16日のNHK・クローズアップ現代は「失恋休暇 取りますか~変わる企業の福利厚生~」であった。
今、多くの企業が有能な人材の獲得・引き留めのために、あの手この手の福利厚生策を導入しているという。企業の業績の悪いときに一番に削られたのが「福利厚生費」だそうだが、昨年度、この福利厚生費が過去最高を記録したというのである。
最近の若い社員はおおよそ3年で辞めてゆくそうである。昔のような年功序列、終身雇用制度が成果主義、能力主義へと変ると、優秀であればあるほどより良い企業へ、また独立してゆく。一方で残った社員はやる気をなくし、会社の生産性は落ちるし、結局は辞めてゆくそうだ。
今の若者は給料より居心地の良さ、働きやすい職場を求めているそうで、企業側も人件費を増やさずやる気を起こさせるため、あれやこれや新しい福利厚生策に取り組んでいる。放送の中で紹介された福利厚生策を挙げてみたが、昔なら考えられないことばかりである。
女性社員の多いマーケッティング会社では、夏・冬2回のバーゲンシーズンには「バーゲン半休」といって、午前中会社を休んでバーゲンに行くことを認めている。また、失恋の痛手を抱えて仕事をするのは辛いだろうからということで「失恋休暇」、それも、年齢が高くなるほど失恋の痛手を癒すには時間が掛かるということで年齢に応じて日数が決められている。が、この休暇を取った人はまだいないそうである。
また、ある製薬会社では、社内調査で日ごろのストレスを癒すためにペットを飼っている人が多いことに着目、ペットを飼っている人に「ペット扶養手当」として月額1000円を支給しているという。これはペットの存在を認めてくれたという喜びがメンタルヘルスになり、能率向上につながるという。
都内のレストラングループでは、全社員にインセンティブポイントを与える。そして、月に一度「MVP社員」を選出し特別ポイントが加算される。自分の成果がポイントで評価され、このポイントを貯めるとデジカメや旅行などに換えることができるので、それを目標にしてやる気を出すそうである。
あるたばこ会社では、社会貢献を目的にした社員旅行を実施している。それも社員のアイデアを採用し、家族参加OK、上司と部下の隔たりもない、自由参加でアットホーム的な旅行が好評だという。
また、ちょっと変わったところでは、パソコンソフトメーカのクラブ活動である。野球、フットサル、ゲームなど12のクラブがあるという。昼休みには上司を相手にゲームで対戦するそうで、上司に勝った部下はさぞかし気持ちいいだろう。
企業が伸びるためには従業員を大事にすることが一番だが、企業は社員のやる気をいかに引き出すか、また社員は会社がいかに自分を認めてくれるか、相互の信頼関係、努力も必要である。
人材確保や引き留めるために企業は必死だというが、一方では派遣や契約社員などの非正社員の割合が増えているというのはどういうことだろうか。ワーキングプア解決のためにも企業は正規雇用を促進し、非正社員の中に有能な人材を発掘する努力をすべきではないだろうか。
今、多くの企業が有能な人材の獲得・引き留めのために、あの手この手の福利厚生策を導入しているという。企業の業績の悪いときに一番に削られたのが「福利厚生費」だそうだが、昨年度、この福利厚生費が過去最高を記録したというのである。
最近の若い社員はおおよそ3年で辞めてゆくそうである。昔のような年功序列、終身雇用制度が成果主義、能力主義へと変ると、優秀であればあるほどより良い企業へ、また独立してゆく。一方で残った社員はやる気をなくし、会社の生産性は落ちるし、結局は辞めてゆくそうだ。
今の若者は給料より居心地の良さ、働きやすい職場を求めているそうで、企業側も人件費を増やさずやる気を起こさせるため、あれやこれや新しい福利厚生策に取り組んでいる。放送の中で紹介された福利厚生策を挙げてみたが、昔なら考えられないことばかりである。
女性社員の多いマーケッティング会社では、夏・冬2回のバーゲンシーズンには「バーゲン半休」といって、午前中会社を休んでバーゲンに行くことを認めている。また、失恋の痛手を抱えて仕事をするのは辛いだろうからということで「失恋休暇」、それも、年齢が高くなるほど失恋の痛手を癒すには時間が掛かるということで年齢に応じて日数が決められている。が、この休暇を取った人はまだいないそうである。
また、ある製薬会社では、社内調査で日ごろのストレスを癒すためにペットを飼っている人が多いことに着目、ペットを飼っている人に「ペット扶養手当」として月額1000円を支給しているという。これはペットの存在を認めてくれたという喜びがメンタルヘルスになり、能率向上につながるという。
都内のレストラングループでは、全社員にインセンティブポイントを与える。そして、月に一度「MVP社員」を選出し特別ポイントが加算される。自分の成果がポイントで評価され、このポイントを貯めるとデジカメや旅行などに換えることができるので、それを目標にしてやる気を出すそうである。
あるたばこ会社では、社会貢献を目的にした社員旅行を実施している。それも社員のアイデアを採用し、家族参加OK、上司と部下の隔たりもない、自由参加でアットホーム的な旅行が好評だという。
また、ちょっと変わったところでは、パソコンソフトメーカのクラブ活動である。野球、フットサル、ゲームなど12のクラブがあるという。昼休みには上司を相手にゲームで対戦するそうで、上司に勝った部下はさぞかし気持ちいいだろう。
企業が伸びるためには従業員を大事にすることが一番だが、企業は社員のやる気をいかに引き出すか、また社員は会社がいかに自分を認めてくれるか、相互の信頼関係、努力も必要である。
人材確保や引き留めるために企業は必死だというが、一方では派遣や契約社員などの非正社員の割合が増えているというのはどういうことだろうか。ワーキングプア解決のためにも企業は正規雇用を促進し、非正社員の中に有能な人材を発掘する努力をすべきではないだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます