二銭銅貨

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07国立劇場12月/新版歌祭文/文楽

2008-01-13 | 歌舞伎・文楽
07国立劇場12月/新版歌祭文/文楽

(第2部)新版歌祭文
座摩社の段
野崎村の段

緑地の、着物に赤の前掛けで、娘おみつの健気な気持。
さっぱりと、きっぱりと、
その善良な心意気が美しい。

勘十郎は手代小助で、良く動く悪智恵を、くりくりくるくる回して元気が良い。野崎村の農家の爺さんの久作は、玉也で、善人の喜怒哀楽を表現する。その娘おみつは清之助で、気風のいいお姉さんの健気で地道な気持ちを表現する。お染めの蓑二郎はかわいらしく能天気。久松は文司で、世に流される雰囲気。

最後は船頭さんが大活躍。何かにつっかえて動かない船を動かすべく、櫂でぐいぐい押すけれど、どうしても動かない。あげくに川にドボンと落ちて、ばりばり泳いで船に戻り、やっとの思いで、ようやく船が動きだす。ご苦労さまでした。船頭の蓑一郎さん。会場、大拍手でした。
07.12.15 国立劇場

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