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愛の妙薬/Maggio Musicale Fiorentino2019

2019-08-26 | オペラ
愛の妙薬/Maggio Musicale Fiorentino2019

作曲:ドニゼッティ
指揮:Fabrizio Maria Carminati
合唱指揮:Leonardo Andreotti
バレエ監督:
演出:Pier Francesco Maestrini
衣裳:Luca Dall’Alpi
美術:Juan Guillermo Nova
照明:Bruno Ciulli
演奏:Maggio Musicale Fiorentino
合唱:Maggio Musicale Fiorentino
出演:
アディーナ:Marina Monzo
ネモリーノ:Giulio Pelligra
ベルコーレ:Biagio Pizzuti
ドゥルカマーラ:Marco Filippo Romano
ジャンネッタ:Costanza Fontana

舞台は70年代の米国中西部。66号沿いのひなびたガソリンスタンド。アディーナはそこの娘かあるいはアルバイト。ネモリーノは地元の若者。ベルコーレは陸軍下士官。下品。ドゥルカマラーは背広のいかにも詐欺師っぽいビジネスマン。お付きの黙役の1人は長身サングラスのボディガード風。ドタバタ・コメディのノリで、楽しい。特にベルコーレは大活躍で、下品な芝居でしばしば笑いを取っていた。

さまざまな色合いの衣裳、カラフルで明るい。70年代の能天気な部分を全面に出した楽しい演出だった。

アディーナとネモリーノはしっかりした声。ベルコーレは芝居のおちゃらけ度とは違って迫力のあるしっかりした声。ドゥルカマーラはだみ声で歌うのが持ち味らしく、2回ほどその声を披露していた。こちらも芝居は面白くて、芝居としてベルコーレとドゥルカマーラの2枚看板の感じ。

そんなドタバタ芝居のオペラだったけれども演奏はクリーンでクリア。美しすぎる。またフィレンツェに聴きに来よう。

19.07.25 Maggio Musicale Fiorentino


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