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今夜は満月です。恐れていた台風17号も進路が熊本をそれてよかったと思います。沖縄では大変な被害が出ているようですし、これから、関東方面に向かうようなので対象地域の方は十分注意をしていただきたいとおもいます。
さて、先日の建設常任委員会で、「立野ダムの拙速な建設促進に反対する請願」が提出されましたが、否決されました。
県議会の前に熊本市議会で、建設促進の意見書が採択されたので、ある意味、否定されるのはやむをえないのかもしれませんが、私としては、立野ダムは非常に心配なのです。
すでにこの建設については、以前から計画されており、基礎工事は済んでおり、あとは本体工事を待つのみ、そしてここに来て7月12日の豪雨災害で、阿蘇およぴ龍田地区が大きな水害を受けたので、一気に建設促進に向かっている。
ただ、国交省が9月22日から24日の3日間、地元説明会を実施したところ、ほぼ全員が反対の意見表明であった。もっとも反対の意見を持っている人しか、説明会には興味はないのかもしれないが、いろいろな観点から反対意見があるということを、もっと市民は知るべきだと思う。
様々な観点から指摘されているので、そのすべてをここで表現することはしないが、私の意見としては、阿蘇の水害は火山灰の土石流をどう食い止めるかだと思う。
加藤清正はその鉄砲水の勢いを止めるために、龍田地区周辺をわざと川の流れをUの時の地形にしている。また、火山灰が堆積しないように、菊陽町にある用水路には特殊な技巧を用いている。
もし、このまま立野ダムができれば、数回の水害でもたらされた大量な土砂がダム内にたまり、阿蘇地区の向かってバックウォーター現象が起こり新たな水害が発生するのでは考えている。今、撤去が進んでいる荒瀬ダムでもそうであった。ダムの下流は守られても、上流に被害が及んでは何にもならないだろう。
また、その土砂の浚渫は河川管理者の国が責任をもってするらしいが、その維持費を考えると、現在ではダムによらない治水対策よりも建設費が安いとされているが、疑わしいものだ。
また、完成するには10年間かかるといわれているが、ダムの完成を待つ前に、もっと河川掘削や護岸工事、堤防かさ上げなどの河川改修が先であり、効果もダム建設に劣らないと考えている。
結果は完成する10年後に判明するが、作らなければよかったということにならなければと老婆心であえて反対意見を述べたい。
今夜は満月です。恐れていた台風17号も進路が熊本をそれてよかったと思います。沖縄では大変な被害が出ているようですし、これから、関東方面に向かうようなので対象地域の方は十分注意をしていただきたいとおもいます。
さて、先日の建設常任委員会で、「立野ダムの拙速な建設促進に反対する請願」が提出されましたが、否決されました。
県議会の前に熊本市議会で、建設促進の意見書が採択されたので、ある意味、否定されるのはやむをえないのかもしれませんが、私としては、立野ダムは非常に心配なのです。
すでにこの建設については、以前から計画されており、基礎工事は済んでおり、あとは本体工事を待つのみ、そしてここに来て7月12日の豪雨災害で、阿蘇およぴ龍田地区が大きな水害を受けたので、一気に建設促進に向かっている。
ただ、国交省が9月22日から24日の3日間、地元説明会を実施したところ、ほぼ全員が反対の意見表明であった。もっとも反対の意見を持っている人しか、説明会には興味はないのかもしれないが、いろいろな観点から反対意見があるということを、もっと市民は知るべきだと思う。
様々な観点から指摘されているので、そのすべてをここで表現することはしないが、私の意見としては、阿蘇の水害は火山灰の土石流をどう食い止めるかだと思う。
加藤清正はその鉄砲水の勢いを止めるために、龍田地区周辺をわざと川の流れをUの時の地形にしている。また、火山灰が堆積しないように、菊陽町にある用水路には特殊な技巧を用いている。
もし、このまま立野ダムができれば、数回の水害でもたらされた大量な土砂がダム内にたまり、阿蘇地区の向かってバックウォーター現象が起こり新たな水害が発生するのでは考えている。今、撤去が進んでいる荒瀬ダムでもそうであった。ダムの下流は守られても、上流に被害が及んでは何にもならないだろう。
また、その土砂の浚渫は河川管理者の国が責任をもってするらしいが、その維持費を考えると、現在ではダムによらない治水対策よりも建設費が安いとされているが、疑わしいものだ。
また、完成するには10年間かかるといわれているが、ダムの完成を待つ前に、もっと河川掘削や護岸工事、堤防かさ上げなどの河川改修が先であり、効果もダム建設に劣らないと考えている。
結果は完成する10年後に判明するが、作らなければよかったということにならなければと老婆心であえて反対意見を述べたい。