「マネーボール」(マイケル・ルイス著。ランダムハウス講談社刊)は、野球好きにはゼヒ読んで欲しい。
「目から鱗が落ちる」という表現は、この本を読んだ後にぴったりだ。
内容は、貧乏球団アスレチックスがいかにして4年連続プレーオフに出場したかを、ビリー・ビーンGMの手腕を通して描いている。
ビーンは元ドラフト1位選手(高卒野手。確かメッツ)で、マイナー時代にはあのレニー・ダイクストラと同室だった過去を持つ。荒削りだが肉体的にはストロベリーと同様の素質を持った選手と見込まれていた。しかし、短気な性格とストライクゾーンの見極めができず、大した成績を残せず引退した。
引退後はアスレチックスのスカウト(日本でいうスコアラー)から、GMに上り詰めた。GMとしての基本姿勢は「第2のビリー・ビーンを獲るな」。つまり荒削りな原石を見つけ出そうとせずに、最初からコントロールが良い投手(スピードは必要ない)や選球眼の良い選手(長打力は必要ない)をドラフト指名するというもの。日本のスカウティングとは逆に「長打力(パワー)はプロ入り後から養えるが、選球眼や投球術は天性のモノ」と考える。
南海さん。まあとにかく、ご一読ください。
「目から鱗が落ちる」という表現は、この本を読んだ後にぴったりだ。
内容は、貧乏球団アスレチックスがいかにして4年連続プレーオフに出場したかを、ビリー・ビーンGMの手腕を通して描いている。
ビーンは元ドラフト1位選手(高卒野手。確かメッツ)で、マイナー時代にはあのレニー・ダイクストラと同室だった過去を持つ。荒削りだが肉体的にはストロベリーと同様の素質を持った選手と見込まれていた。しかし、短気な性格とストライクゾーンの見極めができず、大した成績を残せず引退した。
引退後はアスレチックスのスカウト(日本でいうスコアラー)から、GMに上り詰めた。GMとしての基本姿勢は「第2のビリー・ビーンを獲るな」。つまり荒削りな原石を見つけ出そうとせずに、最初からコントロールが良い投手(スピードは必要ない)や選球眼の良い選手(長打力は必要ない)をドラフト指名するというもの。日本のスカウティングとは逆に「長打力(パワー)はプロ入り後から養えるが、選球眼や投球術は天性のモノ」と考える。
南海さん。まあとにかく、ご一読ください。