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Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

福田平八郎の生まれた場所

2009-07-05 12:20:41 | 文化財・遺跡

  大分が生んだ偉大な画家、福田平八郎。
  この福田平八郎の生家がどこにあるかご存知ですか?
  春日町辺りを車で走っていると
  福田平八郎生家跡という文字を見かけるのですが
  それがどこにあるのか、随分の間わかりませんでした。

  わからないはずです。
  ほら!

  

  土がむき出しになっているこの場所、
  ここが福田平八郎の生家跡なんです。
  車で走っていると、あっという間に通り過ぎてしまうので
  気づかない人が多いのではないかしら…

  

  間口は狭いけど、奥行きはあるのです。
  ここにお父さんが営む文房具屋さんがあったのだそうです。
  きれいに整備され公園になっています。

        

  

  住宅街の中にある生家跡は歩くとすぐに道路にぶつかります。
  でも、その小さな通りを挟んだその奥にも公園があるのです。

  

  

  花も植えられ、砂利道もちゃーんと帚でかいたあとが…!

 

  代表的な絵画「竹」と「鯉」。
  こういった形で代表作を見せるのはいいですね。
  知らない人も多いと思うので。

   

  この方が福田平八郎画伯です。
 
  

  代表作にちなんで竹も植えられています。

  

  散歩するのにぴったりの場所です。
  フレスポ春日浦のすぐ裏手にあるので、
  余裕のある方はちょっと歩いてみてください。

  桜の木も何本かあるので、きっと春は花見をする人で
  賑わうのではないかと思うのです。
  少しは賑わったほしいとも思うのです。
  せっかくきれいに整備された公園になっているので
  こんな人物がいたとごく普通の私たちも
  振り返ってみたい気がします。

大津島(山口県)

2008-07-08 17:06:23 | 文化財・遺跡
 

  山口県周南市大津島(おおづしま)
  徳山港からフェリーで40分。高速船で20分。
  ここに人間魚雷回天の基地がありました。
  日本には4カ所回天の基地があり、ここは一番最初に開設されました。
  大津島基地、光基地、平生基地(いずれも山口)そして大神基地。

 

  海沿いのトンネルを抜けると回天の発射訓練基地跡があります。
  トンネルには当時トロッコが走っていて
  回天はトロッコで運ばれたそうです。

 

  もともとは九三式酸素魚雷の発射試験場だったもので
  右側の写真は、魚雷の発射口です。
  回天は、試験場の横の海面にクレーンを使って
  上げ下ろしされていたそうです。

 

  丘の上の兵舎跡には、現在記念館が建てられており
  当時の遺品や兵士の写真などが展示されています。
  右は回天のレプリカですが、全長14.5m、胴体の直径1m。
  当時の回天の大きさがわかるものです。
  操縦席は人一人がやっと座れる広さだったそうです。

  太平洋戦争末期、敗戦が色濃くなった日本で考案された
  特攻兵器、人間魚雷回天…
  そんな兵器があったことなど忘れ去られようとしています。
  戦争など二度とあってはならない…
  ほんの少しですが、回天にふれることによって
  改めて平和の尊さを考えさせられたのでした。
  

  

門前…(宇佐市四日市)

2008-05-08 16:38:31 | 文化財・遺跡
  四日市には立派なお寺が二つもあります。

  
                        (山門)
  これは東別院。
  1743年に誕生した真宗大谷派四日市別院のことです。

     

  西別院。
  浄土真宗本願寺派四日市別院。
  現在の建物は1859年に建てられたもので
  釘を1本も使っていないそうです。

  こんな立派なお寺が宇佐市四日市にあるのを
  知っていましたか?

     

  そして、東別院の前にあるのが
  オムライスの店「門前茶屋」なんです。
  築150年という古い建物を改装したんだそうです。

  門前市なんて昔ありましたが
  昔の市のように、門前がまた賑わうといいですね。

人間魚雷「回天」(日出町大神)

2008-03-20 11:38:40 | 文化財・遺跡
 深江続編
   「回天」というのをご存知でしょうか?
   実は人間魚雷のことです。
   人間魚雷?
   要するに人が魚雷に乗って操縦して敵艦に突っ込む
   特攻兵器のことなんです。
   そんな兵器、考えられます?
   その訓練基地がここ深江にあったのです。
   全国4カ所の回天基地の一つだったそうです。
   今は雑木に覆われ基地の跡を探すのが大変なくらいですが
   遺跡を遺そうと努力している人たちがここにはいるのです。

   全国で一つだけしかないという「回天神社」が
   ここ深江にあります。
   全国の戦没者を祀っているそうです。
 
    

   そして回天の3分の1の模型もありました。
   人が乗り込んだら上をボルトで
   締めてしまうという話を聞きました。
   哀しい話です。
   自爆テロというおそろしい現実が
   この世界にも存在していますが
   戦争中とはいえ、回天もそれに近い気がします…
   考えただけでも身震いがします…
   当時回天の搭乗員だった人が初めて回天を見た時
   これが自分の棺桶か…と思ったそうです。

      

    

   深江の訓練基地では8人の兵士が高知県に出撃しましたが、
   そのまま終戦を迎えたそうです。
   戦争だったから許されたことなのかもしれませんが、
   忘れてはならない事実です。
   そして戦争の遺跡は未来へ語り継ぐべく
   遺していかなくてはならないと思いました。


風待ち茶屋 (大分県日出町)

2008-03-18 11:50:36 | 文化財・遺跡
     
 
     大分県日出町大神漁港。昔は深江港と言われていました。
     そしてその名の通り、深くて大きな入り江があり
     天然の良港として栄えたところです。

     

     ここは日出藩のお殿様が参勤交代に
     船で出る時に風待ちをしたところ。
     宿泊休憩施設の名前は「襟江亭(きんこうてい)」。
     別名 
     風待ち茶屋
というそうです。
     風待ち茶屋って何かいい響きですね。

     1667年に建てられたそうですが、
     当時は敷地のすぐ前は海だったとか。
     襟江亭の前から船に乗り降りしていたそうです。

     昔は風待ちや潮待ちのための茶屋は全国各地にあったそうですが
     現存するのはここだけなんだとか。
     何とか残さなければなりませんね。