ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

ローリングストーン誌特集『失われた国・チベットの悲劇』

2007-04-21 14:30:38 | ダライラマ

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所メディア掲載情報という新しいページが出来ています。
新しい情報として、「ローリングストーン日本版第二号に、特集『失われた国・チベットの悲劇』チベットとダライ・ラマ法王に関する記事が掲載されました。」、というお知らせがあります。

このローリングストーン誌の記事は、現在のチベットの危機的な状況がよく描かれていますので、チベット問題に興味のある方は、是非、読んでみてください。

この記事を書いている人は、カーネギー中国プログラム基金の客員研究者である、
Josh Kurlantzick さんです。英文の記事は↓で読めます。
The End of Tibet by Josh Kurlantzick


"Tibetans are unique on the planet in that their national life is wholly dedicated to Buddhism," says Robert Thurman, the most famous Tibet scholar in America. By developing a worship of living things, he says, Tibetans also preserved the Earth's highest ecosystem, one that comprises biodiversity on the scale of the Amazon and serves as the source of rivers that sustain nearly half the world's population. "This is some of the most important environment in the world," Thurman says, "so fragile that, once it's gone, it can never come back."

「チベットは、国民の生活がすべて仏教に捧げられている地球上でユニークな国である」と、アメリカにおける最も有名なチベットの学者であるロバート・サーマンは言う。チベットはまた、生きている事物の崇拝を発達させることによって、地球上で最も高い生態系を保存している。それは、アマゾンの広さに及ぶ生物の多様性を形成しており、地球の半分近い人間を支える水の供給源の役割を果たしている、とサーマンは言う。「これは、世界で最も重要な環境であり、非常にこわれやすいので、いったん失われたら、もう元にもどすことはできない。」

というような、チベットが果たす、地球の環境面での重要さを指摘している、サーマンの言葉も紹介されています。

この記事の中で、興味深かったのは、ダラムサラに住むチベット人の若い人の間に広がる、ダライラマ法王の非暴力主義に対する批判です。非暴力で、果たして、チベット人の言い分が実現できるのか、このままでは、いずれ、チベットの中のチベット文化は滅びてしまうのではないか、という焦燥感が、よく伝わってきます。そこには、中国の巧妙な、戦略もある、と記者は書いています。

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