映画。
   詩人、アウトロー、映画スター、革命家、放浪者、
   ロックスター…様々な顔を持つディランが登場する。
   と言っても、皆ディランとは名乗ってないが…
   それ全てがディランの素顔。
   だから、それぞれを全く違う俳優が演じるという
   前代未聞の映画。それが「アイム・ノット・ゼア」だ。

   おもしろい試みであり、見せ方だと思う。
   演じる俳優陣もすごい!
   アウトローは、リチャード・ギア。
   ロックスターは、ケイト・ブランシェット。
   ハリウッド・スターは、ヒース・レジャー。
   牧師に、クリスチャン・ベイル。
   黒人少年ウディには、マーカス・カール・フランクリン。
   詩人には、ベン・ウィショー。

   ただ、単純な私は時間軸に従って
   それぞれが登場すると思っていたので
   時間軸に沿ってない見せ方にちょっと面食らった。
   まあ、確かに6人の顔が彼の素顔、性格であるのだから
   いつ出て来てもおかしくないと言えばおかしくない。

   だから、ストーリーのあるわかりやすい映画ではなく
   ボブ・ディランそのものを描いているので
   こんな描き方になるのだろう…
   描き方自体には拍手!
   ただ如何せん、部分的に睡魔に襲われる私がいた。

   しかし、すごいと思ったのは、ケイト・ブランシェット。
   彼女は女性にも関わらず、
   ロックスターのディランを演じる。
   女性とは思えない男性ぶり。
   宝塚の男役と違って派手ではない。
   独特のポーズ、表情…
   ここまでやれるのだとびっくりした。

   それと、ハリウッド・スターの顔を持つ
   ヒース・レジャー。
   最近の映画界で注目株だった彼は
   今年の1月に急死した。
   私は「カサノバ」がすごく気に入っていたので
   残念でならない。
   今回、この映画を見ていても亡くなったとは思えなくて、
   怪演ぶりが大絶賛の「ダークナイト」を
   ぜひ見に行こうと思っている。

   それぞれに個性豊か。
   唯一、ウディを演ずるマーカス・カール・フランクリンは
   子役だというのに、全然大人に負けていない。
   それに歌のうまいこと!

   ちょっと異色の映画「アイム・ノット・ゼア」は
   「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズが監督している。
   ボブ・ディランのファンにとって、彼の登場しない
   しかし必見の映画かもしれない。

映画「クライマーズ・ハイ」

2008-07-29 21:02:26 | 映画
  34 クライマーズ・ハイ

  クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限まで達し
  恐怖感が麻痺してしまう状態だという。

  23年前に起きたジャンボ機墜落という悲劇を
  作家・横山秀夫が当時地元紙の
  記者だった経験を元に書き上げた衝撃作。
  それが今回、原田眞人監督により映画化された。
  ジャンボ機を追った記者たちの壮絶な1週間。
  それがクライマーズ・ハイなのだ。

  混乱する現場、妬みや嫉妬渦巻く社内、報道合戦、
  その中で本当に伝えるべきこととは…?

  仕入れた情報の信憑性、
  果たして表に出すべきか出さざるべきか…
  自社の記者にも知られずに隠密行動で情報を探し求め
  どこよりも新鮮で確実なニュースを手に入れるためなら
  どんなことでもする記者魂。
  昔、よく聞いた夜討ち朝駆け…
  そんな時代の記者魂を感じる。

  事故現場の悲惨さ。それは心を狂わしてしまうほど。
  克明に綴られる記事には悲惨が伝えられる。
  しかし、事実はもっと凄惨なものだと気がつく。
  でも、伝えるべきことと
  遺族の気持ちを考えて伝えてはいけないこともある。
  人間としての境界線。
  そして、現場を見た記者も心を狂わせていくこともある。

  ただ事故を追うだけでなく、人それぞれの人生、
  思い、妬み、嫉妬、そして葛藤…
  それらがうまく絡み合っていきながら
  短くて長い1週間が語られる。
  しかも、それは悠木和雅(堤真一)の振り返りで語られる。
  過去の中で時折のぞく現在の悠木の姿。
  ほんの一瞬の現在が、過去を引き締める。
  うまい作りだ。

  それぞれのキャラクターもいい。
  たくさん出て来る出演者にそれぞれ個性が
  うまく植え付けられている。
  見ている私たちも実際に反発したり、
  応援したり、苦々しく思ったり…
  特に社長役の山崎努のいやらしさ。
  地方にいそうな強欲ワンマン爺ぶりがいい。

  生きること、精一杯自分の職を全うすること。
  新聞社の中が実にリアルで活気があり
  その中に本当にいるような臨場感を感じる映画だった。

  人に本当に伝えなければならないことは何か?
  私も改めて考えてみたい。
  
  

  

強力な助っ人?!

2008-07-29 11:35:48 | 日記

   

  テニスや卓球のラケット…ではありません。
  野生の王国なる我家に現れた強力な助っ人なのです。
  これで蚊やハエが退治できるというものです。

  ネット部分に弱い電流が通り、小さな虫なら
  これで駆除できるというのです。
  これでクモもやっつけられる!
  と妹が買ってきました。

  ツヨーイ味方!
  ただ、ハエや蚊はいいとしても
  クモに当てる勇気が私にあるか…!?
  
  近い内にきっと試すことがあるでしょう…
  妹か母が…

オムライスエビチリソース

2008-07-28 22:10:05 | グルメ/オムライス

  先日、日出町に行ったついでに「マインズ」で
  食べてみたかった
  オムライスエビチリソースを注文しました。

  

  色みが鮮やかで食欲をそそります。
  以前も思いましたが、ここのオムライスはちょっと甘め。
  エビチリソースは、割合サラッとしていて
  味も薄めなので甘めのオムライスとは合う感じ。

   

  でも私的には、オムライスの甘さを押さえて
  エビチリソースの味がもうちょっと濃い方が好みかな…
  (あくまでも好みの問題ですが…)

夏にぴったりなおやつ…

2008-07-27 19:53:45 | お菓子

  海老黒胡椒
  パッケージに惹かれて買ってみた。

  

  岩塚製菓って初めて聞くのだけど
  やはり米菓子は新潟県の会社だった。

  海老味の揚げせんは、サクッとしてかため。
  だからかえっていい。
  カリッとした歯ごたえに最初は海老風味が広がり
  そして後から黒胡椒のピリッと感がくるのがいい。
  おまけにピーナッツが入っているので
  揚げせんとピーナッツの2つの味が楽しめて
  すごく得した気分!

  大袋に小袋が6つ入っているので
  少しずつ楽しめるのでなおいい!

  ピリッと感が夏にぴったりで
  おやつに、そしてビールに合う一品として
  オススメ!
  
  

野菜のパウンドケーキ

2008-07-27 15:36:17 | スイーツ

  豊後大野市の「工房ムラネットワーク」。
  大分駅のおむすび王国にも
  お菓子を少し置いてると聞きのぞきに行った。
  そしてパウンドケーキを買ってみた。
  
   

  これ、シソのパウンド
  そう、生地の中に見えるのは全部、シソ。
  え~!?
  怖々、食べてみた…
  あれえ~、違和感ない!
  口の中にシソの風味が広がり
  シソの味が全然いやらしくない。
  さっぱりとしていて、合うんだ…

   

  次は、きなこのパウンド
  ん、確かにきなこ色。
  でも、え~!?でしょ?

  これがまた、口に入れるとまさにきなこそのもの。
  食感はパウンドケーキなんだけど
  でもきなこを食べてると言ってもいいくらい
  きなこの味が活かされてる…
  しかも濃厚…
  きなこのパウンドケーキもありなんだ。
  これ、絶対、女性は好きなはず。
  あまりきなこなんて食べない私が気に入ったくらいだから。

  いやあ、ムラネットワークはすごい!
  地元の規格外の野菜を生かして
  これだけの物を作り上げるなんて…
  生産農家の方々も作り甲斐があるだろうし
  一石二鳥よね。

  いやあ、参った!参った!
  次は何に挑戦しようかなあ…

洒落柿(大分市大在)

2008-07-26 16:10:25 | グルメ


  大分市大在にオープンしたおしゃれな焼肉屋さん
  和風焼肉ダイニング「洒落柿」。
  外の雰囲気も店内も焼肉屋さんらしくない造りで
  女性好みの和風カフェスタイル。
  焼肉屋さんのランチといえば、もちろん焼肉を想像するが
  実はここは違っていた。
 
   

  日替わりランチ2種とビビンバ定食の3種類から選べる。
  私は、ビビンバ定食を注文。
  もうちょっと前のことなので詳細は覚えていないが
  肉がいいと思った。ミンチ肉ではなく焼肉用の肉を
  粗く刻んだものを使っているらしい。
  たれの味が、肉とマッチしていて美味しい。
  スープと小鉢とサラダ、そしてデザート、コーヒーが
  セットになって1000円。

  

  友だちは日替わりを注文したが、この日はピーマンの肉詰め。
  やはり肉がいい。たかがランチ、されどランチ…
  ちゃーんと肉にこだわって提供しているのがわかる。
  女性をターゲットに考えているので焼肉のランチではなく
  こだわりの肉を使ったメニューを考えたのかもしれない。

  大分県産の野菜や米、国産和牛など安心で安全な食材を使用。
  土日は、少しグレードアップしたランチが登場するとのこと。
  
  店名は、温もりの色、団らんの色として考えついたのが
  日本の古くからの布地の色、洒落柿だったのだとか。

  スタミナをつけたい時、女性同士で
  美味しいお肉のランチもいいかも…

ベネツィア(イタリア通信)

2008-07-25 18:37:52 | 人ごとイタリア通信
   

  人ごとイタリア通信第三弾!
  ここはベネツィアのサンマルコ広場。
  行ったことがあるので一応知っている…

   

  サンマルコ広場に面して建っているのがサンマルコ寺院。
  ビザンティン建築を代表する記念建築物。
  1090年代に完成し、その後幾度も建て増し
  改修されてきたという。

  カトリックの国だから大聖堂(ドォウモ)が多いし
  本当にどこに行っても広場もたくさんある。 
  広場って人も集まるし、開放的だしいいよね。
  鳩もたくさん集まるけど…
  
   

  友だちは女性3人旅。
  どうもこれはランチのようで…
  サンドイッチ1つといえどもボリュームありそう!

  

  そして、ベネツィアといえば運河でおなじみ。
  交通手段は船で。
  右側はリアルト橋。

  

  建物の周りは運河、水で囲まれた町なのだが
  湿気はどうなんだろう…?
  日本のような木造家屋ではないから
  心配するほどではないのだろうか…

  しかもサンマルコ広場なんて大潮の満潮の時は
  広場が水浸しになるらしい。
  ここは人工の島だから、今は少しずつ沈んでいるという。
  これから対策はとられるんだろうか…
  私が行けるのはずっと先になりそうだから
  ずっと今のままで残っていてもらわないと…

   

カナカナ…

2008-07-24 21:21:08 | 日記
   

  この季節、早朝5時頃目を覚ますと裏山から
  聞こえてくるのは
  カナカナカナカナカナ…
  ヒグラシの鳴き声。

  普通、ヒグラシの鳴き声は夏の終わりか、
  山の中に入らないと聞くことができない。
  ということは…
  うちは山の中に近いってこと?!

  そして、夕方5時頃になると裏山から聞こえてくるのは
  カナカナカナカナカナ…
  再びヒグラシの鳴き声。

  寂しげな心の奥底までしみいるようなヒグラシの音。
  でもこの音を聞くと、なぜかすごく癒される。
  陽が昇る前のまだ少し涼しい頃、
  これから始まる暑い一日の始まりを予測させながらも
  ちょっとだけ心を沈めてくれるような…

  夕方、蒸し暑く寝苦しい夜を予測させながらも
  昼間の疲れを少し取ってくれるような…

  そんなヒグラシの音が私はすごく好き…。

穴場なカフェ(大分市公園通り)

2008-07-24 16:21:39 | グルメ

 

  ほうじ茶プリンの美味しかった穴場なカフェ
  大分市公園通りの「anabana flower cafe」
  窓の外に美しいセントラルパークの風景が広がる
  癒しの空間に先日、ランチを食べに行った。

  注文したのはメイン2種とご飯、デザート、コーヒーが
  セットになった「anabana deluxe box」1100円。

  今日のおかずからメインを1つだけ選ぶ
  「anabana box」900円もある。

   

  なるべくたくさんの野菜を使うようにしているとのことで
  この日も野菜が結構使われていた。
  右側の豚肉も中には野菜が巻き込まれている。
  有名シェフが作ったような料理ではないが
  おかあさんがせっせと手作りしてくれたような
  素朴な家庭料理といった感じで好感が持てる。

  見た目にもおしゃれだし、ヘルシー感もあるし
  何より環境がいいので、のんびりしたい時に
  おすすめのスポット。

映画「崖の上のポニョ」

2008-07-23 13:31:42 | 映画

  33 崖の上のポニョ

   ♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子~

   頭にこびりついてしまって頭の中をグルグル回る。
   そんな思わず口ずさんでしまうメロディ。
   見た目にもポニョはかわいい。
   金魚のような、ニモのような愛らしさ。

   こりゃ見ないわけにはいかない…と
   弾んで見に行った。
   「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」
   「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」
   「カリオストロの城」などなど、宮崎駿監督の映画は大好き!
   音楽の久石譲さんの曲も大好き!
   期待大だった。

   最初はおしゃべりもなくアニメだけで見せる
   海の中の映像…きれいだ…
   人間のような、金魚のようなポニョと妹たち。
   海の中のシーン、逃げ出していく途中のシーン
   宮崎さんてやっぱり発想豊かな人だなあと思う。

   でも進んでいくに従って、そして結末を迎えるにあたって
   何なんだろう?こんなのでいいの?って考えてしまった。
   別にナウシカのような、千と千尋のような、ハウルのような
   そんなスケールの大きさを期待してたわけでもない。
   たいそうなテーマを求めていたわけでもない。
   でも、何かいつもの宮崎さんとは違うんだよな…

   5歳の宗介がサキと呼ぶ人…
   いったい誰なんだろうと思っていた。
   歳の離れたお姉さん?それとも伯母さん?
   それが実のお母さんだった。
   友だちのような感覚を表したかったのだろうか…
   一昔前はそんなの流行ったけど…

   海に沈んだ道、町…
   その中を悠々と泳ぎ回る古代魚。
   発想はおもしろい。すごく好きだ。
   でも、家や町が海の中に沈んだのに人々は慌てない。
   すごく穏やか…。あり得るか?
   子ども2人が小さなボートに乗っていても
   誰も心配しない。気をつけてね~ときたもんだ。

   いいんよ。アニメだから…
   でもサ。千と千尋などと違って
   これってすごく現実に近い設定なのに
   すごーく非現実的。

   宮崎駿監督は、今回は原点にかえって
   となりのトトロに近い子ども向けの作品を作りたかったとか。
   それはそれでいい。でも何か今回はごまかされてるような
   そんな気持ちに陥って消化不良のまま終わってしまった。

   純粋無垢な愛。人類みな兄弟みたいなメッセージを
   感じてはいるのだが、おばさんは納得がいってないんだな~

   キャラクターはかわいいよ。
   海の魚の上をポニョが走る姿。
   「宗介んとこいく~」愛らしいったらありゃしない!
   5歳なのにすごくしっかりした宗介。
   ポニョが魚でも半魚人でもいいって言える。

   いいんだけどさ~

   家や町がわざとパステル画のような
   動画とは違った作りだったりするところなんて
   好きなんだけどさ~

   ん~
   私的には、残念だ…というのが見た後の感想。
   

インドネシアのカレー(別府市御幸)

2008-07-22 20:06:18 | グルメ

   

  久しぶりにインドネシア料理を食べに行きました。
  「ホット マンゴ」
  昔は店名が違ったと思うけど…

  友だちは「ナシゴレン」
  私は、カレーが食べたくて
  「ココナッツ風味のチキンカレー」を注文。

  インドネシアのカレーはスプーンに取ったご飯を
  カレーに浸して食べる…と以前聞きました。
  口当たりはまろやか。
  でも後でピリッとくるのがすごーく心地いい!
  変なクセもなく、逆にクセになりそうなくらい…
  野菜のかき揚げのようなものが添えられていて 
  結構ボリュームの一品。

  たまにはインドネシアのカレーもいいなと
  思ったのでした。
  一度、飲みに行きたいくらい単品メニューも
  気になります。

「相棒」「ラスベガスをぶっつぶせ」

2008-07-22 16:42:19 | 映画
  31 相棒

   いつも見ているわけではないが、
   テレビの「相棒」は結構好きで、
   水谷豊と寺脇康文の好対照のコンビと
   ドラマの作りがよく出来ていて好きな番組の一つだ。
   で、映画も見てみようと気軽に出かけた。

   まっ、悪くはない。
   でもスケールは大きそうな雰囲気を持ってはいるが
   テレビでも良かったんではないかな…という内容、
   そして作りに留まった気がする。

   内容は最近解決した事件にちょっと符号する部分もあり
   そんなに遠くないところの話ではあったのだけど…。
   いつもの2人は2人らしくて良かったのだけどね。

  32 ラスベガスをぶっつぶせ
 
   実話を元にした大ベストセラーの映画化。
   数学の天才学生たちがラスベガスで荒稼ぎするという
   前代未聞の出来事があったということ自体がすごい!
   特に私は、数学や数字が苦手ときているので
   羨ましい限り。

   カードカウンティングという記憶力と計算力で
   割り出す高度な手法を用いるわけだが
   今ひとつ仕組みがわかりにくい。
   私が、数字が苦手なせいなのか…!
   ギャンブルの醍醐味が今ひとつ伝わってこなかったが
   主人公が自分を見失っていく様や
   尊敬すべき教授の正体が露見するところなどは
   結構おもしろかった。
   教授役は、くせ者をやらせたらぴか一の
   ケビン・スペイシー。

   しかし、テレビでも「ラスベガス」というドラマで
   カジノで仕事をする人々の話があるけど、
   あそこは非日常の世界だとつくずく思う。
   それを日常の世界と勘違いしちゃあいけないね。
   溺れていくと見失ってしまうもんなんだろうけど
   やっぱり見てて好きな世界じゃないなと思う。
   (エッ!?別に私に好かれなくてもいいって?!)

   セレブが余裕を持ってゲームする場所。
   ちょっとくらい垣間見るのはいいけど
   はまっちゃいけないね。
   たまに足を運ぶからいいのだ。
   たまに夢を見ることができるからいいのだ。
   映画を見ててそんなことを感じてる私がいた。


  さあ、これでやっと6月いっぱいの映画を書き終えた。
  やっぱり見たらすぐ書かないと忘れてしまう…
  反省!反省!
  6月いっぱいでやっと32本。
  本当は50本見ていなければ今年100本は遠い…
  ああ、どんどん遠くなっていく… 
   

「大いなる陰謀」「ミスト」

2008-07-21 16:51:23 | 映画
  29 大いなる陰謀

   ロバート・レッドフォード監督作品。
   出演はロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、
   トム・クルーズの豪華な顔ぶれ。

   対アフガニスタン・テロ戦争の問題をベースにして
   政治家やジャーナリスト、戦場の兵士のそれぞれの
   心情が交差する社会派作品。

   まるで舞台劇のような静と
   戦場の動が交互に語られるのがとても印象的。
   兵士の現状など知るよしもなく陰謀を腹に持ち
   机上で語られる絵空事のような政治家の企み。
   人の命など物ともしないその企みを暴こうとする
   ジャーナリストの正義。
   しかし、政治の陰謀にはあらがいようもなく
   悲劇が生まれてしまう…

   現実にこういうことが起こっているだろうことが
   予測され、胸がひきちぎれそうになる映画だった。

  30 ミスト

   スティーブン・キングとフランク・タラボンの
   組み合わせといえば
   「ショーシャンクの空に」と「グリーンマイル」。
   どちらもいい映画だが、「ショーシャンクの空に」は
   特に好きな作品だ。
   そんな2人が久々に組んだのがこの「ミスト」。

   2人が組む、しかもタラボンだからただの
   ミステリーではないと期待がかかった。
   ミスト…霧…
   その霧の中に潜むものはいったい何?
   恐怖とパニック。
   それを人々はどうやって乗り越えようとするのか!?
   中でも閉じ込められた空間で狂信的な女の存在が
   どんどん大きくなっていく様は
   宗教の違いはあるが、本当にありそうで怖い!

   そして最後に迎えるショッキングな結末。
   これは、たまらない!辛すぎる!
   主人公を救いたくても救えない私たちがいる。
   この結末が原作とは違うカ所であり、
   スティーブン・キングもタラボンの演出を
   快諾したということを聞いた。