落語『のめる』柳亭市馬(四代目)。
噺は、「何かと"つまらねぇ、つまらねぇ"と言うたつ公に、"陰気臭いからやめたほうがいい"と助言したところ、お前だっていつも、"のめる、のめる"って言ってるじゃねえかと返された八っつぁん。お互いに悪い口癖だから、一言でも口癖を言ったら、一回一円の罰金を取ろうと取り決めたのだが・・・」という内容。
罰金と言い出したのはたつ公。
賭けを切り出すだけあって少しずる賢い人のようだ。
八っつぁんのほうは、何だか呑気な人らしく、たつ公の策にすぐに引っ掛かってしまうのだった。
相談され、面白がって策を授けるご隠居さんも楽しんでいるようなのがいい。
さて、演者の四代目柳亭市馬師匠の出囃子は、吾妻八景(あづまはっけい)という長唄。
これは、四世杵屋六三郎(一世六翁)が作曲したものの(作詞者は不詳らしい)ようで、文政12(1829)年に初演されたのだという。
日本橋、御殿山、高輪、駿河台、浅草、隅田川、吉原、池の端といった江戸の八景を四季の移り変わりとともに歌っているのだそうだ。
噺は、「何かと"つまらねぇ、つまらねぇ"と言うたつ公に、"陰気臭いからやめたほうがいい"と助言したところ、お前だっていつも、"のめる、のめる"って言ってるじゃねえかと返された八っつぁん。お互いに悪い口癖だから、一言でも口癖を言ったら、一回一円の罰金を取ろうと取り決めたのだが・・・」という内容。
罰金と言い出したのはたつ公。
賭けを切り出すだけあって少しずる賢い人のようだ。
八っつぁんのほうは、何だか呑気な人らしく、たつ公の策にすぐに引っ掛かってしまうのだった。
相談され、面白がって策を授けるご隠居さんも楽しんでいるようなのがいい。
さて、演者の四代目柳亭市馬師匠の出囃子は、吾妻八景(あづまはっけい)という長唄。
これは、四世杵屋六三郎(一世六翁)が作曲したものの(作詞者は不詳らしい)ようで、文政12(1829)年に初演されたのだという。
日本橋、御殿山、高輪、駿河台、浅草、隅田川、吉原、池の端といった江戸の八景を四季の移り変わりとともに歌っているのだそうだ。