何といったって 愛らしい
マユミの実
初めて髪を結い上げた 少女のかんざしに どうでしょう?
「 きれいねぇ~ 」 と 言うと
うつむいて 薄っすらと頬を染めた少女は
いつか 母になりました
風の便りに 幾つもの苦労話を耳にして
幾年もが過ぎ
再び 出逢った彼女の瞳は 深い憂いを帯びていました
「 あの時・・・ 」
( 誰もが あなたの輝くばかりの美しさに 惹かれたわ )
私は 胸のなかで呟きます
頑張ってね
決して折れずに 柳のようにしなやかに 強く生きて行くのよ
*** 前に撮った写真です ***