Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

列車で思い出したこと

2012-04-23 21:44:29 | 思い出

  実は、むかーし、まだ私が子どもだった頃、
  祖父母の家が今のコンパルホールの場所にありました。
  ありましたと言っても私の頭の中では場所は定かではありません。
  両親がそう言うのですから、間違いはないのでしょう。

  だだっ広い空き地の奥にその家は建っていました。
  道路と家の間には本当に何もなかった記憶があります。
  前の道も随分狭かったような…
  確か貸本屋さんがあったなぁ。

  そんな場所ですから、もちろん駅には近いわけです。
  泊まって、寝ていると
  夜中にガチャンという列車の動く音だったり
  連結器の音がしたりと、何だかとてもそれが好きだったのです。

  明け方にふと目が覚めると、駅から列車の音がしてきます。
  それが妙に懐かしいのです。

  たくさんの人々が眠りについている頃
  駅はまだ眠っていなかったり、
  人々がまだ覚めやらぬ頃
  駅はもう目覚めていたり。

  私の子どもの頃の何だか心地よい思い出なのです。

  亡くなった祖父母、亡くなった叔父…
  あの頃は、本当に元気だったなあ…