西のつぶやき

日々考える事

一般質問

2009-09-30 08:26:27 | Weblog
9/29
 一般質問も2日目。いろいろな議員が様々な視点から質問を行う。
 なるほどと思う質問があれば、それはどうかなという質問いろいろあり。
 それに答弁する、知事、各部長。ほとんどが現状は追認しているが、具体的対策が見えてこない。具体的対策になると、予算を伴うため、おいそれとは「はいやります」とはいえない。
 よくて、「検討します。」「詳しく調査します。」という答弁がひきだされれば、質問者としてはまあまあかということになる。

 さて、そんな中、平野議員が、水俣病の民間ボランティアのによる集団検診について、県の担当部局員が誰も出席しなかったことを指摘した。
 すると知事の答弁に、「国の検診技術が確立していない中で、無駄足を踏むような検診に立ち会うことは、県がその手法を認めることになりかねないので、あえて立ち会わなかった」と弁明した。
 しかも、冒頭には私も「研究者の一人ですが」という前置きをいれた。
 おまけに、最後にはイチロー選手のことを引き合いに出して、(今議会では、知事はイチロー選手が、ぎりぎりまで球を引き付けて、どんな球でもヒットしてしまう素晴らしさをとりあげて、自分も県政の課題をしっかりとらえて、ヒットしたいということを議会冒頭で述べています、)、水俣病問題も十分研究して、解決に向けて努力したい旨を答弁した。

 私たち議員も、イチロー選手の件については失笑してしまったが、平野議員もカチンと来たようで、「知事の、水俣病に関する質問について、イチロー選手の引用をする答弁には違和感を感じる」という不快感をあらわにした。

 まったく同感である。集団検診にしても、たしかに技術は確立されていないのかもしれないが、水俣病の第一人者である、原田先生が先頭になって、病状に苦しんでいる未認定患者の方を診察していただく行為は、水俣病解決に向けて頑張らなければならない県としては、感謝すべきことだと私は新聞を見ながら思ったいたのだが、どうも知事の感覚は違うようである。

 また、研究者であれば、未知の分野に対するアプローチは様々な角度から行うべきで、水俣病の認定方法技術が確立していないから、なおさら今回の集団検診も立ち会うなりして、現状をしっかり確認するべきだったと思う。
 研究は、試行錯誤の結果、最終的に技術が確立していく。そして、病気のような生体に関するような研究は、それこそ待ったなしの部分があり、公的、私的に関係なくいろんな角度からアプローチをしていかなければならないと思う。
 無駄なものはしない。それは正しい判断だろうが、研究の成果は多くの無駄と思われるものから生まれてくることを、私たちは経験から知っている。
 
 解決策や成果は、いっけん無駄に見えることがあっても、物事を解決しようとする努力から生まれてくると思う。

こどものポエムコンクールと議員インターンシップ

2009-09-27 09:27:10 | Weblog
9/26
 本日は二つの大きな行事に出席したので、少し報告します。
 「こどもの詩コンクール」はKAB熊本朝日放送が手掛けてすでに今回で20年目になります。
 県下各地の小学校1年生から中学校3年生までの、それぞれの学年ごとに優秀作品を選出し、また積極的な取り組みをしている学校の表彰を続けてます。
 親を大切にする子供を育てる会も共催しており、ポエムは基本的に親子の触れ合いを詩にしたものです。

 無邪気な子供や、気難しい年頃の子どもたちがその年代に応じた、鋭い感性でつづった作品は、大変感動するものです。審査員長はなんとあの無着成恭先生で、御年80歳になられます。今回の表彰式にわざわざ大分からこられ、大変感激しました。

 また、玉名市の蓮華院では優秀作品3点を石碑に毎年刻んでいるそうです。私も今回の表彰式に出て、大変感動したので、一度蓮華院を訪ねてみようと思います。

 挨拶の中で、蓮華院誕生寺の川原僧が、お母さん、おっかあ、かかさんなど、母の呼び方には「か」という文字が入りますが、これは太陽が「かっ」と照る状態を表わしており、母を太陽とする思いから来ているそうです。そして、父はお父さん、ととさん、とっさんなど「と」という字が入りますが、これは「尊い」から来ているとのことです。という話がありました。

 なるほど、子どもたちからみれば、尊くて太陽のような存在が、父親母親ということになるのでしょう。
 
 最近の子どもたちは、親を軽視するような子が増えてきているような気がします。もちろんこ子どもを虐待する親も増えています。
 そのような社会情勢の中で、親子の絆を大事にする「こどもの詩コンクール」は貴重な事業、運動だと思いました。

 教育基本法が改正され、家庭教育の重要性が盛り込まれました。また知識の詰め込む教育だけではなく、道徳教育の必要性も増してきています。本事業は教育の在り方に一考を投げかけるものだと思います。

 次に議員インターンシップ最終報告会の内容を報告します。
 議員インターンシップとは、8月9月の夏休みを利用して、大学生が議員に密着して様々な角度から勉強をする制度で、これも本県では8年ぐらい続いているそうです。
 今回は市会議員8人、県会議員8人そして幸山市長の計17人が49人の学生を受け入れしました。

 私も男女ひとりづつ2名を受け持ちました。議員活動といっても特別なことをするのではなく、議会だより配布や、各種会合の傍聴等が主となります。今年は衆議院選挙があったので、各インターン生は選挙活動の経験が多かったようです。

 そして、本日報告会ではどのインターン生も、今回の経験をもとに政治や社会情勢に興味を持ったこと。新聞やニュースを気をつけてみるようになったということを報告していました。

 自分たちの学生の頃を思い出すと、毎日部活とバイトで夏休みを終えていたので、このインターン生の活動そのものはすごいことだと思います。
 そして、さらに経験を通して、自分たちがやらなければならないという使命感を持つことは素晴らしい学生だと思います。
 中には将来、政治家になりたいという発言も見られ、頼もしく思いました。
 インターン生は殆どが、県立大生で熊大、ルーテル大生が若干名です。このことからすると、県立大は、いち早く社会に目を向ける学生が増えるわけで、大学の社会貢献度の向上にもつながっていく活動ではないかと私は思いました。

 報告会の後は懇親会があり参加させてもらいましたが、報告会のときのすました態度とは打って変わって、やはり学生らしい、賑やかな交流会でした。私も楽しく参加させていただき、学生のエネルギーを少し分けてもらったかなと思っています。

SW終了

2009-09-24 08:19:26 | Weblog
9/24
 長かったSW(シルバーウィーク)が終わった。
 何となく疲労感がどっと溜まったようだ。
 19日は県民体育祭の開会式で八代へ
 20日は母校熊本高校の体育祭に丸一日出席(娘の最後の体育祭なのと、役員でもありついつい最後まで参加してしまった。)
 21日は、藤崎宮の大祭に母校「江原会」から参加
 22日は地元大鳥居地区の運動会
 23日は高森ライオンズクラブ40周年式典
 そして、いずれも毎晩懇親会があり、少しも体が休まらなかった。まあ、議員活動の一環であれば仕方がないことだとあきらめているが、やはりしんどいなー

 しかし、それぞれの場面で、政権交代の話が必ず出てくる。いろんな世代、いろんな地域の方の意見を伺うことは楽しいし、自分の仕事である。

 民主党に期待しているもの、また、やりすぎではないかという批判、政策に対する意見はさまざまである。自分はもちろんコメントもするが、基本的には聞き役に徹している。どんなことでも、市民の自由な発言があることが重要だ。それだけ政治に関心がでて来たことを意味すると思う。

 さて、今日からは県議会の代表質問、質問者がどんな質問をするか楽しみである。これから10月8日までは、しっかりと議会に集中して議論をしていきたい。その際参考になるのは、先ほど述べた市民の声である。私は市民の代弁者だから、そういう意見を大事にしながら、意見を述べたいと思っている。

わくわくの政治

2009-09-17 22:16:22 | Weblog
9/17
 昨日新閣僚が発表されたが、その後の各閣僚の挨拶が素晴らしかった。
 官僚が作った文書を読むのではなく、鳩山首相をはじめ、自分の言葉で、そしてマニュフェストに沿ってやるべきことを、全員がスパッと言い切ったことに感銘した。

 一夜あけた今日も、引き継ぎの模様等がテレビ放映されているが、次々と目が覚めるような、発言行動に心からわくわくしてくる。

 これまで、民主党は、人材不足などと揶揄されていたが、今回選出された閣僚はすごいと思うのは私だけだろうか。

 そして、各大臣いろんなパフォーマンスはあるとおもうが、今、報道を通じて見ている限り、マニュフェストに沿って一糸乱れぬ発言がされていると思う。
 ひとりぐらい、全体と異なった発言があることも、ままあると思うが、少なくとも今はない。

 やはり、選挙を通じて、各議員、思いは一つになったのだろうと思うし、総元締めの鳩山首相の力量、小沢さんの献身的な下支えがあってのことだろう。

 間違いなくこの日本は立ち直れると思う。政治の報道が毎日わくわくして受け入れられることはうれしい。

新政権誕生、松野頼久氏官房副長官に

2009-09-16 20:16:05 | Weblog
9/16
 鳩山内閣が正式に誕生した。そして、私たちがこの熊本から応援している松野頼久氏が官房副長官になった。

 父が自民党の重鎮であった頼久氏が、民主党から出馬し、最初は落選したが、今回で4期目の当選となった。

 当選回数もそうであるが、鳩山氏を側近として支えてきた氏が、重要ポストに就くことは予想していたが、テレビの向こうではあるが、目の前で実現して感無量である。

 自分も、もともと県職労の専従役員時代に、氏の最初の当選する選挙を手伝った御縁でずっと親交を重ねさせてもらっている。

 松野さんとは同じ年で、当時ちょうど厄入りの年だったが、選挙中「必ず勝って役につきましょうね」という冗談を言っていたことが、懐かしく思える。

 そして、自分もひょんなことから、政治の道を歩むことになった。もちろん松野氏がお師匠さんであり、いろいろ指南をしていただいている。

 人生には様々な出会いがあるといわれているが、松野さんは私の人生にとってかけがえのない人である。

 これから一生の付き合いになることだろう。松野氏を応援している間に、政治家になり、野党議員から与党議員になってしまった。

 もし、自伝を書くチャンスがあれば、激動の時代を生き抜いた、出会いの不思議さを記した面白いものができると思う。

 もちろん今はそんな懐古主義に浸るのではなく、この政権をしっかりしたものにすること、新しい日本の政治を私たちの身近に感じ、安心して暮らせる社会づくりをふくめ様々な課題を解決していかなければならない。

 自分に与えられた使命をしっかり認識し、松野氏を支え、そして周りのみんなと頑張っていきたい。

 今回の政権交代は、本当に自分の人生を左右する大きな出来事だとしみじみ考える。