西のつぶやき

日々考える事

大晦日

2009-12-31 23:00:08 | Weblog
12/31
 今日で2009年も終わる。あっという間の一年であった。議員になってから一年のスピードがさらに速くなった気がする。

 今年は、何といっても政権交代が実現したことが大きい。前政権ではマンネリ化していた政治を、なんとか変えたいと思う国民の思いが結果になった年だ。

 ただ、民主党もマニュフェストとデフレ不況という財政難の現実のもとでは、思ったような政治ができていない。ただ、与えられた4年という期間がある。その時間内に「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズに基づいた、政策をしっかり実現していかなければと思う。

 無駄を省き、政策や予算の透明化。そして、医療・介護・年金など社会のセーフティネットワークを立て直して、安心して暮らせるニホンを作っていかなければと思う。

 来年は、プレ統一地方選、参議院選挙、熊本市長選挙等選挙が目白押しである。有権者が政治不信にならないように、政治家が自身を律して行かなければならない。

 今、景気が低迷し、国民に沈滞ムードが漂っている。しかしデフレがいつまでも続くことはない。必ず反発が来る。それを待っているのではなく、仕掛けていくことが必要だ。鳩山政権が年末に出した将来の景気展望は、甘いような気もするが、関係者が一丸となって協力していけば必ず展望が見えてくると思う。
 それだけの実力と経験を持っている日本だ。来年はいい年になるように頑張っていきたい。

 さて、大晦日ということで、久しぶり家族全員で夕食をとった。普段は各人それぞれ忙しくて、なかなか一緒に食事をとることはないが、やっぱり家族でわいわい言いながら食事をとるのはいい。
 年末の面白いテレビを見ながら、年越し蕎麦を食べる。外は強い寒気で、本当に寒い夜となっているが、ひとつ屋根の下で家族が一つになる幸せを今年も持つことができた。感謝感謝の一年で終えることができた。

脱輪|JAFのお兄さんありがとう。

2009-12-31 22:30:19 | Weblog
12/30
 やってしまった。
 年末のあいさつ回りをしていて、ちょっと無理して狭い農道を通ったら、雨のせいもあって脱輪してしまった。

 前にも後ろにも進めない状態で、これは困ったとJAFにさっそく来てもらった。
 しかし、道が狭くて、JAFの車も近づけないため、牽引ケーブルを25メートルぐらい延ばして、じわじわと引っ張り上げてもらった。

 なかなか後輪が上がらず、おまけに、ハリケーンのような大雨が降りだし、最悪の状況。しかし、JAFのお兄さんは文句ひとつ言わず、約1時間かけて、ずぶぬれになりながらもひっぱりあげてくれた。

 もう感謝感謝である。家内もやってきて、こんな狭い道を行こうとするあなたの感覚が信じられないなどと冷やかされても、こっちは必死で通り抜けようとした結果だから何とも言いようがない。

 畑家の持ち主にも平謝りし、なんともさえない年末の一日であった。当然その日の行動はキャンセル。背広も泥だらけ。車も泥だらけで家に帰った。

  それにしても、仕事とはいえ、年末の忙しい時に、しかも冷たい雨が土砂降理の中で、もくもくと車を引き上げてくれた若いお兄さんには、まったく頭が下がるばかりである。

 自動車社会を陰で支えてくれる、若い技術者が日本にいることをうれしく思うと同時に、中小企業が不景気で収入が落ち込んでいる中で、こういう技術を持っている方がワーキングプアーに落ちることが決してないようにしなければと強く思った。

御用納め

2009-12-27 18:11:27 | Weblog
12/27
 明日は御用納め。官公庁は一応仕事納めとなり、1週間ぐらい休みになる。
 自分も県職員時代は、御用納めと同時に家の大掃除をして、新年を迎えたものである。
 また、この時期は以外と熱が出て寝込むことが多かった。一年分の疲れがどっと出るという感じかなーと思っていた。

 しかし、今は議員になって、年末年始は忙しくなった。家のかたずけは、妻に任せて、ひたすら挨拶回り。風邪などひく暇もないという感じだ。

 さて、ブログも10日ばかり空いてしまったが、いろいろなことがあった。毎日記載すればいいのだろうけど、家に帰ったら、バタンキューという感じで、キーボードを打つ気にはならない。

 今日は少し余裕があるので、徒然に思いついたことを書いてみたいと思う。
 まず、国政の動向。普天間基地問題もプレまくった挙句、来年の5月まで結論は持ち越し。沖縄住民にとっては最大の関心事であるから、急ぐ必要はないと思うが、先延ばしをするということは、現在の案を変更しなければ意味がない。期待だけをもたせて、現状計画が実施されることになれば、現政権への批判は免れないだろう。

 次に来年度予算。事業仕分けで思いっきり無駄を省いて、予算削減になるかと思ったが、結果としてはあまり芳しくなかった。民主党も少し予想が外れたということだろうか。加えて、税収が9兆円も減収見込み。結果として、国債を44兆円近く発行せざるを得なくなった。
 22年度予算は仕方がないと思うが、23年度はもっと工夫がいるだろう。
 ただ、「コンクリートから人へ」という予算の配分はできたのではないかと思う。ダムなどの大型公共事業の見直しも一挙に進み、来年もこの点に関してはいろいろ出てくるだろう。

 何といってもまだ100日の政権であり、官僚支配の政治体制や、天下り法人などまだまだ、見直しをしていかなければならないと思う。私は現政権を支える議員として、しっかり応援してきたい。4年間いただいた時間の中で、しっかり目標とする政治を実現すればいいと考える。

 それと、今年の国の予算概算が遅れたため、県予算担当はおそらく年末年始の返上で作業に入るのではないだろうか。政府に対して、この点だけはもう少し早くしてほしいと申し上げたい。

 
 

新熊本合同庁舎建設について

2009-12-16 17:22:19 | Weblog
12/16
 明日で12月議会も終わる。いろいろな議案、請願、意見書の採択がされる。県議会では自民党が多数なため、結局自民党の考え通りになってしまう実態がある。

 その中で、新熊本合同庁舎A棟、B棟の建設の促進に対する意見書が採択される見込みである。

 民主党が政権を取る前までは、この案件は当然の事案であった。しかし、民主党政権後、国の出先機関廃止、縮小が進む方向で、全国知事会もそれを要望している。もちろん蒲島知事もその一員である。

 一方で熊本駅前開発と合わせて、新熊本合同庁舎建設を促進している熊本県及び市の希望がある。前述の知事会での意見とは全く矛盾した要望になっている。
 
 いろんな意見がある中で、現時点ではあくまでも建設促進を要望するべきだという意見が太宗を占めている。A棟については、すでに建設も終わり、内装待ちの状態である。

 もし、出先機関の廃止が実施されれば、当初予定していたB棟への入居団体があるのか疑問である。現在の二の丸合同庁舎の組織が現状の人員体制で移動すれば、A棟では足りないが、組織の見直しで、人員縮小になれば、B棟予定の団体分までA棟に入ってしまうのではないかと容易に予想される。

 そのような中で、B棟を建設するのは、無駄な工事となってしまう。と私は思う。
 ただ、二の丸の合同庁舎が移転してしまわないと、熊本城の城下町戦略構想に支障をきたすため、熊本市としては移転は是非とも実施したもらいたい事項。

 また、県としても新幹線開通後の駅前開発に広大な何もない土地があることは、非常にまずい状況になってしまう。だから、B棟を建設すべきという意見になる。

 ただ、無駄になる建物になることが見えている建設には、税金の無駄遣いになると私は思う。建設に必要な要件を満たしてから、建設は進めるべきだと思う。だから鎌田県議とともに、B棟の建設にこだわらず、国の責任において、土地の有効利用を求めるという意見書に変えてほしいと意見したが、大西議員の「現時点では、県のスタンスは予定通り建設をすることを県として要望すべきである、それができなくなったあとでいろいろ提案してもいいのではないか」という意見で押し切られてしまった。まあ、順番としてはそれでいいのかもしれないが・・・・。結局明日の議会では、AB両棟の建設促進をという意見書になって採択されてしまうだろう。
 いろいろ意見が出された採決結果であることを知ってもらいたい。

 

JA八代青壮年部農政学習会

2009-12-14 17:16:09 | Weblog
12/14
 昨日、郡司農林水産副大臣をお迎えして、民主党県連対応の学習会が開催された。
 政権交代後、農業者も戸別所得補償政策を含め、農政の転換について大変興味があり、民主党県連に要請があるようだ。

 私も民主党ではないものの、民主党支持の議員として、そしてもと県庁農政職員だったこともあって、民主党の農政施策についての意見交換会を求められる。

 特に農協青壮年部からの要望が多いが、意見交換会の話をすすめていても、上層部からの圧力?からか、途中で頓挫することが多い。

 わたしは、相談してきた、青年農業者には、「あせらなくてもいいよ。民主党が予算を組めば、当然農業施策がキチンと見えてくるので、それからでもいいのではないか」と答えている。

 しかし、今回八代青壮年部はそのような逆風をはねのけて、学習会を開催した。その勇気に敬意を表したい。やはり、県の農業界をリードしてきた八代の農家だからできたのかなと思う。

 そして、学習会の内容も素晴らしいものであった。まず、郡司大臣の説明が素晴らしかった。かなりの農政通であった。自身は茨城の出身であり、茨城県は北海道に次ぐ農業県であることをしっかりアピールされていた。このような方が国のトップで農政に携わっていることは大変心強いと思った。

 説明も農家が理解しやすい平易な言葉を用い、具体的な事例をあげ、自民党農政を決して揶揄することなく、淡々とこれから民主党政権でやろうとする農政の姿を校をしていただいた。

 私も農政通の議員として頑張らせていただいているが、郡司副大臣の方向性は共感できるものであり、これからの民主党農政を胸張って説明できると思った。

 質問の時間も45分程度も設けていただき、懇切丁寧に対応していた。今まで自民党の議員、大臣の学習会も見たことはあるが、これだけ時間を使って、丁寧に回答している国会議員は見たことがない。おそらく農家にもこの姿勢は心に伝わったのではないだろうか。

 もちろん戸別所得政策も、来年はモデル段階であり、米を中心として実施するため、八代地域のような、園芸農家等にはあまり関係はないわけだが、農家の疑問や不安、不満に対して、適切に対応されていたと私は思った。

 大臣が帰られた後、さらに青壮年部役員らと県連関係議員との意見交換会を1時間程度実施した。
 まだまだ、先の見えない農政であるが、この学習会を契機に続けていくことが確認された。

 農政は本当に幅が広く、特効薬はないと思うが、農家と政治家が本当に一体となって議論をしていく関係を作っていくことが、政治の原点だと思う。

 もちろん、農業者だけでなく、あらゆる分野の方々と話をしていき、課題解決に向けていくことが政治だと思う。大変気持のいい会合だった。