軽い認知症のおばあちゃまがいる・・・
3~4日前から不穏状態で
ボーっと鏡の前にいたり
そうかと思うと
施設内をウロウロしていたり落ち着かない。
「今日はアロマがあるからね~」と
早朝から施設内をフラフラしているおばあちゃまに
スタッフが声を掛けてくれる。
アロマは大好きで・・・毎週楽しみにしてくれてる。
出勤すると
あばあちゃま
私の後ろにぴったりついて離れない。
「ちょっと話を聞いてほしい」と深刻な顔をしている。
いいですよ~というと
スタスタとアロマルームへ向かうおばあちゃま。
あ~ここでゆっくり話したいのね
二人だけでお話しを聞くことにしました。
人に今の自分のことを話しても
ちゃんと聞いてもらえるか・・・不安だということから始まりましした。
大丈夫だよ!話しても大丈夫だから・・・というと。。。
遠慮しながらも思いを話し始めてくれました。
要は最近物忘れが激しくなって
それを認めたくない自分がいるというのです。
96歳だから年相応だとも思うが
本人にしたら年だけで片付けられないそうだ
そして次の言葉で涙が出そうになりました。。。。
「段々自分自身が崩れていくように
自分の壁がはがされていく」と・・・・
それはどんなに悲しく不安な思いをしていることでしょう
その辛さや不安を
誰に話していいのかも分からず数日いたのですから
不穏にもなりますわ!!
話しを聞いたあと
いつも通りにアロマケアをすると
いつも通りの昔の話しに戻り・・・そして終わると
「あ~軽くなった」と
いつも通りの一言が出た!!
普段のおばあちゃまに戻っていました。
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スタッフへは
「おばちゃまが不穏な時は
ゆっくり話を聞いてあげてくださいね!」
と伝えてきた・・・自分が壊れそうと言っていたよ~と言うと
可哀そうな思いをさせちゃったね!っとスタッフたち。
きっとスタッフは
おばあちゃまの悩みをゆっくり聞いて
安心して過ごしてもらえるようにしてくれると思う。
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週一回のアロマケアだが
アロマケアを覚えていてくれる
認知症の方も多い。。。
気持ちのいいこと 安心できることは覚えていてくれているのだ
だから安心できる場で、安心できる人に
誰も相談できないこと話してくれるのである
(オキシトシン効果もあり)
日々の業務で追われ忙しくしている施設や病院。
でも忙しすぎて大切なことを見落としてしまうことないかな~
利用者さんや患者さんの気持ち・・・
ゆっくり話を聴く時間・・・
だからこそ・・・そこをカバーできるスタッフが必要なのかも・・・
それをアロマセラピストが担ってスタッフと連携とりながら
ケアが出来ると素晴らしいと思う