33 崖の上のポニョ
♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子~
頭にこびりついてしまって頭の中をグルグル回る。
そんな思わず口ずさんでしまうメロディ。
見た目にもポニョはかわいい。
金魚のような、ニモのような愛らしさ。
こりゃ見ないわけにはいかない…と
弾んで見に行った。
「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」
「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」
「カリオストロの城」などなど、宮崎駿監督の映画は大好き!
音楽の久石譲さんの曲も大好き!
期待大だった。
最初はおしゃべりもなくアニメだけで見せる
海の中の映像…きれいだ…
人間のような、金魚のようなポニョと妹たち。
海の中のシーン、逃げ出していく途中のシーン
宮崎さんてやっぱり発想豊かな人だなあと思う。
でも進んでいくに従って、そして結末を迎えるにあたって
何なんだろう?こんなのでいいの?って考えてしまった。
別にナウシカのような、千と千尋のような、ハウルのような
そんなスケールの大きさを期待してたわけでもない。
たいそうなテーマを求めていたわけでもない。
でも、何かいつもの宮崎さんとは違うんだよな…
5歳の宗介がサキと呼ぶ人…
いったい誰なんだろうと思っていた。
歳の離れたお姉さん?それとも伯母さん?
それが実のお母さんだった。
友だちのような感覚を表したかったのだろうか…
一昔前はそんなの流行ったけど…
海に沈んだ道、町…
その中を悠々と泳ぎ回る古代魚。
発想はおもしろい。すごく好きだ。
でも、家や町が海の中に沈んだのに人々は慌てない。
すごく穏やか…。あり得るか?
子ども2人が小さなボートに乗っていても
誰も心配しない。気をつけてね~ときたもんだ。
いいんよ。アニメだから…
でもサ。千と千尋などと違って
これってすごく現実に近い設定なのに
すごーく非現実的。
宮崎駿監督は、今回は原点にかえって
となりのトトロに近い子ども向けの作品を作りたかったとか。
それはそれでいい。でも何か今回はごまかされてるような
そんな気持ちに陥って消化不良のまま終わってしまった。
純粋無垢な愛。人類みな兄弟みたいなメッセージを
感じてはいるのだが、おばさんは納得がいってないんだな~
キャラクターはかわいいよ。
海の魚の上をポニョが走る姿。
「宗介んとこいく~」愛らしいったらありゃしない!
5歳なのにすごくしっかりした宗介。
ポニョが魚でも半魚人でもいいって言える。
いいんだけどさ~
家や町がわざとパステル画のような
動画とは違った作りだったりするところなんて
好きなんだけどさ~
ん~
私的には、残念だ…というのが見た後の感想。
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