猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

2018年2月新発田公演

2017-11-26 21:58:36 | 公演

 猿八座は新潟県内各地での公演が多いのですが、稽古場がある新発田市にも鑑賞団体「人形浄瑠璃を楽しむ会」が出来て、来年2月25日(日)に『信太妻』と『貉』を上演します。会場は新発田市の中心部、立派なお寺が軒を連ねる寺町の三光寺です。ご来臨をお待ちしております。            

                

 

 

 

 

 

 


2018年新春公演案内

2017-11-26 18:26:12 | 公演

新潟大学人文学部附置地域文化連携センター presents

『人文カフェ』そして猿八座・新潟新春公演のご案内

2017年度の「人文カフェ」のテーマは「今、子どもを考える」

新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で開催される「人文カフェ」、2017年度は「哲学対話」や人形浄瑠璃「猿八座」を迎えての豪華なラインナップ、参加無料、要予約です。皆さま、お誘いあわせの上、下記のメールアドレスへお申し込み下さい。

 なお、全5回のうち第1回から第3回までは既に終了しました。猿八座が出演する第4回、第5回をご案内します。

 

回:2018年1月6日(土) 「講義室A」にて「哲学対話」と人形浄瑠璃「猿八座」公演:募集100名

    14:00~17:45「哲学対話」 白井述(人文学部准教授)「子どもとヴァーチャル・リアリティ」

                   土屋洋介「子どもの感覚能力と心の発達」

                   阿部ふく子(人文学部准教授)「子どもの感覚と大人の感覚」

                   西橋健(「猿八座」座長)「子どもの立ち居・振る舞いと佇まい」

    18:00~19:40  人形浄瑠璃「猿八座」新春公演 ①「信太妻」と ②「源氏烏帽子折」初段、竹馬の場

回:2018年1月7日(日)――「講義室A」募集100名

    13:00~13:50    平家琵琶:鈴木孝庸(新潟大学名誉教授)「宇治川」

    14:00~15:40    「猿八座」 新春公演 「信太妻」 「源氏烏帽子折」

参加予約は、ningengaku.niigatauniv@gmail.com へ、お名前と参加希望日、参加人数を明記の上、メールでお願いします。

 

                                      

 


ウクライナ公演Web記事

2017-11-25 14:39:46 | 公演

 ウクライナ公演のWe記事情報が次々と届いていますので、URLをまとめてお知らせします。

リヴィウのニュースサイト(リヴィウスキー) https://lvivski.in.ua/news/u-lvovi-vperse-prezentuvali-aponsku-vistavu-lalok-foto

リヴィウのポータルサイト(ポータル・リヴィウ)

http://portal.lviv.ua/news/2017/11/09/yaponskiy-teatr-prezentuvav-lyalkovu-vistavu-u-lvovi

ドニプロのポータルサイト(Gorod) https://gorod.dp.ua/news/138634

ドニプロ市役所のHP

https://dniprorada.gov.ua/uk/articles/item/22478/u-dnipri-pokazali-vistavu-lisicya-z-lisu-shinoda-tradicijnogo-yaponskogo-lyalkovogo-teatru

 ドニプロ市のサイト http://gorod.dp.ua/news/138634

 通信社 https://www.ukrinform.ua/rubric-culture/2342988-u-dnipri-vistavou-lisica-z-lisu-sinoda-zaversilisa-dni-aponii.html

 ドニプロ市立テレビ放送局「9チャンネル」

http://9-channel.com/zaklyuchna-podiya-yaponskoyi-oseni-v-ukrayini-u-dnipri-pokazali-vistavu-lisitsya-z-lisu-shinoda-000140301.html

 ドニプロ州立テレビ放送局 「11チャンネル」

https://www.11tv.dp.ua/news/dp/2017/11/13/28474.html


キエフ地元紙「デーニ」   https://day.kyiv.ua/ru/article/kultura/ne-zabluditsya-v-lesu-shinoda

 

主にグーグル翻訳サイトを使った日本語訳
「信太の森で迷子にならないで... 」  ―キエフで、日本の劇場 「猿八座」ー  
           2017年11月24日 キエフ地方紙「デーニ」  エレナ・ヴァルバリッチ 
 (ウクライナ)国内の観客にとって、日本の劇場は映画よりもエキゾチックなものに見えました。 そして、大人のための洗練された比喩的な芸術として生まれ、形成された人形劇はどうですか? 結局のところ、それは独自の言語、ユニークなイメージとオリジナル、日本の劇場、スタイル論に内在しています。 そのような芸術は真の劇場のグルメに利用可能であると信じられている。 しかし、私たちの首都には多くのものがありました。
「ウクライナにおける日本年」の一環として、「猿八座」がキエフアカデミック人形劇場のステージで伝統的な「信太妻」を上演しました。
かつて夫に救われた女性 - キツネについての神話的な話が、このアクションの中心です。 ヒロインは母親と妻になりますが、ある日、彼女の子供は彼女の真の姿‐キツネを見ました。 女性は森に戻って人々の世界を離れるために自分自身を罰することに決めました。
 絶望の中で、夫は妻 - フォックスを探しに行き、自殺しようとする。 しかし、彼が彼女に会うとき、彼女は変身する:キツネは再び人間になる。 さらに、彼女は形見に、将来的に人生の秘密の一部を解明する助けとなるものを贈ります。
「信太妻」では三弦の楽器による演奏と唱歌に伴い人形が遣われています。 同時に、前の段階で演奏したり読んだりする俳優は、あたかも文字を「声」にしているかのように、その声を模倣します。 このスタイルは、「猿八座」が16ー17世紀に生まれた古い伝統的な日本の人形劇を代表するものであることを証明しています。 日本とユネスコの無形文化遺産とみなされています。
 人間の3分の1の大きさの人形一体を一人の遣い手が操ります。そして、人形を復活させるプロセスは、その構造によって決まる独自のルールを持っています。したがって、頭と肢を制御する技術は明確であり、ぶれることが無い。
 それぞれの人形は神聖な内容を持ち、象徴的であり、日本文化のある特徴(服装、動きの仕方、対話の構築)を特徴づける。しかし、象徴主義と儀式にもかかわらず、この神秘的な物語の登場人物は、雄弁で、感動的で感情的です。たとえば、主人公の顔は、頭の動きからのみ感情が変化するように作られています。頭を下に下げる - 彼女は泣く、持ち上げる - 笑顔になる。 すべての人形は生きている、速く動いて、自分の気分を持っている。 これはまた、風景の動きといくつかの視覚技術によって促進される。 彼は大人の立場にもかかわらず、「信太妻」のおとぎ話を強調している。 これらの1つは、人形の置き換えです。主人公はキツネに変わり、キツネの頭を付け、動物の人形に置き換えます。「猿八座」の表現は、文楽の様式で歌舞伎の要素を辿ることが出来ます。また、この伝統的な日本の人形劇は明らかに、映画など、他の芸術にも大きな影響を与えています。これの顕著な例は、北野武の「Dolls(ドールズ)」です。彼の映画では、監督は、文楽の一部が示されているプロローグを使用しています。人形の動かし方は、信田の森で迷子にならないほど難しく、洗練された、予測不可能で、複雑なものです。
エレナ・ヴァルバリッチ(演劇科学者)       

        

                                     キエフ アカデミー人形劇場


新潟放送65周年特別番組

2017-11-21 09:03:30 | 日記

 11月26日(日)13時~14時54分、BS・TBSで「ドナルド・キーン95歳 心の旅」が放映されます。今年6月の「弘知法印御伝記」ロンドン公演の一部も映っています。ご覧ください。なお、ロンドン公演開催記念の新潟公演(12月3日)チケットは完売となりました。

        


ウクライナ公演終了

2017-11-20 18:14:37 | 公演

 

 

 ウクライナ三都市での公演は何処も満席で補助席、立ち見も出て、起立の拍手喝采をいただきました。リヴィウ州、日本大使館、ドニプロ市の関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。各会場とも程良い大きさの人形劇専門の劇場で、専属の道具方、照明係の助けを借りて最高の舞台が出来ました。日本でも滅多にいただかない盛り上がる場面での拍手をいただき驚きました。海外公演では内容を理解するために、浄瑠璃を訳した字幕を出すこともありますが、舞台に視線を集中出来ない欠点もあります。今回、字幕は無く、少なくとも簡単なあらすじの『信太妻』には字幕は不要と確信しました。 

          

                    11月8日 リヴィウ州立人形劇場 210席 満席  

            

          

            キエフ公演開幕前に角茂樹大使より挨拶をいただく。左は通訳する大使館職員キリル氏    

          

     11月10日 キエフ人形劇場 終演後に猿八座員と交流する350名の観客。300の客席に補助席、立ち見を加えた

11月12日 ドニプロ 174席に補助席、立ち見を加え200名が観劇。右は全行程に同行いただいた大使館職員、星野裕一氏

 

人形芝居の入場料は400円、1000円もあればレストランで飲み物付きの食事が出来て、しかも大変美味。有機質豊富な黒土で育つ農産物が豊かな国です。切符が売り切れ、今回ご覧いただけなかった皆様のためにも、是非再訪したい国です。