猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

高田公演終了

2018-04-26 16:00:20 | 公演

 上越市、高田世界館での「山椒太夫」六段通し公演が終わりました。実行委員会の代表、川村知行先生は仏教美術が御専門で「弘知法印御伝記」以来、企画、監修でお世話になっています。世界館での公演は2012年に「阿弥陀胸割」、2014年は「山椒太夫」三段組みを、翌年から3年連続で六段通し公演を続けることが出来ました。この芝居は人形と道具類が多く、座員以外の人手が必要です。実行委員の皆様には舞台転換だけでなく、遣い手としてもご登場願いましたが、「直井の浦」ゆかりの上越市の皆様の熱意があればこそ出来た企画でした。5年目の今年で通し公演は一応終了しますが、今後も短縮版や他の演目を上越市で上演させていただけるよう願っております。高田世界館も5,6年の間に日本最古の映画館の風合いを保ったまま改修が進み、上映も軌道に乗ったようでお慶び申し上げます。ご覧いただいたお客様、ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。    

        

          大道具の一つ 四天王寺の百人(は居ませんが)の稚児若衆  四段目「厨子王出世の段」

 

 


佐渡・大慶寺公演

2018-04-17 17:50:19 | 公演

 4月15日、肌寒いとはいえ桜が満開の大慶寺本堂で「平家女護島」二段目を上演しました。平家打倒を企て鬼界が島に流された流人3人に待ち侘びた赦免が下されますが、丹波少将と夫婦の契りを交わした島の海女・千鳥を帰還の船に乗せようと、俊寛は上使を斬り、新たな罪を負って一人島に残ります。島内の座でも度々上演される演目ですが、能登守教経の計らいで2人の赦免に俊寛を加える前場も上演した為か、表現が細やかで解り易かったと好評をいただきました。

               


5月欧州公演

2018-04-12 21:05:39 | 日記

  一昨年のパリ、昨年のウクライナに続いて今年も「国際交流基金」の助成を得て、海外で公演します。

               

 5月14日~20日、 パリの南約80km、La Neuville-sur-Essonneという町にある「真夜中劇団」(Théâtre des Minuits)のお招きで、学校や劇団の劇場で「信太妻」を主に公演します。その後ポーランドの南部、ビエルスコビヤワ (BIELSKO BIAŁA)で開催される「第28回国際人形劇芸術祭」に参加して24日に「源氏烏帽子折」を上演します。

                                        


「山椒太夫」最後の通し公演

2018-04-02 16:29:48 | 公演

「山椒太夫」ゆかりの直井の浦(直江津港)を控える上越市の皆様が5年前から実行委員会を立ち上げ、高田世界館で毎年上演してきた「山椒太夫」、通し公演は今年が最後となります。お見逃しなきよう、ご来場をお待ちしております。