「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 帰らない日々』

2008-08-01 18:16:20 | 映画

          

                映画 「 帰らない日々」 公式サイト 


     > あの日、あの場所で、すべてが変わった。

      ひき逃げ事故で突然、息子を失った家族が そのひき逃げ犯人である
           弁護士に 事故調査を依頼することから始まる。

           被害者家族、加害者家族 が事故をきっかけにそれぞれ崩壊していく
           緊迫した心理描写は 心が萎えそうになるぐらい見応えがあった。
           こんなにも 感情が深く描かれている映画をみたのは久しぶりだった。

           映画が終わったあと・・・
           しばらく体を動かすことさえ、出来なかった。
           「喪失感」 とか 「家族の再生」とか そんなことではなく
           誰にでもおこりうるリアルな物語であることに 呆然とした。
           この映画をみて 魂が揺さぶれない人はおそらくいない、と思う。


          


      映画を観てから 街を歩いた。
           映画に衝撃を受けていて 色彩ある街が なぜかモノトーンに感じた。
           人には いつどんな立場が降りかかってくるかはかわらない。
           でも、いつだって 生きていれば希望もあるのだ。

            歩いていたら 『 くじら展 』 をやっていた。

            『 くじら展 』

     ・・・ くじらが そらを とんで
               まちに おりた
        そらは  うみ
               地球は
         くじらみたいに
               宇宙の
         うみに   
               うかんでいる

     飯野和好さんや田島征三さんの原画をみることが出来た。
         たくさんの 作家さんの「くじら」 の絵があって素敵!だった。