民主党の新執行部の人事が正式に決まった。党内融和を図るため、代表選を争った鹿野前農相、赤松元農相を副代表とし、従来の4人から7人に増えたという。どこの党でも副代表・副総裁は1人と思っていたが、民主党の7人というのには驚いた。肩書きを与えておけば党内融和が図れるならば簡単なことで、ポストの数を増やせばいいのである。が、置物代わりなら何人いてもいいが、「船頭多くして船山に登る」ということもあるけど…。
ネットに『そんなにおいしいのか 短命内閣の大臣ポスト』というおもしろい記事があった。これを読むと、誰もが大臣になりたがるのが納得もいく。
それはさておいて、内閣改造をすれば臨時国会を開いて法律審議が始まると思っていたが、民主党は臨時国会の招集を急がないという。臨時国会を開かない本当の理由は、国会を開くと解散・総選挙に追い込まれるからだという。一方、自民党は解散の時期を野田首相が明示することがすべての前提だといい、審議拒否も辞さないという。
政治に疎い私にはよく分からないが、政治は誰のために行うのか、政治家に今一度問うてみたい。自分たちの首が危ないから…、そんな理由が通るのか。政権奪還が第一目標でいいのか。誰に選ばれて政治家になれたのか、国民をバカにするな!
昨日、日本維新の会は新党結成後初の全体会議を開いた。一時は国民の期待も大きく高い支持率を得ていたが、このところ、その勢いに陰りが生じているという報道が目に付く。
上記のように国会議員団と橋下氏の主導権争いが激化。また、国会議員団は、維新の代表選で国会議員と地方議員らが同じ1票しか持たないなど、特別扱いされないことに難色を示しているという。一方、新参の国会議員の“上から目線”に対し、「大阪維新の会」の地方議員らの不満が爆発寸前だとも…。
「国会のことは議員団で決めていく」と、国会議員団の松野代表は、所属国会議員による初の両院議員総会で宣言した。そして、松浪衆院議員は自身のブログで「橋下独裁にはしない」という日記を書いたという。それに対して橋下代表は、「国会議員団の大きな方針に有権者がついてくれるのであれば、日本維新の会に所属しなくてもいい」と突き放した。さらに、「松浪議員だって維新の会に所属しなければ、ブログを(メディアに)チェックされなかった」と皮肉ったという。まったくその通り!
東京都の石原知事は都庁での記者会見で、新党「日本維新の会」の所属国会議員について、「そうそうたるメンバーが集まったならともかく、あの顔ぶれでは周りも失望する。橋下君自身が失望しているんじゃないか」と語ったという。既成政党にいても出世の見込みどころか、首も危ういと逃げだした者ばかり。自分が生き残りたいがために新党を利用しようという魂胆は、国民のみんながお見通しだ。
橋下代表と国会議員団、国会議員団と地方議員のあつれき。国会デビューもまだなのに、はやお家騒動勃発か? そんな「日本維新の会」について、『新党「日本維新の会」は政界の「アウトレット・モール」なのか』というおもしろい記事があった。
「日本維新の会」にどこまで期待していいのか。選挙になっても投票先に迷う。
あの国会議員団は、新政党の為の露払いのようなもの。
維新が軌道にのって、新国会議員が増えれば無用な存在かも。
余り期待しないようにしないとね。
橋下さんは国政を影からコントロールするのでしょうか。
市政と国政との両方をやろうと、「二兎追う者は一兎をも得ず」といいます。そんな簡単なものでしはないとおもうのですが…。
4年先、橋下さんが市長を辞め、国会議員になったときの「日本維新の会」には期待してもいいかなと。
あの国会議員団には期待できません。