こんにちは うさぎ組(2歳児)担任の倉田 富貴です
一歩外に出ればクリスマスのイルミネーションがキラキラしていて私たちも子ども達もワクワクする気持ちになりますね
まだまだ今月は楽しい行事もありますが、疲れをためないようにしていきたいですね
今回の子育てインフォメーションは「こどものイヤイヤ」についてご紹介させて頂きます
日々、仕事に家事に育児と大変な毎日を過ごしている中で、子どもに「イヤイヤ!」と言われてしまうと「なんで?!」とストレスに繋がりませんか
大人がいくら叱っても同じことを繰り返す…危ない事ばかりする…とどうしたらいいのか分からなくなってしまうこともありますよね。今回は1~3歳児までの子どもの「イヤッ」の理由についてお話していきます。
~面白そうなものを探してウロウロ1歳児~
まだ危ない事や親の気持ちなど全く分からずに自分の興味のままに動き回るころです。大人からすると目が離せず大変な時期ですよね。1歳児は叱られた理由は分からず、軽く叱るくらいだと、遊んでもらっていると思ってしまいます。でも子どもが分からないからといって、大人が我慢して全て子どものイヤイヤに合わせる必要はありません。イヤイヤと拗ねたら、まずは気をそらしてあげる。それでも続くようなら真剣な表情で、「私は嫌だと思っている」という感情は伝えた方がよいでしょう
~やりたい・ほしいが我慢できない2歳児~
出来ない事も自分でやりたいと言ったり、大人の言葉掛けにやたらと逆らう、まさに「イヤイヤ期」という年齢です。大人が期待する通りのことはしないといった時期でしょう。この時期の子どもは憎たらしいことを言って大人に反抗する一方で、突然ベタベタと甘えてきたりすることもあります。大人とは違う自分を主張し、親から離れようとするのですが、やはり不安になって親の元に戻ってきて甘え、「ああ、やっぱり愛されているんだ」と確認して、また安心して反抗をする。この繰り返しで子どもは健全な親離れが出来るようになります。子どもが甘えてきた時は、出来るだけ受け止め、気が済むまで甘えさせてあげましょう。時には親子でぶつかり合うことも仕方ない時期です。しかし、子どもと同じ土俵に乗らず、冷静に大人な対応を心掛けましょう
~「なんでー?」「なんでー?」の3歳児~
「なんで?」としつこく聞いてくるのはこの時期の特徴です。「なぜ?」「どうして?」は子どもの成長の証です。それまでの子どもは周りの状況に対して「~したい」「~するのはイヤ」という欲求ばかりでした。それが、物事には原因や理由があると分かり、繋がりがでてくることで身の回りのことを整理しているのです。大人が今まで「~だから~するのはダメだよ」と言い聞かせてきたことが分かり始めるといったところです。しつこく「なんでー?」と聞かれると面倒だと感じてしまいますが、全てをまじめに答える必要はありません。逆に「どうしてだと思う?」と聞いて見ることで面白い答えが返ってくるかもしれません。子どもなりの「世の中の整理の仕方」を楽しめる余裕があるといいですね
日々、子育てをしていると、大人の方がイヤイヤ!と言ってしまいたくなることがたくさんあると思います。つい「私の育て方が悪いのかな…」と自分を責めてしまうかもしれません
しかし、子どもの成長過程には段階があり、発達段階で見られる子どもの特徴を知っていれば心にゆとりを持って子育てが出来、広い心で子どもの行動を見守ることができます
子育ては今すぐに目に見えて成果が上がるものではありませんが、10年、20年後に親子が笑顔で過ごせていたら素敵ではないですか
参考文献:叱り方、もっと上手になりたい プチタンファン編
場面別に楽しむ「語りかけ」 中川信子 監修