猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

除雪車出動

2009-12-20 23:46:08 | 猿八

新潟と新発田での「中年楽団」のコンサートで人形を遣わせていただきました。リーダーの大須賀ひできさんは今年からデュークエイセスのトップテナーとしても活躍中。ギターとビブラフォンの玉木孝治さん、ピアノのシモシュさんとのトリオの演奏は12日のライブハウスは勿論、13日、お寺の本堂に集まったお客さんをも熱くしたのですが、皆さんが帰京した14日から雪が舞い始め、テレビ番組の収録があった16日から新潟市内も雪の毎日。猿八にも17日から毎日除雪車が出動。おまけに18日は殆どまる1日停電、市役所から救援のストーブと水が届きました。

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猿八という地名について

2009-12-08 13:49:01 | 猿八

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猿八からのぞむ大佐渡の山並み。昨日は猿八でも雪が舞い、最高峰、金北山(1,172m)はこの冬二度目の雪化粧、三度白くなると平場も雪になるといわれています。

猿八の地名の由来については諸説ありますが、最有力は猿八小丹生(おにゅう)の説。今は亡き松田寿男先生が唱えた鉱物史学の研究で、猿八は鉱物を採取した古代から江戸初期の開拓までの間、長い無住の時期があり、朱(丹)の産地を意味する袁入(おにゅう=小丹生)に、いつしか猿八の字が充てられたというもの。朱は水銀を含む鉱物で、猿八で採取した試料には、産地の基準を満たす水銀が含まれているそうです。由来はともかく、猿楽猿若など、芸能に関わるに、末広がりのがついた地名は伝統芸能の一座の名にもぴったりではないでしょうか。


猿八座とは

2009-12-07 23:28:02 | 猿八

1995年に佐渡の猿八で旗揚げした人形芝居の一座です。江戸時代から佐渡に伝わる文弥人形の継承とともに、伝統を現代に活かす試みを続けています。2008年に新潟市の越後角太夫さんを中心に「越後猿八座」が結成され、現在、越後の地を主に活動しています。「越後猿八座」の詳細は角太夫さんのブログをご覧下さい。http://echigo-kakutayu.blog.so-net.ne.jp/