白髪山頂上の珍しい白骨林をまぶたの奥にしまいこんでそろそろ下りにかかる。中高年のおばさんたち数人が次から次へ登ってくる 思わず「おばさんたちだけ?」こんな声かけて悪かったかなあ この深い山の中へよくもまあおばさんたちだけで登ってきたものだ 遅れておじいさん二人がとぼとぼ登ってきた 相棒が話ししていて聞き出したのだがとぼとぼ歩いてきたおじいさんのひとりは花の山の作者だと紹介してくれた。「雲早山 平家平ものぼりましたよ」だって 元気なおばさんたちだ ヒノキの古木のなかゆったりした下り 目にしみる青葉をあとに白髪山をあとにする。
白骨林を何枚かシャッター切った 遠くは黄砂だろうか かすんですっきりしない 遠くはかすんでしまって見えなかった 正面右に少し突き出したように見えているのは梶が森だろう 快晴で僅かに風が吹く いつまでも頂上ですわりこんでいたいような日だった 見計らって頂上から腰をげる。
大きな岩がしきつめたようにならんで頂上三角点はわずかな平地に建てられている まわりにはめずらしいヒノキの白骨林 新緑のなかで白い枯木が何本もつったっている 眼下に大豊町の集落 大豊ICも見えていた 大岩にすわり昼飯 あとから二人連れが登山して来て写真撮ったあと少しはなれた岩へすわりこむ