え~
念のために言っておくが(←偉そう)
私はコーヒーのドリップについては
一応駆け出しのプロ程度の技術はある
20代のころ、コーヒーとカレーが美味しいあるカフェ・レストランで
ネルドリップの修業をしたことがあるからである
当然上手く淹れられたか否かの味や香りの評価
豆が新しいかとか
わからなければカウンター業務は任せてもらえない
基本の基本はすべてそこで学んだ
そこのマスターもママさんも吉祥寺の老舗のカフェを経営していたが
そこはスタッフに任せて
山手線の内側で新たにカフェ・レストランをオープンした
その二人と知り合いだったのでバイトに来ないかとお誘いがあり
憧れの“カフェの女給”になることが出来た
今から20年ぐらい前の話だ
問題は
私がコーヒーがからっきし苦手であるという
コーヒーの美味い店に勤めるには大変不利な条件…
言っちゃナンだが「アホ」である
しかし、人間その気になればなんでもできるもんで
一生使わないと思っていたネルのドリッパーを持たされて
最初は「味もない…香りもない」とマスターから笑われた私が
1ヶ月の見習い期間を過ぎた頃には
マスターから「客に出せる」許可を頂き
毎回スプーン1杯の味見で
美味いかまずいかの判断が出来るようになってしまった
豆はコクテル堂の豆である
上手く淹れたら不味くなるわけがない
ハウスブレンドはキリマンジャロとマンデリンベースの
濃厚なフレンチ
それを毎日朝一で10~20杯立ての大きなネルのドリッパーで1000~2000ml一気に淹れる
失敗したら1リットルのコーヒーがパー
しかもマスターとママさんの味と揃えなければならない
コーヒーの苦手な私は同じ淹れ方でも
なぜかすこしマイルドに仕上がってしまう
意識的に蒸らしを長め
湯の落とし方をじっくり
と
注意が要る
パンチの効いた苦めのストロングが売りなので
ここははずせない、が
気を抜くとマイルドになる
不味くはない
しかし、店の味ではない
ここを調整するのに結構気を遣った
しかし、オールド・ビーンズは
ストロングなわりにはあまり胃には負担が無く
たまにはカップの半分くらいは飲んでも良いかな
という気になったので
コクテル堂の豆はそのころの私には
その程度でも“最も飲める豆”ではあった
そして私は仕事上の行きがかりで
「美味しいコーヒーと不味いコーヒー」
の区別がつくようになってしまったのである
コーヒー飲めないのに…
そうしてずいぶん後に
運命は私を日本におけるコーヒー発祥の地神戸へと
連れて行くのである…
(またしても…つづく~?!)
念のために言っておくが(←偉そう)
私はコーヒーのドリップについては
一応駆け出しのプロ程度の技術はある
20代のころ、コーヒーとカレーが美味しいあるカフェ・レストランで
ネルドリップの修業をしたことがあるからである
当然上手く淹れられたか否かの味や香りの評価
豆が新しいかとか
わからなければカウンター業務は任せてもらえない
基本の基本はすべてそこで学んだ
そこのマスターもママさんも吉祥寺の老舗のカフェを経営していたが
そこはスタッフに任せて
山手線の内側で新たにカフェ・レストランをオープンした
その二人と知り合いだったのでバイトに来ないかとお誘いがあり
憧れの“カフェの女給”になることが出来た
今から20年ぐらい前の話だ
問題は
私がコーヒーがからっきし苦手であるという
コーヒーの美味い店に勤めるには大変不利な条件…
言っちゃナンだが「アホ」である
しかし、人間その気になればなんでもできるもんで
一生使わないと思っていたネルのドリッパーを持たされて
最初は「味もない…香りもない」とマスターから笑われた私が
1ヶ月の見習い期間を過ぎた頃には
マスターから「客に出せる」許可を頂き
毎回スプーン1杯の味見で
美味いかまずいかの判断が出来るようになってしまった
豆はコクテル堂の豆である
上手く淹れたら不味くなるわけがない
ハウスブレンドはキリマンジャロとマンデリンベースの
濃厚なフレンチ
それを毎日朝一で10~20杯立ての大きなネルのドリッパーで1000~2000ml一気に淹れる
失敗したら1リットルのコーヒーがパー
しかもマスターとママさんの味と揃えなければならない
コーヒーの苦手な私は同じ淹れ方でも
なぜかすこしマイルドに仕上がってしまう
意識的に蒸らしを長め
湯の落とし方をじっくり
と
注意が要る
パンチの効いた苦めのストロングが売りなので
ここははずせない、が
気を抜くとマイルドになる
不味くはない
しかし、店の味ではない
ここを調整するのに結構気を遣った
しかし、オールド・ビーンズは
ストロングなわりにはあまり胃には負担が無く
たまにはカップの半分くらいは飲んでも良いかな
という気になったので
コクテル堂の豆はそのころの私には
その程度でも“最も飲める豆”ではあった
そして私は仕事上の行きがかりで
「美味しいコーヒーと不味いコーヒー」
の区別がつくようになってしまったのである
コーヒー飲めないのに…
そうしてずいぶん後に
運命は私を日本におけるコーヒー発祥の地神戸へと
連れて行くのである…
(またしても…つづく~?!)