ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

現場からの活性化⑩

2008-02-14 | ISO外論
ボトムアップマネジメント
「現場からの」には「仕事の第一線からの」という意味を強調したかった。
経営は本来、トップダウンだ。最終的には経営者がやりたいようにやればよい。
アメリカのように株主のためにというのは、株主に承認されて会社の方向を決める習慣が定着している社会にたいしていえることで、オーナー会社や一部のワンマン経営者にとって会社は「自分のために」在るに過ぎない。その自分が正しい目標を持っていれば問題ない。正しい人間性でないとき、多くの不正、不祥事が起きる。

その自浄作用の一つが組織の第一線から聞くこと、ボトムアップである。
人から聞かなくてもよい。第一、いままで人からものを聞いたことがないトップが神妙な顔して前にいるだけで、裏があると誤解される。今までの実績で既に信用されてないのだから、自分から現場に出向き現場から聞くことだ。
いつもの悪い習慣で取り巻きをつけて現場を歩かないようにすること。
たまには寂しくても一人で歩いて見なさい。
現場の神様は見ていますよ。
老朽化した設備が悲鳴をあげていませんか。
作業者は誇りを持って作業に取組んでいますか。
現場は生き生きしていますか。
これらが読み取れないようでは経営者の資格はない。

上の者が現場に出向いて聞こうとする態度が理解できれば、現場が変わるのは早い。
本来下の者が大きな改善が出来ることは、それだけ重要な問題が放置されていると言うことだから、おかしいことといえる。大きな改善は社長がすべきである。
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