おおきな おおきな おいも
市村 久子 作
赤羽 末吉 絵
福音館書店
あおぞらようちえんの いもほりえんそく
ところが残念なことに、あめで えんそくは一週間延期に。
そこで 子どもたちは一週間のあいだ おいものことを
想像して遊びます。
みんなで紙に絵の具で おいもの 絵を描いて描いて~~
どんどん、つなげて~~
おおきな おおきな おいも になっていきます。
「 こーんなおおきいおいも どうやってほりだすの?」
先生の質問に 子どもたちの想像は膨れていくのです。
おそらく、この「おおきなおおきなおいも」 は
この時期になると 図書館などで 「読み聞かせ」されることが
とても多い 定番の本だと思う。
めくってもめくっても むらさきいろの おいもの絵が続く・・・
赤羽末吉さんの絵が実に良い。
娘が幼稚園の頃
明日は 「おいもほり遠足」 という晩にこの絵本を読んだ記憶がある。
> あした、あめじゃぁないといいね。
> えんそくの おべんとうは おにぎりとからあげが いいなあー
> おいもは いま、ねているの?
> おいもは 焼き芋にしようか、それとも大学芋にする?
こんな会話をしながら、なんどもなんども
「おおきな おおきな おいも 」 のページをめくった夜だったと思う。
絵本って、素敵だ。
あの日の夜が いま ここに甦るのだから・・・