猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

新春公演は角田山妙光寺

2009-12-31 16:43:26 | 出演予定

 いったん解けて現れた地面が大晦日の雪で再び白く覆われました。私にとって今年最大の出来事は何といっても人形浄瑠璃「越後猿八座」の旗揚げ。柏崎、新潟、上越の四か所で「弘知法印御伝記」を復活上演しました。来年1月は16日に稽古始め、24日に角太夫さんのお膝元、新潟市西蒲区の妙光寺で初公演です。

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   会場となる妙光寺本堂。木造ですが天井が高く、ゴシック様式の教会の雰囲気です。

日時: 2010年 1月24日(日) 13:00開演 (終演予定16:10 途中休憩20分)

参加費: 2,000円 (事前にチケットをお求め下さい)

主催: まきおやこ劇場    協力: 角田山妙光寺

新潟市地域活動費補助金事業

チケット購入等お問い合わせ: まきおやこ劇場(電話0256-73-3682) 角田山妙光寺(電話0256-77-2025)          子ども劇場おやこ劇場新潟県センター(電話025-264-7060)

 九月に得生院(新潟市東区)の本堂をお借りして上演しましたが、劇場とは異なるお寺の雰囲気が素晴らしい舞台効果を生み出しました。説経浄瑠璃はやはりお寺に似合います。  それでは、皆様良いお年をお迎え下さい。


除雪車出動

2009-12-20 23:46:08 | 猿八

新潟と新発田での「中年楽団」のコンサートで人形を遣わせていただきました。リーダーの大須賀ひできさんは今年からデュークエイセスのトップテナーとしても活躍中。ギターとビブラフォンの玉木孝治さん、ピアノのシモシュさんとのトリオの演奏は12日のライブハウスは勿論、13日、お寺の本堂に集まったお客さんをも熱くしたのですが、皆さんが帰京した14日から雪が舞い始め、テレビ番組の収録があった16日から新潟市内も雪の毎日。猿八にも17日から毎日除雪車が出動。おまけに18日は殆どまる1日停電、市役所から救援のストーブと水が届きました。

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2010年元旦、TV放映

2009-12-20 22:05:31 | 出演予定

新潟地域だけですが、2010年元旦の昼、NST(新潟総合テレビ)の番組「Dreaming 夢に向かって」で越後猿八座が紹介されます。85分の番組の中で約15分間です。是非ご覧下さい。

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        12月16日、NSTスタジオで  撮影:座員で元NST社員の若松仙八さん


猿八という地名について

2009-12-08 13:49:01 | 猿八

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猿八からのぞむ大佐渡の山並み。昨日は猿八でも雪が舞い、最高峰、金北山(1,172m)はこの冬二度目の雪化粧、三度白くなると平場も雪になるといわれています。

猿八の地名の由来については諸説ありますが、最有力は猿八小丹生(おにゅう)の説。今は亡き松田寿男先生が唱えた鉱物史学の研究で、猿八は鉱物を採取した古代から江戸初期の開拓までの間、長い無住の時期があり、朱(丹)の産地を意味する袁入(おにゅう=小丹生)に、いつしか猿八の字が充てられたというもの。朱は水銀を含む鉱物で、猿八で採取した試料には、産地の基準を満たす水銀が含まれているそうです。由来はともかく、猿楽猿若など、芸能に関わるに、末広がりのがついた地名は伝統芸能の一座の名にもぴったりではないでしょうか。


猿八座とは

2009-12-07 23:28:02 | 猿八

1995年に佐渡の猿八で旗揚げした人形芝居の一座です。江戸時代から佐渡に伝わる文弥人形の継承とともに、伝統を現代に活かす試みを続けています。2008年に新潟市の越後角太夫さんを中心に「越後猿八座」が結成され、現在、越後の地を主に活動しています。「越後猿八座」の詳細は角太夫さんのブログをご覧下さい。http://echigo-kakutayu.blog.so-net.ne.jp/