ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

ボトムアップとサーバントリーダ

2007-04-28 | ISO外論
今年も長い連休に入った。
普段考えられないことを考えたい。

今回のテーマは、組織図を逆に考えたらなにが見えるかである。
普通組織図は社長をピラミットの頂点にして、底辺がそのた大勢で構成される。
上から下への指示、命令を逆にして、下から上へのボトムアップを考えてみる。
三現主義を「現場は宝の山」と考えると、その宝を発掘して守っている第一線の人も組織にとっての大切な宝である。昔のことになるが、ある歌手が「お客様は神様です」と言ったが、「現場第一線で働く皆様は神様です」ということになる。
「お客様は神様」というが、現場の神様から神様であるお客様に製品を心を込めてお届けするから、値打ちがある。
ついで、その値打ちが「品質」である。

さて、多くのリーダシップ論のなかで、「サーバントリーダ」というのがある。
「奉仕するリーダ」と考えればいい。
なにに奉仕するのか。
現場第一線で働く人たちに奉仕する。
なぜ奉仕するのか。
その先に、お客様である神様がいるからである。
と、こんなふうに、考えるとなぜか理解できる。

現場で抱えている問題、現場で悩んでいることを、探して解決することが、サーバントリーダの役割である。
サーバントリーダの手にかかれば、現場に転がっている「ゴミ」も「宝」に変身する。
その気にさえなれば、ゴミを探すのは簡単である。
「ムリ、ムダ、ムラ」
「現場で働く人の悩み」
働きがいのある職場:QWL:QUALITY OF WORKLIFEの障害となっていること、等等。
品質管理の得意な人は、「ゴミ」や「宝」は品質と考えればよい。
原価管理の得意な人は、「原価」が宝である。

ただ、宝を見つけるコツは、虚心坦懐に子供のような澄んだ目で「みる」こと。
現場に転がっている「ゴミ」の山から「宝」を探すこと。
なぜ、ゴミになるのか考えること。

品質管理では、「原因を解析する」というが、「事実をみること」「現場から学ぶこと」が大切である。このようなことをボトムアップという。

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