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18国立劇場9月/夏祭浪花鑑/文楽

2018-11-17 | 歌舞伎・文楽
18国立劇場9月/夏祭浪花鑑/文楽

(第2部)
夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
 住吉鳥居前の段
 内本町道具屋の段
 道行妹背の走書
 釣船三婦内の段
 長町裏の段
 田島町団七内の段

下手から人形が出て来るとサーッと拍手が染み渡るように鳴り響く。傘を高々と掲げて徳兵衛女房お辰の登場。気持ち良く出て来て、人形の息が伝わってくる。まだ頑張ってる蓑助の人形は段違いに活がいい。綺麗だ。まだ、このレベルの人は居ないよなと思う。ちょっとの間だけの登場だったけど、今日は全然良かった。しばらく後にお辰が少しだけ出て来る場面があるが、おそらく別の人形遣いが黒子で遣っていたようだ。

玉島磯之丞は勘彌で清楚な感じ、団七女房お梶は清十郎で渋い感じ、三婦女房おつぎは勘壽できりっとした人形だった。玉男の三河屋義平次と勘十郎の団七が殺しの場面をたっぷりと見せる。玉男はいやみたっぷりな人形、勘十郎は男気がある人形で、あんまりワルな印象は残さなかった。

この玉男と勘十郎の殺しの場面も見どころだ。玉男は簡単には殺されない。

18.09.08 国立劇場

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