猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

新潟日報文化賞受賞

2023-11-20 15:12:22 | 猿八

 佐渡の文弥人形を継承しながら古浄瑠璃を復活上演し国内外にその魅力を発信し続けていることが評価され、11月1日に猿八座は新潟日報文化賞(芸術部門)を受賞しました。旗揚げ以来28年、各地で公演を企画してくださった皆様、ご覧いただいたお客様、ご支援いただいた皆様方にに厚く御礼申し上げます。柏崎と村上での「弘知法印御伝記」公演が終わり、今年の猿八座の公演は12月10日阿賀野市水原公民館での「信太妻」を残すのみです。ただしこちらは既に満席となり、予約は締め切ったので詳細はお知らせしません。来年の公演をご期待ください。

      

              猿八から観た「城が尾(じょうがお)」の紅葉

 


萩の花

2013-09-13 15:53:50 | 猿八

豊田市での三日間の公演が終わりました。豊田市文化財団、藤岡地区、高橋地区の皆様、琉球カフェ「てぃーだかんかん」の板倉様、お芝居を御覧頂いた皆様に心より感謝申し上げます。今回も写真を一枚も撮りませんでした。渡部八太夫さんのブログでご覧下さい。

http://satuma-sekkyo.blog.ocn.ne.jp/wakablog/

偶々観た朝の連続ドラマ「あまちゃん」に泣かされました。2年半前、稽古場のラジオから流れて来る報道に戦慄した日々、公演をキャンセルした太夫の代わりに最後の頼みと薩摩若太夫(渡部八太夫)に電話したことなどが一度に脳裏に浮かびました。

多摩説経節「薩摩若太夫」の名跡を今年7月一杯で返上した渡部八太夫さんは震災以来、座付き太夫として猿八座の全公演の語りを務めています。地方の芸能として「多摩」「佐渡」の地名を冠する方がお客様への通りは良いのでしょうが、「猿八座」は地方に受け継がれた伝統を受け継ぎつつ、活きた芸能としての発展を模索する試みを続けるために「人形浄瑠璃・猿八座」の名で今後も活動を続けます。

10年ほど前に家の前の県道を拡幅した時、斜面の土留めにニセアカシアに似た種が播かれ、在来の植物を圧倒する勢いでしたが、自生したヤマハギも大きく育ってくれました。

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土人形

2010-10-21 23:59:52 | 猿八

                                    Tuti

 猿八の空気は大変美味いのですが、霞を食って生きてはいけません。土人形作りをなりわいにしています。江戸時代末期から昭和初期まで作られた佐渡の八幡人形を真似て、佐渡に移住してすぐに作り始めましたが、30年でまだ写真の6種類しか型が出来ません。

 越後猿八座を旗揚げして2年、殆ど製作を休んでいますが、東京公演が終わったら再開しようと思います。ご注文いただいた皆様、もうしばらくお待ち下さい。


ウドの大木

2010-07-21 17:28:20 | 猿八

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春に採り忘れた裏庭の独活(ウド)が高さ3m程の「大木」になりました。ウドは解熱などの薬効もあり、食べて美味いもの。元来、用材になる積もりが無いウドにとっては迷惑な喩えではあります。来春には大きな芽を一つだけいただきましょう。 

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7月11日、ビュー福島潟での公演には、定員の100名を超えるお客様に御出でいただきました。厚くお礼申し上げます。梅雨が明けて合歓(ネム)の樹が花盛り。繁殖力が強く成長も早い樹で、いつの間にかあちこちに枝を広げ、桃色の花の帯を見せてくれます。


ムジナ?タヌキ?

2010-06-09 00:35:02 | 猿八

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佐渡ではタヌキをムジナと呼びます。近くの田で真昼間、‘ムジナ’がオタマジャクシを獲っていました。農家は稲が倒されると嫌いますが、この‘ムジナ’は行儀が良いのか、小1時間田をこね回していましたが、悪さはしなかったようです。それより心配なのは稲の成長、ようやく初夏の陽気になりましたが、6月上旬でこの草丈、なんとか遅れを取り戻して欲しいものです。

長岡歴史博物館での文弥人形(真明座)公演も無事終わり、次の公演は7月11日、新潟市北区の「ビュー福島潟」で越後猿八座による「弘知法印御伝記」、今年二度目の全六段通し上演です。