猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

越敷神社共同舞台

2018-08-23 11:00:26 | 公演

 今年で5年目となる能・人形・サックスと光の共演「越敷神社共同舞台」は80名のお客様にご覧いただきました。俊寛の絶望と流刑の地佐渡で「あら面白や佐渡の海、満目青山、なおおのずから、その名を問えば佐渡という、金の島こそ妙なりや、金の島ぞ妙なる」と謡う世阿弥、二人の流人(流刑の島)の対象を描くことが出来たかと思います。この企画は今回で一区切りとし、更に展開出来ればと考えております。スタッフ、出演者、観客の皆様に厚く御礼申し上げます。

   

        流刑の赦免に漏れ、独り鬼界が島に残される俊寛は出航する舟の纜(ともづな)に取り付く。

   

        佐渡の十社に詣でた世阿弥は九社の一つ越敷神社の祭神・埴安姫とも交歓したことでしょう。