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約一カ月にわたる県議会が終了した。20年度補正予算と21年度当初予算を審議するため先議と後議の二度の常任委員会及び承認のための本会議が実施された。
代表質問4人、一般質問11人と議会質問もいつもより多く、質問内容も多岐にわたった。
なかでも、県職員による公金の不適正経理について、議論が集中した。結果的には、県民の不信感を払しょくできたかはわからないが、蒲島知事が全責任を負い、減給20パーセントを2か月から1年に延長することになった。知事以外の3役も2ヵ月間の減給処分。
一般職員については、職階に応じて、寄付金を募ることになった。また、平成15年以降在籍した退職者に対しても、寄付金を募るという。
私は議会の中でも、このブログでも述べているように、職員の公金意識を高めることは重要ではあるが、予算のシステムを変えないことには、また再発する恐れはあるし、国庫事業については全国のどの自治体でも、同様な不適正な処理をする可能性があることをいいたい。
本日の新聞でも、熊本市の不適正経理が1億円近くになることが、掲載された。正式には市議会において、幸山市長から発表されるのだろうが、このこで、職員に対する県民市民の目が厳しくなることは悲しい。
経理担当の職員が委縮してしまって、予算の使用に対して硬直的になることは、結果的には、県民や市民に対してマイナスになることが出てくると考える。
いろいろ問題があることは事実だから、再発防止に向けて、しっかり考えていくことが必要だ。蒲島知事が会見で述べたように、3年後に再検査をしても、不正使用が認められない、健全な公金管理ができている県庁を期待したい。
話は変わるが、年度末の議会ということで、今回、議長及び副議長の交代があった。これまでは、1年ごとに議長、副議長が交代していたが、村上議長が2年就任したことで、慣例をかえた。私も2年交代ぐらいがベストではないかと思う。1年交代は、名誉職のタライ回しという感がする。
また、委員会の構成も変わり、それぞれ正副委員長の交替があった。私は来年度は、文治文教委員会、道州制特別委員会に属することが決定した。いろいろな委員会を経験することで、県政全般の知識を学ぶことになる。
正副議長、正副委員長選出にあたっては、一つ問題がある。熊本県議会は自民と議員が圧倒的多数を占めているため、すべてのポストを独占している。(20年度から1委員会だけ委員長ポストを民主県民クラブで担当している。)。
本来であれば、副議長は、第2会派の民主県民クラブまたは、公明党、無所属改革クラブなどの他会派が担うべきだと思うが、熊本県議会では一切考えられていない。
他県では、副議長ポストは第2会派がとっている例が多い。ましてや委員会の正副委員長は会派を超えて、当選回数に応じて割り当てられるべきだと思うが、熊本県議会では、すべてのポストが自民党だ。(今回は民県クラブの平野議員が、唯一環境対策特別委員会の委員長に就いた、その他は副委員長もなし)。
これでは開かれた議会とは思えない。この点については、新早川議長が「他会派の調整をしながら議会運営を進めたい」というコメントもあるので大いに期待したい。
約一カ月にわたる県議会が終了した。20年度補正予算と21年度当初予算を審議するため先議と後議の二度の常任委員会及び承認のための本会議が実施された。
代表質問4人、一般質問11人と議会質問もいつもより多く、質問内容も多岐にわたった。
なかでも、県職員による公金の不適正経理について、議論が集中した。結果的には、県民の不信感を払しょくできたかはわからないが、蒲島知事が全責任を負い、減給20パーセントを2か月から1年に延長することになった。知事以外の3役も2ヵ月間の減給処分。
一般職員については、職階に応じて、寄付金を募ることになった。また、平成15年以降在籍した退職者に対しても、寄付金を募るという。
私は議会の中でも、このブログでも述べているように、職員の公金意識を高めることは重要ではあるが、予算のシステムを変えないことには、また再発する恐れはあるし、国庫事業については全国のどの自治体でも、同様な不適正な処理をする可能性があることをいいたい。
本日の新聞でも、熊本市の不適正経理が1億円近くになることが、掲載された。正式には市議会において、幸山市長から発表されるのだろうが、このこで、職員に対する県民市民の目が厳しくなることは悲しい。
経理担当の職員が委縮してしまって、予算の使用に対して硬直的になることは、結果的には、県民や市民に対してマイナスになることが出てくると考える。
いろいろ問題があることは事実だから、再発防止に向けて、しっかり考えていくことが必要だ。蒲島知事が会見で述べたように、3年後に再検査をしても、不正使用が認められない、健全な公金管理ができている県庁を期待したい。
話は変わるが、年度末の議会ということで、今回、議長及び副議長の交代があった。これまでは、1年ごとに議長、副議長が交代していたが、村上議長が2年就任したことで、慣例をかえた。私も2年交代ぐらいがベストではないかと思う。1年交代は、名誉職のタライ回しという感がする。
また、委員会の構成も変わり、それぞれ正副委員長の交替があった。私は来年度は、文治文教委員会、道州制特別委員会に属することが決定した。いろいろな委員会を経験することで、県政全般の知識を学ぶことになる。
正副議長、正副委員長選出にあたっては、一つ問題がある。熊本県議会は自民と議員が圧倒的多数を占めているため、すべてのポストを独占している。(20年度から1委員会だけ委員長ポストを民主県民クラブで担当している。)。
本来であれば、副議長は、第2会派の民主県民クラブまたは、公明党、無所属改革クラブなどの他会派が担うべきだと思うが、熊本県議会では一切考えられていない。
他県では、副議長ポストは第2会派がとっている例が多い。ましてや委員会の正副委員長は会派を超えて、当選回数に応じて割り当てられるべきだと思うが、熊本県議会では、すべてのポストが自民党だ。(今回は民県クラブの平野議員が、唯一環境対策特別委員会の委員長に就いた、その他は副委員長もなし)。
これでは開かれた議会とは思えない。この点については、新早川議長が「他会派の調整をしながら議会運営を進めたい」というコメントもあるので大いに期待したい。