森田芳光監督の遺作「僕達急行ーA列車で行こうー」。
ほのぼのとした心温まる作品でした。
出てくるのは善良な人ばかり。
あり得ないほど、人と人とが繋がっていて、
人との繋がりって大切だな~
と言わせるのも何となく許せてしまう…
ちょっとテンポがゆるくって、でもそこんとこが
ほのぼのさを強調させているのかなと思ったりします。
出てくる人の名前が、「こだま」とか「こまち」とか
電車や列車の名前なんですね。
「にちりん」さんなんてのも出てきましたよ。
松山ケンイチも瑛太もすごーく純ないい人。
今どきいるんかな~
こんな男性。
女性の方がただでは転ばない起きないタイプの人ばかり。
そういえば、懐かしい伊東ゆかりが出てました。
それにどこかで見たことある!
って思っていたら、風のはるかの女の子でした。
この映画の中で語られる電車や列車っていわゆるカッコイイ車両じゃないんですよね。
食パン?1両の電車のことでしょうか?!
ローカルな車両が多いんですよね。
好きな人って本当に好きなんだろうなあ。
私は車両のことなんてちっともわからないけど
バスよりも列車派。
窓の風景を眺めるのが大好きです。
そういえばトレインビューなんてことばが出てきました。
駅近くの窓から見える風景は、いろんな列車が見える
マニアにはたまらないスポット。
列車の音がうるさいなんて私たちは思ってしまうけど
それが素晴らしいっていう人たちもいるんですね。
うまくいきすぎて、出来過ぎで、だからそれが映画よ
っていうホントの映画を楽しめる映画でした。
森田監督。ありがとう!楽しい映画を。