「阿弥陀胸割」新潟県民会館公演は、2日間とも満席、無事終了しました。御覧頂いた皆様方と新潟大学人文学部地域文化連携センターの皆様に厚くお礼申し上げます。
稽古場の外は雪。↑ 天寿、ていれい姉弟↓ 2月11日 佐藤政司氏 撮影
数々の財宝を持ち、老いることも出来ない長者夫婦は退屈しのぎに悪行を働き、釈迦に成敗される。両親と財宝を失った姉弟は乞食となり流浪するが、両親を供養する為、命と引き換えに阿弥陀堂を建てて貰う。姉・天寿は大萬長者の息子の難病を治す為に、生き肝を取られるが、阿弥陀が身替りとなって救われる。
今から400年前、仏教布教の為に作られた荒唐無稽な話しといってしまえばそれまでですが、延命治療、難病治療(臓器移植、iPS細胞)が話題になる昨今、生老病死ー「四苦」を如何に受け容れるか、上演する度に考えさせられます。観劇なさった皆様はどのように御覧になったのでしょう。