二銭銅貨

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夕鶴/新国立劇場10-11

2011-03-05 | オペラ
夕鶴/新国立劇場10-11

作曲:團伊玖磨、演出:栗山民也
指揮:高関健、演奏:東京交響楽団
出演:つう:腰越満美、与ひょう:小原啓楼
   運ず:谷友博、惣ど:島村武男

開幕前から雪はどんどん落ちて来て降り積もる。青と白の照明に照らされて、幾層にも重なる白い雪は、舞台の奥まで降っている。雪がつうの子供達なのか、つうが雪の子供なのか、あたかもつうが雪の精であるかのようであった。白に下が薄紫の、つうの着物が美しい。子役の少女達の声も美しい。

腰越満美はパワーは感じられなかったけれども、繊細で美しい印象だった。与ひょうの小原啓楼はしっかりとした声に聞こえた。谷友博と島村武男も十分に迫力があった。それぞれ芝居が良くて、すがすがしい感じであった。

つうが落ちるというか、空に舞いあがるクライマックスの演出が良かった。劇的でファンタジックだった。

11.02.05 新国立劇場


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