ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

現場からの活性化⑬

2008-02-19 | ISO外論
決断恐怖症
自分が決断すべきことであっても、組織の目標と反することで、上位者の方針を変更することについて決断することは難しい。
普通、組織における問題は自分の責任で解決すべきものを全ての階層で手がつけられていればよいが、たまたま上位者がサボっている場合、解決されない問題として残っている。自分で解決できない範囲の問題は自分にとって制約条件になる。
くどいようだが制約は上位者にとっての問題点である。
最近の事件や不祥事のように問題を先送りする体質が身につくと誰もが自分の責任にしたがらない。このような問題がたまり、誰の責任か見えなくなると問題は慢性化して潜在化する。そのうちに誰も問題を自覚することが出来なくなる。

このような潜在的、慢性的問題を解決するためには、きっかけが必要である。
一昔前なら「危機感」というのが役に立った。
危機感というのは文字のままで、放置しておくと危険であるが早く着手することで大きな効果が期待できる。まさにチャンスである。
このようなときに一歩前に進むための決断をすべきだがそれができない。
従来のやり方で問題が出ているにもかかわらず、従来のやり方から抜け出す決断ができない。これを決断恐怖症という。

現状打破や革新ができないのは、人の決断能力のなさである。
このようなことがないように、常日頃から自分に自信をつけよう。
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