Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

映画「崖の上のポニョ」

2008-07-23 13:31:42 | 映画

  33 崖の上のポニョ

   ♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子~

   頭にこびりついてしまって頭の中をグルグル回る。
   そんな思わず口ずさんでしまうメロディ。
   見た目にもポニョはかわいい。
   金魚のような、ニモのような愛らしさ。

   こりゃ見ないわけにはいかない…と
   弾んで見に行った。
   「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」
   「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」
   「カリオストロの城」などなど、宮崎駿監督の映画は大好き!
   音楽の久石譲さんの曲も大好き!
   期待大だった。

   最初はおしゃべりもなくアニメだけで見せる
   海の中の映像…きれいだ…
   人間のような、金魚のようなポニョと妹たち。
   海の中のシーン、逃げ出していく途中のシーン
   宮崎さんてやっぱり発想豊かな人だなあと思う。

   でも進んでいくに従って、そして結末を迎えるにあたって
   何なんだろう?こんなのでいいの?って考えてしまった。
   別にナウシカのような、千と千尋のような、ハウルのような
   そんなスケールの大きさを期待してたわけでもない。
   たいそうなテーマを求めていたわけでもない。
   でも、何かいつもの宮崎さんとは違うんだよな…

   5歳の宗介がサキと呼ぶ人…
   いったい誰なんだろうと思っていた。
   歳の離れたお姉さん?それとも伯母さん?
   それが実のお母さんだった。
   友だちのような感覚を表したかったのだろうか…
   一昔前はそんなの流行ったけど…

   海に沈んだ道、町…
   その中を悠々と泳ぎ回る古代魚。
   発想はおもしろい。すごく好きだ。
   でも、家や町が海の中に沈んだのに人々は慌てない。
   すごく穏やか…。あり得るか?
   子ども2人が小さなボートに乗っていても
   誰も心配しない。気をつけてね~ときたもんだ。

   いいんよ。アニメだから…
   でもサ。千と千尋などと違って
   これってすごく現実に近い設定なのに
   すごーく非現実的。

   宮崎駿監督は、今回は原点にかえって
   となりのトトロに近い子ども向けの作品を作りたかったとか。
   それはそれでいい。でも何か今回はごまかされてるような
   そんな気持ちに陥って消化不良のまま終わってしまった。

   純粋無垢な愛。人類みな兄弟みたいなメッセージを
   感じてはいるのだが、おばさんは納得がいってないんだな~

   キャラクターはかわいいよ。
   海の魚の上をポニョが走る姿。
   「宗介んとこいく~」愛らしいったらありゃしない!
   5歳なのにすごくしっかりした宗介。
   ポニョが魚でも半魚人でもいいって言える。

   いいんだけどさ~

   家や町がわざとパステル画のような
   動画とは違った作りだったりするところなんて
   好きなんだけどさ~

   ん~
   私的には、残念だ…というのが見た後の感想。
   

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