美しいでしょう?!
これ手作りなんです。
モラって言います。
モラ?
初めて聞く人も多いんではないでしょうか。
私もごく最近知りましたもん。
パナマの手芸品です。パナマ運河のあるあのパナマのこと。
少数民族のクナ族が手がけている手芸品のことをモラというのです。
これがクナ族の作ったモラです。
実は、これクナ族の洋服ブラウスになるのです。
だから前身ごろと後ろ身ごろと同じものを2枚作るそうです。
これがまた手がこんだ作業なんですよ。
色の違う小さな丸がたくさんあるでしょう。
あれは赤い布の下から顔を出した生地。
赤い布に丸い穴を開けたとするでしょ。
あの下にそれぞれ色の違う布があるわけなんです。
色の上に色を重ねていく、それがモラの手法なんです。
クナ族の人ってとてつもなくすごいことをするんですね。
それを手芸として日本でもやっている人たちがいるんです。
しかも大分の人にとってはごく身近に。
上白木の山の上に「アトリエ・フルール」があります。
とっても眺めのいい場所です。
そのアトリエを主宰している中村さんの作品が
今、載せさせていただいているものなんです。
もうね。初めて見た時には息を飲みました。
それほどすごい作品の数々です。
残念ながら販売はしていません。
見ることはできます。
ここで教室も開催しているそうです。
一度はモラの魅力に触れてみる価値はあります。
私が訪ねたのは3月だったのですが、春になったら
お茶を飲めるようにすると言ってました。
もしかしたら、お茶の飲める空間ができているかもしれません。
こんな素晴らしい作品に囲まれながらお茶をする…
そんな過ごし方もいいかもしれません。
アトリエには、ビーズ作家をされている娘さんの
これもすごく緻密なモチーフビーズの作品も
展示されているので、ぜひぜひ一度訪ねてみてください。