春節（旧正月）にあわせて日本を訪れた中国人観光客の「爆買い」に続き、今度は日本の花見に訪れる中国人観光客が急増、ホテルなどの宿泊先が不足しているという。もはや中国人観光客は神様、仏様、キリスト様か、傍若無人な振る舞いに不快な思いをしながらも、彼らがばら撒く金の力には抗えないのが実情だ。そのうち、我が物顔で闊歩する中国人に道を譲る日本人、なんてことになるのかネ。
こうした中国人観光客を取り込もうと、東京・銀座ではヤマダ電機が全フロア丸ごと免税店にリニューアルして１０日にオープン、今年の 秋には三越やロッテも免税店を設置する予定だという。こうなると中国語が話せる人材が重用される。総合免税店大手のラオックスでは、今春、過去最多の１１１人が入社したが、約８割が中国人だとか。日本人を教育するより手っ取り早く中国人を新卒採用するほうが即戦力になると考えたのだろう。国と国とは相変わらず不仲で一向に歩み寄る気配はないが、国民レベルでは反日感情はそれほどでもないということか。
話は変わるが、このところの中国の政治的、経済的脅威は半端ではないように思える。先日のニュースで驚いたのは、中国が設立を提唱するアジアインフラ投資銀行・AIIBについて、創設メンバーに加わるために参加を申請したのは、英独仏など欧州各国やロシア、オーストラリア、韓国を含む４０カ国以上が参加を表明。一方、日本とアメリカは、銀行の運営に不透明な点が残るなどとして参加の申請をしなかった。だが、日本不参加について、「すでにASEAN各国が参加を表明している以上、アジア諸国でのインフラ関連ビジネスに大きな期待をかけている多くの日本企業の立場が圧倒的に不利になるのは明らかだ」という専門家も多い。
これだけ多くの参加申請があったということは、いかに中国が強大な影響力を持っているかということだろう。悔しいかな、それを認めざるを得ない。
アジアインフラ投資銀行とは、中国が２０１３年から提唱、今年中にスタートする見込みで、資本金１０００億ドル（約１２兆円）規模を誇り、その目的はアジアにインフラを整備していくためのお金を貸す銀行である。AIIBはアジアのインフラ整備には年間１００兆円が動くと見ていて、そのほぼ全額をAIIBが主導すると皮算用しているとか。
AEANをはじめとするアジア諸国は、立ち遅れたインフラ整備を支援するという中国の提案に乗り、その巨大なマネーを狙って中国にすり寄った。また、ドイツ、フランスなどEU各国は、AIIBによって掘り起こされる巨大なインフラ建設関連ビジネスを自国企業の業績拡大に活かすという実利のために中国に取り込まれたということらしい。また、中国は日米を世界経済の蚊帳の外に置き、世界経済は中国がけん引するのだという壮大な野望を持っているとか、AIIBは日米のアジア開発銀行・ADB潰し？ かとも…。不気味だね。
難しいことはよく分からないが、アメリカと中国は世界で一、二を争う経済大国だ。アメリカは利益を損ねるので中国と敵対しないだろうし、中国にとってもアメリカは脅威であることは間違いない。日本はアメリカとタッグを組んでいるが、中国が重視するのはアメリカであって、日本など歯牙にもかけていないように見える。
アメリカのAIIB不参加要請をギリギリになって蹴った韓国、アメリカに忠義立てして参加を見送った日本、どちらの選択が賢いのかは分からない。だが、アジアで中国が主導権を握れば韓国はますます図に乗り、歴史認識で中韓ともども日本により強力な圧力をかけてくるかもしれない。考えるだけでも不愉快だネ。
日本人でも、マナーが悪い人は沢山いますがね。
何度か旅先で不快な思いをして、中国人観光客にはどうしても好感情が持てません。
また中国の執拗な反日教育、それによる反日感情、それを外交に利用する中国政府のしたたかさ。
戦争被害はお互い様、戦後７０年、もういい加減に過去を清算することはできないものかと思います。
軍門にくだるのもシャクだし。
アメリカに義理だてするのはもっと危険かも
あぁ中国なんてはやく崩壊すればいいのに！
これほど多くの国が参加するとは思っても見ませんでした。中国の力を見せ付けられたような気がしますね。
これでアメリカに梯子を外されたら日本はどうなるのでしょうか。
それに、日本は中・韓に言いたいことも言えなくなるのでは、と心配です。